レトロなパソコン シャープ”MZ-80B”
私の初めてのパソコンはシャープのX1Fでしたが、それよりも古いパソコンがAkiba PC Hotlineに登場です。
~ シャープ MZ-80B ~ (レトロな○○ギャラリー) - AKIBA PC Hotline!
シャープにはかつて大きく分けて2種類のパソコンが存在してました。X1系(X68000も含む)とMZ系です。
ややこしいですが、MZ系は情報システム事業部が担当し、X1系はテレビ事業部の担当でした。
この時代に社内の2部署から別々にコンピュータ作ってたのって、シャープくらいのものでしょうか?
やや縦割りな感じのするこの2種類のパソコン(当時はマイコンと呼んでました)は、どちらもクリーンコンピュータだったという点では一致してます。
上のリンク先にもかかれてますが、電源を入れるとメディアからBASICなどを読み込むIPLというプログラムが起動するだけで、ROMのBASICを持ってませんでした。当時はこういうパソコンてのは珍しかったんですね。
それにしてもディスプレイとキーボードが一体型で、今のノートPCのようだといえなくも無いですが、まるで似つかないほど無骨な外観です。そりゃディスプレイがブラウン管ですから。
まあ一説にはこれを持ち歩いてた人もいたとかいないとかで、当時は小さいコンピュータだったんでしょう。
CPUはZ80互換の0.004GHz、メモリ0.000064GBといまどきな表現をすると悲しくなるほどのスペックです。なお、HDDなんてものはなくて、FDDでさえ貴重な時代でした。
中学生のときにX1Fを買ったんですが、なぜかこの無骨な外観が好きで、大人になったら中古のMZ-80買うんだって決めてたんですけどねぇ・・・気がつけば、ジャンク屋にもない貴重なパソコンになってました。
X1Fを買うときに、実はMZ-1500にするか悩んでたんですが、ザナドゥをやりたがってた友人にそそのかされてX1にしてしまいました。しかも当時まだようやく一般化し始めたフロッピードライブを1基内蔵したX1F model20です。
今にして思えばこれでよかったのかなあと思えるんですが、当時はちょっぴり硬派なMZに対する憧れもありました。
この形のiPad用キーボード付ケースを出したら、おそらく買ってしまいそうですね。レトロコンピュータiPadケースシリーズをどこか作らないものでしょうか。
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コメント
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正確には、MZ-2000/1200から情報システム事業部に統合されています。MZ-40Kから80B2までは阿倍野の部品事業部が自社製の半導体を売るために、PCを設計していました。奈良・大和郡山の部隊は、電卓の色が濃いPC-3000シリーズ(のちのMZ-3500/5500/6500シリーズ)を開発していましたが、前述の通り阿倍野の部品事業部と統合になります。
PC-88BASIC(86)はNEC自社開発なのに、マイクロソフトのコピーライトが入っていました(著作権侵害にならないようコーディングには細心の注意を払ったものの、念を入れての処置だったとか)。これは、ROMが高価な時代で、バグが出たら交換に莫大な費用がかかるため、その回避策として自社開発とされました。シャープは見た目通りPET系(ミニコンの流れを汲む)のBASICを自社開発していますが、理由は全く同じです。
カセットテープからRAMにロードする仕組みにしておけば、バグ対策は楽だということです。
投稿: 四式中戦車 | 2013年7月17日 (水) 00時00分