ScanSnap S1300iを”100冊分”使用してみてを書いたときからさらに数十冊”自炊”したところです。
薄い雑誌はほぼやりつくして、今は通常の書籍を自炊してます。
たとえばこの”空想科学”シリーズ。
実は柳田理○雄氏の本はいまひとつ考証が不完全で好きではないのですが、円道氏など比較的バックデータがしっかりした人の著書はたくさん買ってました。
しかし紙のままではほとんど読むことがなく邪魔なので、これらを電子書籍化。
この手のほんの”自炊”手順ですが、まず上のようにカバーの襟の部分をカットします。
その状態で書籍の背中をカット。
するとこのようにカバーも他のページと同じサイズになります。これでカバーごと取り込み可能に。
これくらいのサイズになると、こうやって読み込ませた方が早く読み込めます。
横向きです。このスキャナの取り込みソフトは、向きを自動で補正してくれるようで、こんな方向で読み込んでも上下をそろえてくれます。
ただし、どうやら書かれている文字から上下を認識しているようで、カバーや挿絵のみのページは上下認識に失敗します。
いずれPDF編集ソフトでも買って、修正しようかと思ってますが。
おそらくこれが我が家最古の本じゃないかと。
坂井三郎著「大空のサムライ」です。高校生のころに古本屋で購入。
紙がずいぶん黄ばんできて、そろそろ取り込まないとやばい感じ。
こいつは縦で取り込みました。古い紙のせいか、2ページまとめて吸い込むなどしょっちゅう読み込みに失敗します。
結局2回やり直してようやく取り込み終了。
私の思想に少なからず影響を与えた本「トンデモ本の世界」も取り込みました。
そうそう、以前の記事で書いた、始末に困るごみ本の背中部分ですが。
折ってみると、案外あっさりとへし折れることが判明。
細かくへし折って捨てれば問題ありません。
ずいぶん本棚もすっきりしてきました。
こうなると、だんだん欲が出てきまして。
とうとう、この本まで取り込むことに。
「風の谷のナウシカ」原作全巻です。
よく言われることですが、映画のナウシカと原作のナウシカはかなり別物です。
原作の方は映画公開から10年以上経った1994年に連載が終わってます。
1~3巻以外はすべて初版。
一番古いのは昭和62年(1987年)発行。高校に入学した年に購入。
4巻から5巻までの間がなんと4年以上離れてますね。このころの宮崎駿氏は大忙しで、とてもナウシカ執筆どころではなかったようです。ずいぶん待たされた記憶があります。
特に1巻の劣化が激しく、かなり黄ばんでます。これも取り込まないとやばいということで”自炊”することに。
ところで、このナウシカ1巻を切ったときに本体を止めているホチキスの針にかすったようで。
この断裁機、ちょっと刃こぼれしてしまいました。
が、この状態でも問題なく切れるので、しばらくこれでがんばろうかと。
こうして、かなり大量の本を電子書籍化しました。数えてみると、現時点で190冊ほど。容量は7GB強。
一冊210円+送料の自炊代行に頼めば4万円ほどかかる量の本を電子化。現時点で元は取れました。
せいぜい300冊程度の蔵書ですから、その半分強を自炊するだけでかなりすっきりです。
たった10枚程度しか吸い込まないScanSnap S1300iですが、一日3冊程度の自炊なら何とか耐えられるレベルです。
やっぱりS1500にして置けばよかったと後悔しかかったときもありましたが、我が家の蔵書をほとんど吸い込んでしまった今、このまま安物のS1300iで乗り切ってやろうかと。
ところで取り込んだPDFファイルですが、すべてiPadに”GoodReader”に転送して読めるようにしました。
PDFリーダーはいろいろ試しましたが、今のところGoodReaderがレスポンスと使いやすさでは一番かなぁ。
iPadも座って読むにはちょうどいい大きさですが、寝転がって読むにはちょっと大きい。やはりiPad miniの登場が待たれます。
なかなか日本では電子書籍化が進んでませんが、私の環境ではA4サイズ以下の本なら電子化することが可能になったわけで。
また電子書籍化により、iPhoneなどで隙間時間を利用して本を読むことも可能になったわけです。
ということはこれまで読む時間がなくてためらっていた本をじゃんじゃん買えることに。
今後書籍購入が増えるかもしれません。
しかしそうなると私のiPad/iPhoneはすべて16GBのため、ちょっと容量不足。もうちょっと容量の大きいiPhoneを買いたいところですが・・・
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