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2014年4月26日 (土)

EeePCからサポート切れのXPを追っ払ってUbuntu 14.04入れてみた

さて久々にUbuntuとEeePCのコンビねたです。

せっかくLTS版のUbuntu 14.04がリリースされたので、せっかくWindows XP最後のアップデートをした>EeePC 1000H-XからXPを追っ払って、Ubuntu 14.04を入れてしまいました。

まずからUbuntu 14.04のDVD isoファイルを入手します。

大抵見ればダウンロードの仕方は分かりますが、途中”2$”のバーがずらっと並んだところに出くわしました。ただここですべてのバーを0にして続行すれば、普通にダウンロードできます。

これをDVD-Rに焼くのもメディアがもったいないので、SDメモリーカードでブートしてインストールします。

Win32 Disk Imager プロジェクト日本語トップページ - SourceForge.JPから”win32diskimager”を入手。このWin32Diskimagerを使ってISOファイルをSDメモリーに書き込み。

Ubuntu1404_01

書き込んだら、EeePCのSDメモリースロットに突っ込んで

Img_5567

ESCキーを連打してSDメモリーからブートするようにブートメディア選択画面を出します。

Img_5568

「Ubuntuか・・・何もかもみな懐かしい・・・」

Img_5569

などと感傷に浸ってる間に、Ubuntuが起動します。

Img_5570

一番左のメニューで、一番下に「日本語」というのがあるので、これを選択。

Img_5571

あとは「Ubuntuをインストール」を選びます。

Img_5572

インストール手順が出てきますが、インストール中にアップデートを実行するなどの選択項目が出てきます。ここはチェックを入れて続行。

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XPを残してインストールするという選択肢もありますが、

Img_5575

ここは男らしく(?)Ubuntu一択で続行。

Img_5576

大体1~2時間ほどかかりました。

Img_5577

一応Liber Officeなるものが入ってます。Officeソフトはちょっとしか使わないという人ならばこれで充分かもしれません。

Img_5578

インストール完了!再起動へ。

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とりあえずUbuntu起動。

Img_5583

1024×600なんていう解像度ゆえに、画面が使いにくくなるんじゃないかと思ってましたが、案外大丈夫です。

Img_5582

とりあえず私は、Ubuntuアプリとして

Img_5585

VLCとDropboxを入れておきました。

ちょっと使った感触では、もちろん速くはないものの、使い物になるレベル。Firefox使う分には特段不便さを感じません。

起動時間は、うちのEeePCはSSDを使ってるせいもあってまあまあの速度。大体電源を押してから35秒で起動完了。

ただしアプリによっては重たいものもありそう。EeePC 1000H-Xほどの性能ならば、ブラウザメインの用途に限った方が良さそうです。

ところでこの14.04、ターミナルの立ち上げ方が分かりません。サイドバーに最初から入っていないんですよね。

Linux系OSなら必ず使う”端末”はやっぱりないと不便。いろいろ探した結果、以下のようにして"端末"をランチャーに登録しました。

Img_5586

左ランチャーメニューの一番上にあるアイコンをクリックし、”コンピューターとオンラインリソースを検索”に”Term”と入れます。

Img_5587

”端末”というのが出てくるので、これをクリック。

Img_5588

左メニューにも端末のアイコンが出てくるため、ここで右クリックをして

Img_5589

ランチャーに登録しておきます。

以前は必ず"端末"はランチャーに表示されてたものですが、今のUbuntuはターミナルを使わせない方向へ行こうとしてるんでしょうかね?

ともかく、これで一応正式サポートのあるOSをEeePCに入れることができました。

LTS版なので、EeePCはあと5年は戦えます。

せっかく復活したEeePC、寝床のブログ記事作成用にでも使おうかと考えてます。

世の中はWindows XPのサポート切れによる話題で持ちきり。依然としてXPのシェアは高いのがその理由のようですが。

Windows XPのシェア、依然として30%―サポート終了後のXPが狙われやすいわけは? | TechCrunch Japan

しかしちょうどのこのEeePCが売られていた頃も、XPがもてはやされてました。

当時の標準的なPCにVistaが重過ぎたというのが理由ですが、おかげでいまだに現役で使えるようなPCでもOSだけサポート切れ、なんて事態になってしまったわけです。

そんなPCのために、Ubuntuがもう少し注目されてもいいかもしれません。ちょうどいい具合にLTS版が登場したわけですから。

もっとも、Windowsソフトが動くわけではないため、必ずしも代替OSとして相応しいわけではないですが、たとえばブラウザにメール、デジカメの写真保存・編集に動画編集くらいの用途しか使っていないのであれば、Ubuntuでもいけますね。

年賀状もいけちゃうようです。

Ubuntu で年賀状の宛名印刷! - やまものブログ - Yahoo!ブログ

ゲームやOfficeでばりばり使っているわけでなければ、Ubuntu 14.04への乗り換えは選択肢の一つとして考えてもいい

Ubuntu Magazine Japan 2013 Summer (アスキームック)

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コメント

いいですねぇ~

リナザウを売ってしまってからUnix系は使っていないですねぇ。。。
以前は仕事でLinuxなど使っていましたが、やっぱり一般の人には
敷居が高いのでしょうかねぇ。。。

Ubuntuは無料でGUIも使えて普通のパソコンとそう変わらないのですから
XPの代わりに古いPCの再利用に使う人が増えると面白いでしょうね。
(まあ、そんなマニアックな人は少ないかな?)

では。

私のEeePCはvortexboxを入れて、ミュージックサーバになっています。
消費電力が小さくて便利なんですよね。
Ubuntu 14.04は重いのではと思っていましたが、意外と快適なんですね。

間違いなく、これから日本語入力について頭を抱えることになると思いますので、少しだけ情報を

Ubuntu日本チームが配布している日本語パッケージは
http://www.ubuntulinux.jp/japanese
にありますが、13.10の3行目「saucy」のところを「trusty」に変えれば、14.04にも適用できます

Fcitx-Mozc のみ適用するのなら、Ubuntu 向けに公開されている、いくや(Ikuya Awashiro)さんが更新したFcitx が便利です
$ sudo add-apt-repository ppa:ikuya-fruitsbasket/fcitx
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade

定番のカスタマイズツールとして「Ubuntu Tweak」があります
http://ubuntu-tweak.com/

サポートの終了する5年後は、間違いなく32ビット版の提供は打ち切られているので、そのつもりで使う必要があると思います

Fcitx-Mozc で肝心要のインストール部分が抜けていましたので追加します
$ sudo apt-get install fcitx fcitx-mozc fcitx-frontend-gtk2 fcitx-frontend-gtk3 fcitx-ui-classic fcitx-config-gtk mozc-utils-gui
$ im-config -n fcitx

最後の1行でIBus から Fcitx に変更できますが、Ubuntu の仕様によりIBus の削除はできません
ちなみに、あろうことか、Xubuntu 14.04 ではIBus が削除されていて、その分手間が増えています

こんにちは、SULさん。

一般人も知らず知らずにLinux系のOS使ってたりするんですよね。AndroidはLinuxカーネル使ってますし。要はインターフェース次第ってところでしょうか。

Windowsソフトが動かないためXPの代わりになるとまでは言い切れませんが、ネットやメールでの使用がほとんどならば切り替えは可能ですね。昔に比べてUbuntuの敷居も下がりましたし。もうすこしアプリが充実してるといいんですけどね。

こんにちは、darcさん。

用途次第ではまだまだ使い道がありますよね、EeePC。

OSの起動やブラウザを使う分には、Ubuntu 14.04の方がむしろXPより軽いくらいですね。なかなか快適です。ただし、細かいところがやっぱりWindowsではないため、戸惑うところもありますが。

こんにちは、マジック144点灯さん。

ありがとうございます。早速やってみます。日本語入力はたしかに馬鹿すぎるので、ちょっと困っておりました。

サポートは5年とされてますけど、その頃うちのEeePCは10年過ぎ、さすがに寿命がくるのではと思います。既にあまり使わないPCになってますし。Windowsタブレットあたりを買ったら、そのまま古PCコレクションの仲間入りとなりそうです。

Eee PCは、使用目的によっては、今でもつかえますね。

あえて今、UMPCでこんな事やってみた
なんていう記事をやったら、面白いかもしれませんね。

こんにちは、Civlovさん。

いずれ書くことになりますが、実はこの連休に都合よくEeePCの用途が見つかりまして。

iPadやiPhone、Android端末全盛のご時勢ですが、やっぱりこういうキーボード付端末でないとできないこともあることがよく分かりました。いずれ記事にて報告いたします。

WEB閲覧やメール等の簡単な使用であればLIVE版のPorteusが軽快に走行します。

UBUNTUがインストールされているのでこのLIVEは簡単に追加できます。
1. ISOファイル(176 M)取得
http://www.mediafire.com/download/kxigu3tpuzwl1iy/Porteus-FVWM-ja-v3.0-i486.iso
md5sum 01e9b75c32bb3ea519d5eb14c59efcc4 Porteus-FVWM-ja-v3.0-i486.iso

2. ISOファイル設定
UBUNTUがインストールされているパーティションに
# sudo mkdir -p /live/porteus
# sudo mv /home/yourHome/Downloads/Porteus-FVWM-ja-v3.0-i486.iso /live/porteus/.

3. UBUNTUのブートコンフィギュファイル追加
/boot/grub/grub.cfgに以下のエントリ追加
#================================
menuentry "Porteus-FVWM-ja-v3.0-i486.iso" {
set PRT="eae918e2-5ede-49f7-a63a-903ac26b554a"
search --no-floppy --fs-uuid --set=root ${PRT}
set iso="/live/porteus/Porteus-FVWM-ja-v3.0-i486.iso"
loopback loop $iso
linux (loop)/boot/syslinux/vmlinuz \
from=UUID:${PRT}${iso} \
load=_ja kmap=jp \
copy2ram noeject
initrd (loop)/boot/syslinux/initrd.xz
}
#================================

PRTの値はご自身のUBUNTU用エントリの
search --no-floppy --fs-uuid --set=root eae918e2-5ede-49f7-a63a-903ac26b554a
行の値と同じにして下さい。

ご参考:
http://forum.porteus.org/viewtopic.php?f=75&t=2966#p24156

追記:
ネット接続情報やWEBお気に入り、メーラー登録等の簡単な変更継承はtzgファイルとして実現できます。

# cd /
# sudo tar -czf tmp/myfile.tgz home etc/NetworkManager/system-connections
# sudo mv tmp/myfile.tgz /live/porteus/.

/boot/grub/grub.cfgの追加エントリに以下の起動パラメータ(チートコード)追加します。
rootcopy=UUID:${PRT}/live/porteus

こんにちは、nekoさん。

かなり軽量っぽいLinux系OSのようですね。ドキュメント作成などには向かないとされてるようですが、確かにネット閲覧などには向いてそうです。サルベージ目的のOSにも使えるとされてるようですから、SDメモリーから起動するのにも向いてるかもしれませんね。

ただ今うちのEeePCはとある用途に使ってまして、当面は開けられそうにありませんね。Ubuntuでもかなり軽快に動いてくれるため、なかなか快適です。

EeePCよりも前のPentium 4あたりのマシンでも使えるOSがあると、うちで一時YouTube専用機に使ってた富士通のPCが復活できるんですが、もしかしたらPorteusが使えたりするかも?まあ、使えなくてもいいんですけどね。

1000H-Xが生まれ変わったみたいで何かうれしいです。

こんにちは、soucraftさん。

生まれ変わった上に活躍中です(”この連休はEeePCでExcel資料作り”記事参照)。バッテリープレゼントでもらった予備バッテリーのおかげで、まだまだバッテリー駆動で使えるネットブックとして活躍してます。

とはいえ、こういう用途が多いようならWindows 8.1タブレットあたりを買ったほうがいいのかもしれませんね。最近はOfficeも安くなりましたし、今はEeePCを買ったときの値段で結構いろいろそろいます。

Ubuntu 入れてもすぐにUnityやめてほかのDesktop環境入れてしまうので
あんまり気にしてなっかのですが
ターミナルはATL+CTRL+T で立ち上がります。
(実は最近知りましたw)


こんにちは、nokoさん。

あらそんなショートカットがあったんですか、知りませんでした、ありがとうございます。その方が早く呼び出せますね。

なんだかんだといってもターミナルがないと不便です、Ubuntu。おかげでいろいろ捗りそうです。

読ませていただきます。私のノート型はfcitxでは誤動作するらしく、Mozicのままですが、逆にデスクトップ型では漢字にならない場面があります。ノート型でネットワーク系のソフトを切って、速く動かしてます。なんだっけかな。貴殿も必要の無いものを削除しunityで動作すると思います。

久しぶりにEeePC 1000H-Xを起動してみた
で1回コメントしてディープタイピングさんから返答のコメントを頂いたので其の返答を考えて居る最中に疑問点が出て仕舞いました.

先ず,2009年にWindows7が,2012年にWindows8が其々リリースされて居たのでWindows XPからアップグレードが出来た筈と思いました.
次にWindows XPのサポートが終了した時点でWindows7かWindows8.1にアップグレードが出来た筈で,其処から2015年7月29日から2016年7月29日の間で有れば,Windows10へ無償アップグレードが出来ました.

当時のarkoujiさんは其れをせず,Ubuntu 14.04を入れて使用して頂いたのですが,デスクトップ環境がUnitでUbuntu18.04ではGNOMEに成りましたが重量級でEeePC 1000H-Xに入れるには荷が重いと感じました.Ubuntuをまともに動かすと成ると最低でもCPUがCore2Duo以上,出来ればCore2Quad以上,メモリーが4GB以上,起動用ストレージにSSDか必要に成ります.EeePC 1000H-Xに入れるので有れば,其の時点でLubuntu14.04,linuxBean 14.04,KNOPPIX7.2.0,Precise Puppy 5.7.1,Slacko Puppy 5.6,Wary / Racy Puppy 5.5.1Slitaz 4.0等,デスクトップ環境無しかLXDEの軽量Linuxディストリービューションにするか,BSD系(FreeBSD,OpenBSD,NetBSD,DragonFly BSD等)にするか,Android x86にするべきでした.其れに関してはDuckDuckGoで検索すれば出て来ます.

若し,あの時に其の様にして居れば,EeePC 1000H-Xはもっと活躍出来たと思います.

前回のコメントで

>あれから6年。もうバッテリーも死んでしまった模様。電源から切り離すと、動きそうにありません。

においらがアドヴァイスをしたもの前にバッテリーを長時間充電して復活出来るか確認した方が良いでしょう.
後,ACアダプターを接続して居る時はEeePC 1000H-Xからバッテリーを外して長持させる方法が出来るか確認した方が良いでしょう.因みに、おいらが使用して居るタブレットPCのNEC VersaPro タイプVT(PC-VK24VTAMJ)と東芝 dynabook Tab S80/Bはバッテリーが内蔵されて居て外す事が出来無いので,此の方法が採る事が出来ません.

Windows XPからアップグレードの補足ですが,Windows7へはアップグレード版が販売されて居ました.Windows8/8.1へはリテールパッケージ版が必要でした(Windows8から8.1へは無償アップグレードが可能).Windows XPからWindows10へのアップグレードや2015年7月29日から2016年7月29日の間に,Windows7/8.1からWindows10へ無償アップグレードをしなかった場合はWindows10のリテールパッケージ版が必要に成りますが,2023年5月の時点では何れも販売が終了されて居ます.若しかしてWindows10のリテールパッケージ版は店舗に依って在庫が有る可能性も有りますが,無ければ,Windows11 Proのリテールパッケージ版を購入して其処からダウングレード権を行使してEeePC 1000H-XへWindows10を入れる方法しか他に有りません.

32bitの軽量Linuxディストリービューションは他にも有りますが,更に調べ無ければ成らず,後日,改めてコメント致します.

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