Xeon PhiとTesla K20の比較結果
演算支援ボードとしてはIntelのXeon PhiとNVIDIAのTesla K20というボードが存在していますが、果たしてどちらが高速なのかを比較した結果が出ていました。
インテル® Xeon Phi™ 5110PとNVIDIA® Tesla® K20の行列積における実効性能比較 | HPCシステムズはすべての研究開発者に計算力を提供します。
まだXeon Phiは1月下旬に登場したばかりなため、まだまだ対応する解析ソフトはほとんどない状況ですが、GPGPUに比べて移植のハードルがかなり低いため、今後対応ソフトが出てきそうな雰囲気です。
で、その速度差を見ると、単精度では若干K20が、倍精度ではXeon Phiの方が速いようです。
ただし倍精度では大規模な行列になると急に解析不能に陥ったりしてるようで、まだまだチューニング不足な感がありますね。
それにしても、CPUが2個搭載された1ノードの端末で1.5GFLOPS(単精度)という計算速度は相当なものですね。
価格は1個20数万円はするようで、しかも高価なIntelコンパイラとXeon CPUを搭載したPCが必要なため、個人でひょいひょい買えるものではありません。企業での解析業務で、これまでPCクラスタでやっていた大規模なものを低価格なハードで実現してくれるんじゃないかと期待しております。
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