私的録画補償金をめぐる裁判で東芝が勝訴
ようやく東芝が勝訴したそうです。
Engadget Japanese:東芝、私的録画補償金を巡る裁判で SARVH に勝訴確定
東芝とSARVHとの間で争われていたデジタル専用機器にかかる私的録画補償金に関する裁判がようやく確定、東芝の全面勝利に終わりました。
録画データにコピーガードがかけられた上にコピーされたときの補償金をとるという行為が許されないのは当然としても、それ以上に驚いたのはこのSARVH(私的録画補償金管理協会)というそれ専門の団体がいるということ。
なんですかこの「ラジオ体操第二を街中でやらせない会」みたいなわかりやすくて意味不明な団体名は。
東 芝雄(あずま しばお)さんが街中を普通に歩いていたらこの団体から「あなたの歩く際の手の振り方がラジオ体操第二の三番目の動作に酷似している」と言いがかりをつけられてお金を取られるようなものでしょうか?すいません、たとえが悪くて・・・この団体はフィックションのため、どうぞ安心して街中でラジオ体操第二をしてくださいwww
さて、この判決を受けて「ちょっとREGZA買ってくる」といいたいところですが、そうはならないのが悲しい現実かなあと。
なにせテレビをまったく見なくなりましたからねぇ・・・録画以前に、録画する気にもならない。
このSARVHという団体によって回収された補償金によってテレビ番組の質が向上したとはまったく思えませんね。この1点だけでこの団体の存在意義が問われそうです。
テレビつけてもネットなら1分もあれば答えがわかってしまうようなねたで10分以上じらされた挙句にCMに入ってしまうという番組が増えましたからねぇ。
何が面白いんでしょう?という以前に、その10分間で10倍の知識がつけられたかと思うとはなはだ時間の無駄です。
昨今の某大臣の大学認可うんぬんをめぐる騒ぎにしても、その大学を目指していた人の落胆する姿を写して涙を誘うタイプの報道をしていましたが、大臣がこの段階で不認可を言い出すことは法治国家たる日本の政治家として本当に適切であったかとか、そもそも今のご時勢に新たな美術大学を作って毎年何十人も送り出しても果たして需要はあるのか、といった本来するべき議論がほとんど見られなかったように感じます(上記はネットで見られた意見の例です、ソースを失念しました・・・)。
意見の多様性がなく、どのチャンネル見ても同じことを言ってるだけ、それも建設的な意見がほとんどみられない番組をこのSARVHは”補償”し続けてしまったんでしょうか?
地デジをめぐるルールやしくみについて、以前からどうも納得しがたい状況が続いているように思えますが、ここにきてじわじわとしっぺ返しが続いているような気がします。民意を無視した行為は必ずその報いがくるもので、その一つがこのニュースじゃないかと感じています。
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コメント
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この”SARVH”なる団体、所在地が東京都港区赤坂5-4-6で(TBSの所在地が、東京都港区赤坂5-3-6で目と鼻の先)、現理事長が元TBS社長 砂原 幸雄氏です。推進したのが、NHKでも日本テレビでもないという事実だけで、この団体の性格がよく分かります。
http://www.sarvh.or.jp/dis/a_navi.html
法的根拠もある団体だそうですが、これはどこの共産主義?の典型ですね。
田中文科大臣の言動を上手く例える人がいました。いわく「自動車免許を取得するためルールに則った手順で手続きをし、試験も受かって費用も払い、ようやく受け取る段階になってから、交通事故が増えているので免許の発行を停止すると宣言されたようなもの」と。
これも、どこの中国共産党?という話です(媚中派なだけに)。こんな人を一時期首相に推す声が大衆にあったのは恐ろしい話で、首相公選制という人気投票の危険性が今回の一件でよく分かりました。大体、次の選挙で落選が噂されている人が、人気回復のためだけに打った小芝居に過ぎないわけで、それにつき合わされた人はたまったもんじゃないですね。
投稿: passo | 2012年11月10日 (土) 22時56分
こんにちは、passoさん。
どう見ても利権団体で、こういうところを潰すのが今の政権のマニフェストじゃなかったのかと。天下り先ではないかもしれませんが。
わかりやすい例えありがとうございます。大学認可の一件で、これは法治国家ではなく人治国家のやることだとも言われてましたが、まさに何処かの国ですね。
ただこの件について「よくやった!」という声もあり、私は賛同できないまでもその根拠に聞くべきところがあったのも事実です。一つの問題に多様な見方を提示してくれるのがマスコミ本来の姿なはずですが、あれだけチャンネルがあってもどこも一緒というのは悲しいところです。
投稿: arkouji | 2012年11月11日 (日) 07時43分