インストールした端末を”採掘”用に使ってしまうアプリが登場!
日本でもMt.Goxの破綻騒ぎで有名になった仮想通貨ですが、私は未だにその仕組みがよく分かってません。
一番分からないのは”仮想通貨マイニング”ってやつで、なんでもパズルを解くことなどでこの仮想通貨を採掘(マイニング)することが出来るんだそうで、この仮想通貨採掘用のハードなんかが時々ネット記事にも出ております。
が、最近はこのマイニングするユーザーが増えすぎて相当な解析能力がないと採掘することが不可能になってるそうで。
そのためハーバード大学のスパコンを使って採掘するユーザーまで現れたとか(ハーバード大学のスパコンを乗っ取り仮想通貨をせっせと発掘していた犯人が永久追放に - GIGAZINE)。
だんだんと過激になってくるこの仮想通貨マイニング騒動、とうとうスマホアプリにまでその魔の手が伸びてきました。
インストールすると、裏でそのスマホの演算能力を仮想通貨の採掘に利用されてしまうというAndroidアプリが登場したそうです。
「秘かに暗号通貨を採掘するアプリ」が100万回以上ダウンロード « WIRED.jp
確認されたアプリは二つ(”Songs”と、”Prizered”)、インストールすると暗号通貨”Litecoin”、”Dogecoin”の採掘をひそかに実行していたそうです。
これらのアプリは既にGoogle Playから削除されているものの、氷山の一角に過ぎないかもしれないとのこと。
あるアプリをインストールしたら、急にバッテリーの持ちが悪くなったとか、本体が発熱するという現象が起こったら、この新手のマルウェアを疑った方がいいかもしれません。中には充電中のみ使ってる場合もあるとのこと。
SETI@Homeに始まる個人端末を利用した分散コンピューティングの手法を、こんな特定個人の欲望のためだけに使われてしまうのもなんとも悲しいことです。
例えば、これがソーシャルゲームアプリで、課金の代わりに充電中はマイニングさせてもらうことなら(パズドラなら、ある一定量の計算能力提供で魔法石1つもらえる、など)ユーザーも納得するんでしょうけど。もちろん、ユーザー側の同意がある上でのスマホ利用が前提です。
個人情報を抜かれるとか、データを消されるという被害はないものの、なんだか気味の悪いマルウェアが登場してしまいました。マイニングアプリにはご用心を。
« iOS 7.1で標準アプリアイコンを消す方法 | トップページ | エイプリルフール2014開幕! »
「Android」カテゴリの記事
- 最大45W出力のUSB-C端子を持つUSB‐A × 2 、USB-C × 2、電源4口タップを購入(2024.05.15)
- 名古屋 大須へ行ってきました(2024.04.28)
- 2メートルのUSB-Cケーブルを購入(2024.03.14)
- 電子レンジとWi-Fiが干渉してました(2024.02.03)
- なんかWi-FiでHDMIに映像を送る変な機器を買った(2024.01.27)
コメント