Powerbook 5300csも出してみた
ここ最近立て続けにX1FやMac Plusとオールドパソコンを掘り出してますが、この際だから最後のオールドパソコンも出してみることにしました。
いかにもMacがはいっていそうなこのかばん、決してLucky Bagではありませんが、Apple純正のバッグです。
中身はこれ。Powerbook 5300csです。
1995年製のパソコン。ちょうどWindows 95が出た年ですが、95より前に購入。
この頃私はMac使いで、Color Classicを使ってました。しかしWindows 3.1も使うという両刀使いでして、その後Windows 95も買っております。
厳密に言うと、私が95年に買ったのはPowerbook 5300という白黒モデル。
このcsはDSTNの256色液晶モデルですが、これは社会人1年目(1998年)に中古で購入したもの。
ただしHDDなどは元々のPowerbook 5300のに載せ変えて、中のデータはずっと使いまわしております。
スペックは CPUはPowerPC 603e 100MHz、メモリ32MB、500MB HDD搭載。
私が買ったPCで初めて3桁のクロック数を持つパソコンでした。
側面にはFDDも搭載。
取り外して小物入れにすることも可能でした。
ここにつけるMOドライブがあったようななかったような・・・このドライブベイを今後標準にするつもりだったようですが、結局立ち消えになってしまいました。
後ろには赤外線がついております。これで他のPowerbookとデータのやり取りも可能でした。使ったことありませんが。
インターフェースはこれだけ。
順にディスプレイコネクタ、マイク、イヤホン、SCSI、プリンターとモデム用のシリアルポート。
本体側面のちっさい突起物を押すとこんな足が出てきます。本体を傾けてほどよいポジションにしてくれるための足です。
ACアダプターはこんな感じに線を巻きつけらえるようになってます。
これゆえにコードが邪魔にならずに収納できます。
このころのりんごのマークは7色です。Mac Plusと同じですね。
これが出た3年後にジョブス氏が復帰して、大幅にAppleが変わっていくことになったんですが、この頃はまだジョブス氏が復帰するなんて思いもよらなかった時代。
ところで、今では当たり前になっているこのパームレストとトラックパッドが手前に来るというノートパソコンのレイアウトは、実はPowerbookが最初です。
当初はトラックボールがついてましたが、このPowerbook 5300より一つ前のPowerbookからトラックパッドに変わりました。世界で2番目にこのトラックパッドを採用したノートパソコンはこの5300シリーズです。
さて、早速立ち上げてみます。
起動完了まで2分ほどかかります。
起動すると、左端にいろいろと懐かしいソフトのエイリアス(Windowsで言うところのショートカット)が置いてありますね。
なお”MacAMP”というのは、当時流行った”Winamp”に対抗して作られたフリーソフト。ずいぶん昔のMacですが、MP3を再生することが出来ます。
今じゃ当たり前のことですが、これが当時可能だったノートPCってかなり高いやつだけだったんですよね。
フォルダーを開いてみました。
このあたりあんまり記憶にないのですが
”実用ソフト”というフォルダーを開いたら懐かしいものばかり出てきました。
クラリスワークス、一太郎 5、ペイントイット・・・結構Macに投資してたんですよね、当時。
”AQUAZONE”がやりたくて買ってしまったのもいい思い出です。
ちなみに”Tower”という、100階建てのビルを建てていくゲームがあるんですが、あれで100階まで立ててクリアすると、AQUAZONEのオブジェクトを出してくれます。右側においてあるものがそれ。
どうやって使ったのかは覚えてませんが、かなりこの”ペイントイット”というソフトにお世話になったという記憶だけはあります。
何気なく買ったソフトですが、かなり稼働率高かったです。
これを買った当時はNifty-ServeのFSCIというフォーラムに出入りしてまして、パソコン通信はほとんどPowerbook 5300でやってました。
この頃は従量制の時代で、自動で巡回してデータを抜き出し、オフラインで読むということが一般的でした。
Macにはこの自動巡回のいいフリーソフトがあり、パソコン通信環境をほぼMacで構築してしまいました。
オフ会にも何度か参加させていただきました。
そのときの写真をPowerbook内に発見。
多分私が初めて買ったデジカメで撮った写真だと思うんですが・・・この頃の方々は今頃どうされてるんでしょうか?
MIDIファイルも大量に出てきました。全部で580個ほど。
今でこそMP3で音楽を聴く時代ですが、このころはそんなに容量もない、CPUパワーもないということで、MIDIデータをかき集めて音楽を鳴らしてました。
Mac用のMIDIといえば、この”MIDI Graphy”が最強でしたね。よく使ったものです。
社会人の3年目くらいまでは現役で稼動していたこのPowerbook 5300cs。
我が家でもオールドパソコンと呼ぶにはまだ新しい方のパソコンですが、いまやMacもインテルCPUでOSもまるで異なるMac OS Xになっており、やはり旧時代のパソコンとなってしまいました。
これを最後にMacを購入してませんが、そろそろいまどきのMacでも購入してみようかな?
APPLE MacBook Air 1.3GHz Dual Core i5/11.6"/4GB/128GB MD711J/A |
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コメント
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ニフティサーブ懐かしいですね。
当時私もMacで巡回してました。
確か「コムニフ」でまわって「茄子」で閲覧、ですよね?(笑)。
投稿: yoja | 2014年2月 3日 (月) 00時56分
こんにちは、yojaさん。
そうそう、その二つのソフトの間に魔法のナイフって奴がいました。これらを連携させるのが「まな板」でしたっけ?
あの頃出会った人たちは今どうしていることやら…いつの間にか私もフォーラムに行かなくなり、すっかりネットだけになってしまいました。
それにしても、niftyを始めてそろそろ18年ということに気づきまして。このブログ含めて長い付き合いですね。
投稿: arkouji | 2014年2月 3日 (月) 19時59分
確かに間にそんなソフトがありました(思い出しました)。
今思うと、えらく大変なことをしていましたね。
昔は個人情報に関してみんな結構アバウトだったので(?)、何かあるとすぐにオフ会があったり、
いろんな繋がりを持つことができた貴重な時期だったと思います。
私も暇をみて、倉庫から昔のPB190cを引っ張り出してこようと思いました。
懐かしい記事をありがとうございました。
投稿: yoja | 2014年2月 3日 (月) 22時12分
こんにちは、yojaさん。
懐かしいPowerbookをお持ちですね。確かCPUをPowerPCにアップグレードできたPowerbookでしたよね。
本当はPowerbook 145Bがほしくて頑張ってお金貯めてたら、PowerPC時代になったため5300を買ったという次第です。大学の生協にはMacコーナーが充実してて気になってたところに、その頃の友人がMacにはまってて勧められたため、つられてMacユーザーになってしまいました。
今でもMacbook AirかMac miniが欲しいと思ってます。週刊ロビが片付いたら、次はMac購入を視野に入れようかと企んでます。
投稿: arkouji | 2014年2月 4日 (火) 06時01分