Raspberry Piは満2歳 完全オープンソース目指して1万ドルコンテスト実施へ
Raspberry Piは満2歳となり、世界で250万台も出荷されるほどにまで成長したそうです。
2歳となったRaspberry Piの販売台数は250万台超。さらなるオープン化にむけた1万ドルコンテストを開催 - TechCrunch
そこで完全オープンソースを目指して、1万ドルもの賞金をかけたコンテストを実施するようです。
Piとハードの通信関係のドライバーはバイナリ提供されていてソースが公開されてない部分があるようですが、このほどそのチップメーカーのBroadcomがソースを公開したことから、これを機に完全オープンソース化を目指そうと考えたようです。
そこまでしてオープンソースにこだわらなくても…なんて思ってしまうかもしれませんが、安価なハード提供には、何処か特定の会社の作ったソースに依存する状態というのはあまり好ましくない状況です。
昔GIF画像の圧縮技術の有料化を突如表明して、フリーソフトでGIFが使えなくなったことがありました(今はこの特許は期限切れになってます)。
Raspberry Piを安定的に安く提供できるようにするためには、どうしても越えなきゃいけない砦、ということになるんでしょうか。
それにして、250万台という数字は思ったより少ない気もするんですが、これだけ基板むき出しの玄人志向真っ青なガジェットであることを思えばむしろ多すぎるくらいかと。
この手の製品は、むしろこれからじわじわ伸びてくるでしょうね。日本でも解説書も増えてきましたし、手軽な電子工作キットも登場。本来の狙いである教育用ツールとしての活用はこれからが本格化すると思われます。
なお、この2年間の軌跡をまとめた記事・動画は以下。
2歳の誕生日を迎えたRaspberry Piの偉大な功績を振り返るとこんな感じ - GIGAZINE
Raspberry Pi Type B 512MB ケースセット Pi Tin for the Raspberry Pi - Clear |
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