100兆ドル札手に入れた!(ただしジンバブエドル)
たまにはアナログなもの(?)でも買ってみようかと、何を思ったか100兆ドル札買ってみました。
ただしドルはドルでもジンバブエドル。2009年1月に発行された、デノミ(2009年2月)前の旧紙幣です。
ジンバブエドルといえば、第1次大戦後のドイツのインフレを越えたハイパーインフレにより、文字通り紙幣が紙くずと化したことで有名な通貨。
インフレ率が年換算で公式でも2億3100万%、非公式にはなんと897垓%だの6.5×10108%だのといわれてるので、紙幣が紙くずと化したというより紙くずとして扱ったほうがまだ高価になってしまったといわれるほどのハイパーインフレっぷりだったそうで。
実際、この100兆ジンバブエドルも最安時で約20円の価値しかなかったとかどうとか。
しかしハイパーインフレで有名になったおかげで、これがいまや2000円ほどで売られているという、なんとも皮肉な現実です。
とまあ桁だけは大きな紙幣、とくとご覧ください。
なにせ0が14個もある紙幣、そうはお目にかかれません。
これを持てば100兆ドルの男(ただしジンバブエドル)。100万ドルの夜景どころではありません。むなしいほどの優越感が得られることうけあい。
大きさはiPhone 5/5s/5cより一回り大きい程度。
裏はこんな感じ。
ロビ君にも持たせてみました。
100兆ドルなロボット(ただしジンバブエドル) ロビ君です。
それにしても、この謎のマークは一体なんなのか?
てっきりジンバブエの国土の形かと思いきや、地図で見る限りはこんな形してません。
インフレっぷりを聞くとかなり経済的に崩壊した国なのかと思いきや、意外と(??)発展している国のようです。
アフリカ諸国との格の違いを見せつけられたジンバブエの現状 - GIGAZINE
史上最大のインフレが起こったときの同じ時代を生きた証として。
または飲み会で笑いを取るための一発芸的なアイテムとして。
100兆ドル
いかがでしょうか?
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コメント
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>>それにしても、この謎のマークは一体なんなのか?
おそらく、国旗にも描かれている、ソープストーン彫刻の鳥ではないかと
http://en.wikipedia.org/wiki/Zimbabwe_Bird
wikiによると「この鳥はジンバブエ中央部に位置するグレート・ジンバブエ遺跡(ユネスコ世界遺産にも登録されている)で発掘された彫像(「チャプング」という)を表しており、国家の統合と栄光のシンボルである。」だそうです
確か、IMFが債務返済についてまともな説明のないことにブチ切れて、通貨発行権を返上するよう勧告したんでしたか
日本円のような、ハードカレンシーでは到底考えられない事態ですが、単位として厘が存在していた頃からすると、実は日本もものすごいインフレを経験してきているんですよね
投稿: マジック144点灯 | 2014年8月12日 (火) 06時13分
こんにちは、マジック144点灯さん。
彫刻なんですね、あれ。国を象徴するものではあるんですか。ただ正直整形に失敗した焼き物のようで、あまり分かりやすいとは言い難いものですね。
日本でも戦後強烈なインフレがあって、とうとう1円が最小通貨になってしまった歴史はありますが、さすがに数兆倍というインフレは起こりませんでした。あの混乱期を思えば、これでもコントロールできた方なんでしょうね。
投稿: arkouji | 2014年8月12日 (火) 07時26分
今はさらに上がって100兆ドル札が2万ですね
投稿: | 2022年4月27日 (水) 04時21分
> ??さん
えっ、もうそんなに高いのですか?メルカリで売ろうかな……というのは冗談ですが。
せめて当時にそれくらいの価値になってくれていれば、救われたのでしょうが。といっても、100兆で2万ですが。
投稿: ディープタイピング | 2022年4月27日 (水) 10時48分