Raspberry Piを無線LAN接続できるようにしてみた
最近思うところがあって(何度目?)、Raspberry Piに無線LANアダプタをつけて接続させてみました。
使ったのはBuffalo製超小型無線LAN子機”WLI-UC-GNM”というアダプタ。
挿すだけでドライバ不要、すぐに認識してくれます。
ただ認識は簡単ですが、無線LANルーターへの接続は少々手間が必要です。
参考にしたのは以下のサイト。
コチョナナバ: Raspberry Piを無線LAN対応させてみた
ただし上のサイトは”WPA”なルーターにつなぐための設定のようで、うちにあるWPA2対応機種では少々書き換えが必要です。
まず、無線LANアダプターが認識されてるかどうかを確認します。
sudo lsusb
一覧で”BUFFALO INC. ~”のようなのが出てくればOKです。
ifconfig
と打ち込んで”wlan0”がある事も確認します。
認識されてることが確認できたら、いよいよ無線LANルーターへの接続設定です。
まず、無線LANの”SSID”と”パスフレーズ”をあらかじめ調べておきます。
これを”/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf”に記述するんですが、万一に備えてパスコードを暗号化して書き込みます。
やり方は
sudo wpa_passphrase (ここにSSID) (ここにパスフレーズ) >> /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
と打ち込みます。
sudo vi /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
とエディタでこの設定ファイルを開くと、
network={ ssid="(無線LANルーターのSSID)" #psk="(パスコード)" psk=8851426345・・・・・179358da6808e1 }
のようなのが出来てるはずです。
これを以下のように書き換えます。
network={
proto=WPA2 key_mgmt=WPA-PSK pairwise=CCMP TKIP group=CCMP TKIP priority=2 ssid="(無線LANルーターのSSID)" psk=8851426345・・・・・179358da6808e1 }
コメントアウトされたパスコードの行(#psk=~)あっても問題ありませんが、セキュリティ上は消しておいた方がいいでしょうね。
我が家の無線LANルーターは以上のような設定でうまくいきました。
wlan0が上の設定で接続できるように、/etc/network/interfacesのwlan0の設定部分を以下のように書き換えます。
auto wlan0
allow-hotplug wlan0
#iface wlan0 inet manual
#wpa-roam /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
iface wlan0 inet dhcp
wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
iface default inet dhcp
ここで注意するべきことは”iface wlan0 inet dhcp”の後に”wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf”と書くことです。
これが逆だとネットワーク設定がロードされず、有線LANですら接続できなくなります。
一度こうなっちゃうと復旧が大変。
特にうちのRaspberry PiのUSBにキーボード・マウスをつないでも認識しなくなっちゃってるため、どうやって直すのよぉ ( ´Д⊂ てなことになって大変でした。
この復旧にはEeePCが活躍するんですが・・・これはまた別記事にて。
さて、ここまで設定したらRaspberry Piをrebootします。
sudo reboot
再起動後、ifconfigにてwlan0を確認、IPアドレスが割り振られていたら成功です。
ところで、この無線LAN接続で固定IPアドレスを割り振りたいんですが、なぜかこれがうまくいきません。
単純に、上の”iface wlan0 inet dhcp
”を”iface wlan0 inet static
”として、すぐ下に”address 192.168.1.5”、”netmask 255.255.255.0”をつければいいのかと思いきや、これがうまくいきません。
ただ、接続機器の数が増えない限り、いまどきのルーターは大体同じIPアドレスを振ってくれるので、あまり固定IPにこだわらなくてもいいかもしれません。
こうしてうちのRaspberry Piは晴れて無線化されたため、モバイルバッテリーと組み合わせればスタンドアローンなコンピューターとして機能します。
ところでこの無線LANアダプターですが・・・かなり熱いです。
熱いなんてものじゃない”松岡 修造”並に熱いです。手でさわれないほど熱い。
こんなに熱くなって大丈夫か!?と心配になるくらいですが、今のところ大丈夫です。
その分、バッテリーを消費しそうですが・・・まあ普通はこのRaspberry Piをバッテリ駆動させようという人のほうが少ないので、問題ないんですけどね。
さて、これを使って一体何をするのか!?それは今後の展開を乞うご期待。
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