iPad上でWord、Excel、PowerPointファイルを作成する裏技(使うアプリはSafariのみ)
若干実行速度は遅いですが、アプリ不要なうえに無料で使える方法です。
これまでも当ブログでは、Docments To GoやNumbers、KeynoteなどのOffice系iPad用アプリを動作・検証してきましたが、グラフが表示できなかったり、レイアウトが崩れたりという欠点を抱えていました。
が、今回のは手軽に導入できてしかも文字化けやレイアウト崩れの心配がもっとも少ないと思われるiPad上のWord、Excel、PowerPointファイルの閲覧、編集方法かもしれません。
具体的には、Safari上でSkyDriveのWebアプリを利用するという方法です。
アップス!:Microsoft提供のExcelやWordなどをiPad/iPhoneで使えちゃう裏技があった!作成・編集・閲覧が捗りまくるぞ
要するにMS社自身が作ったものだから、もっとも互換性が高いわけです。
まずiPadでSkyDriveにアクセスします。
ログインにはMicrosoftアカウントが必要。お持ちでなければ無料で作成できます。
ログインすると、上のようなSkyDriveの画面になります。
ちょうどDropBoxなどと同じ、ネットワークストレージサービスなわけですが。
上のメニューの”作成”をタップすると
フォルダのほかにWord、Excel、PowerPoint文書の作成が選べます。ここで作られる文書ファイルはOffice 2007以降のファイルのようです。
ここでは”Excel ブック”を選んでみます。
ちょっとまたされますが、こんな感じにExcelな画面になりました。
セルをタップするとソフトキーボードが立ち上がり、文字や数字が入力できます。
メニューを見る限りでは、マクロ以外の機能はほとんど使えそうな感じです。
というわけでグラフも作ってみました。打ち込んだ数字をぐるっと囲んで、上のメニューの”挿入”を選ぶとグラフの種類が出てきます。
”縦棒”を選んで、棒グラフを作ってみます。
あっさりとグラフ完成。
移動、拡大・縮小も軽々出来ます。
グラフを選択したまま”散布図”をタップすると、グラフの種類が変わります。
とてもWebアプリとは思えないほど軽快に動きますね。
PowerPointプレゼンテーションも作ってみましたが
こちらも軽々と動作。
ただし写真などの画像ファイルが貼り付けられません。
てっきりSkyDrive上に画像ファイルがあれば、それを貼り付けられるのかと思ったのですが・・・うまくいきませんでした。残念。
外出先ではiPadで作成し、帰ってからPCのOffice(2007以降)で編集するというスタイルなら問題なく使えそうです。
ところで、ブラウザ上で動くんだからiPadでなくてもiPhoneやNexus 7でもいけるんじゃないか?と思われた方。
私もそう思ったのでやってみたんですが・・・iPhone 4S/5やNexus 7ではPC表示にして”Excel ブック”などを作成するところまでは可能。
でもそこからは閲覧は可能なんですけど編集できませんでした。
ちなみに動作は遅いながら第1世代iPadは使えました。
なので、ここでは”iPad”に限定しております。
またiPad用SkyDriveアプリでも使えるのか?といえば、SkyDriveアプリ上では編集が出来ません。こちらも閲覧のみ。
今後アップデートがあるかもしれませんが、今のところはブラウザ上でのみ利用可能。
iPad miniで使ってみましたが、特に画面の狭さは問題ないですね。miniで充分です。
そういえば時々「.xlsx」という拡張子のファイルをもらって、我が家にあるExcel 2002では開かなくて困ったことがあるんですが、これからはSkyDriveに放り込んでWebアプリで確認すればいいんですね。
わざわざ家庭用のPCにOfficeを入れなくても、SkyDriveでやってしまえば無料ですね。
といっても、使い勝手や機能が限定されるので、それなりに文書を扱う人はやっぱりOfficeを買った方がいいと思われます。
それにしてもTouchDevelopといいSkyDriveのOffice編集環境といい、最近のMS社は気前がいいですね。どうしちゃったんでしょう?ユーザーとしてはうれしい限りですが。
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コメント
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2007シリーズ出してすぐ、公式でこんなの用意してます
よかったらドゾ
互換機能パック
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=3
投稿: 緋呂々 | 2013年4月 8日 (月) 09時07分
Twitterからまいりましたころうと申します初見です!(^^)!
Office97-2003をお使いのPCで四文字拡張子の新Officeファイルを閲覧・編集するためのアドオンがMicrosoftから無料で配布されています。
新しい画像エフェクトとか以外はほぼ100%再現してくれるので軽く操作したい場合には便利ですね。
でも確かにWeb APPを使って最新版Officeの機能をつかえるというのは本当に気前のよい機能だと思います。
投稿: ころう | 2013年4月 8日 (月) 09時19分
随分前からある機能なので、利用している人には常識かもしれませんが、編集機能に制限があるのは、前提にOffice 365があるからです
実際に使い込んでみれば分かりますが、あまりの遅さに常用は躊躇われます
あくまで、そういう手段もありますよ、といった程度のもんですね
そこはそれ、大人の事情ってやつで、まぁ察しろってことです
うわぁ、1ドル99円越えしてる!
まさしく、日本経済暗黒の3年3ヶ月でしたなぁ
投稿: テクニカルも立派な兵器 | 2013年4月 8日 (月) 18時33分
こんにちは、緋呂々さん。
互換機能パック使ったことがあります。が、これでも読めないファイルというのがありまして、いろいろ手を尽くしたんですが、だめなものもあるようです。
よっぽど特殊なファイルだけのようなので、普通は大丈夫なんでしょうが。でもそろそろ新しいOfficeに乗り換えた方がいろいろと便利そうですね。
投稿: arkouji | 2013年4月 8日 (月) 22時21分
こんにちは、ころうさん。
機能紹介ありがとうございます。それにしても本当に気前がいいですね。実用性などでは難ありなもののようですが、それでもここまでのものがiPadでも使えるようにしてくれただけでもすごいです。
やっぱり、新しいOfficeに乗り換えろってことですかね?会社では依然として2003を使ってるため、どうしても古いのを使い続けておりますが、新しいものはやっぱり新しいだけの理由がありますね。
投稿: arkouji | 2013年4月 8日 (月) 22時25分
こんにちは、テクニカルも立派な兵器さん。
Webアプリですから、実行速度はどうしてもいまいちにならざるを得ませんね。それでも端末を問わず使えるという利便性はいずれ主流になってくれるかと思われます。
100円越えるのも時間の問題ですね。失われた3年間でしたが、今度の参院選でとどめをさして二度とおかしな状況にならないようにしてほしいものです。
円安でApple製品は高くなりますが、その分給料も上がってくれるといいですねぇ。
投稿: arkouji | 2013年4月 8日 (月) 22時30分