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2014年5月 3日 (土)

クラウドファンディングで36年前の探査機を復活させる試みが始動

クラウドファンディングといえば、Kickstarterあたりで製品化のための資金集めをするというものですが、なんと36年前の探査機を復活させようという試みがあるそうで。

ASCII.jp:クラウドファンディングで宇宙機ISEE-3を救え

資金募集サイトはこちら : ISEE-3 Reboot Project by Space College, Skycorp, and SpaceRef | RocketHub

NASAが1978年に打ち上げ、太陽風や彗星観測を行い、1997年に運用が終了した「ISEE-3」という探査機を再起動し、新たな軌道に投入して彗星探査に使おうという壮大な構想があるそうです。

運用終了後はずっとほったらかしだったようですが、地球に接近してきたためNASAがこのISEE-3の状態を確認してみたらシステムは良好、推進剤もまだ残ってることが分かったんだそうで。

ところがこれを再起動し、月を利用したスイングバイ飛行で再び彗星探査に使おうとしたら、当時の地上局の機材はすべて廃棄されており、通信機材を作るにも予算がないという状態なんだとか。

そこで資金を募集し、このISEE-3を復活させる試みがスタートしたとのことです。

目標は125,000ドルで、この資金を元に通信機器をシミュレートするコンピュータシステムを構築するそうな。

もっとも、仮に資金集めに成功しISEE-3を復活できたとしても、探査機として使い物になるかどうかは不明だとか。考えてみればガンダム放送前に打ち上げられた探査機、まさか地上ではインターネットなるものが普及して自分を復活させるために世界中から資金集めされてるなんて夢にも思わないでしょう。

10ドル以上提供で公式ページに名前が掲載、50ドルでは感謝状、500ドルでミッションパッチ、750ドルで3Dプリンタで作られたISEE-3モデルをプレゼント、だそうです。製品化ではないため、製品がくるわけではありません。

夢があるような、そっとしておいて上げて欲しいような、なんとも複雑なプロジェクトですが、本人(ISEE-3)は再び注目を浴びて内心喜んでる(?)んじゃないでしょうか。日本では最近はやぶさの活躍もあったことですし、ぜひISEE-3も復活を果たして活躍してほしいところです。

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