SoftBankもiPhone 5のテザリング解禁へ
9月21日からではなく、来年1月15日から開始ですが。
Engadget Japanese:速報:ソフトバンクもiPhone 5含む4G/LTE端末でテザリング解禁、月額525円(2年間無料)
開始時期が遅いだけで、基本的にはauと同条件です。月々525円、しかし2年間は無料。
こういうニュースを見るにつけて、やはりライバルの存在は重要だと感じさせられます。
iPhoneのテザリング機能なんてiOS 4.3から付いている機能。2年近く前の機能を今になって解禁してきたのは、LTEという高速回線を利用可能になったからというより、ライバルの存在が大きいでしょうね。
おそらくauがテザリング解禁宣言をしなければ未だにこのiPhoneの標準機能は使われることがなかったと思われます。
とりあえずは歓迎すべきニュースですね。
IntelにとってのAMD、iPhoneにとってのAndroidなど、ライバルが存在するからこそお互い気を抜くことなく正常進化できるわけです。
ライバル不在気味のMS社が暴走した結果、Vistaなんて欠陥OSがでてきたりしたわけなんですが、その直後出てきたネットブックと、それに組み合わせたXPが登場、なんと自分自身の製品がライバルとなり、Windows 7というOSを生み出すに至るというケースもあります。
もしかしたら、いつかiPhoneも”暴走”する時が来るかもしれません。もしユーザーの好まない機能がてんこもりされたiPhoneが登場したとき、それを制止する役割を果たすのは果たしてAndroidか、Windows Phoneか・・・
ところでこの”テザリング”という機能、ほとんど使い道がないから不要だという意見もあります。
しかし私はまれにしか使われないからこそ”必要”だと感じています。
iPhoneを持ってる人で、Wi-Fi版のiPadを所有してる人というのはそれほど珍しいわけではありません。
そのWi-Fi版iPadを旅行にもって行ったりするなど、外で使いたくなることは年に数回くらいはあります。
そんな年に数回の機会のためにわざわざ1回線余分に契約するのも馬鹿馬鹿しいので、普段使っているiPhoneをルーター代わりに使いたくなります。
月に何千円も払ってるのに、その端末でしか使えないというのはもったいなく感じますね。
同じ思いの人も多いのではないかと。
だからテザリングを解禁したからといって、いきなり回線がパンクするということはないかもしれません。
auのみならず、今回発表されたSoftBankのテザリングでも7GBという上限が設けられました。7GBという容量はモバイルで使う分には十分すぎる容量ですし、特定の人だけが回線を占有してしまうという事態を起こさないための歯止めとなるので、私個人としては賢明な措置だと思います。
そういえばiOS 6のダウンロードもそろそろ開始されますね。iPhone 5ももうすぐ発売です。早速どこかの携帯ショップをのぞいてみようかと。
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コメント
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まあ米国の場合、独占禁止法に抵触しないよう、生かさず殺さずでの飼い殺しが実態ですけどね。インテルにとってのAMDも、MSにとっての(かつての)アップルもシェアで8:2くらいの大差があるわけで、米国の市場規模が巨大だから成立するやり方です。エンジニアをマイナーで鍛えさせて、メジャーで引き抜く彼ら流のやり方ですね。
ネットブックは、PC全体で1%あるかないか程度の些事で、実際はほとんど影響を与えていません。景気が低迷し、企業がPCの更新をためらったことが、最大の要因とする方が自然でしょう。
日本の場合は、有体に言って総務省も巻き込んだ談合体質ですから、参考にすらなりません。貧富の差の大きい中国が最大市場である限り、今後アップルが首位に立つことはないでしょうし、他の業界同様失敗作を出せば市場で淘汰される、それだけのことでしょう。
投稿: | 2012年9月20日 (木) 04時06分
こんにちは、??さん。
最近ではIntelのライバルはARM系全般となりつつあるようで、この2年ほどで想像以上に脅威となりました。これはIntel、AMD双方にとって予想外の事態だったかもしれません。
ネットブックそのものというより、Vistaを売り出した直後に登場したネットブック向けにXPを復活させたばかりに、そのほかのPCにもXP搭載機が復活して7登場に至ったという意味での影響が大きかったといった方がよかったでしょうか。
もしネットブックがなければXPの復活もなかったわけですから、やはり影響がなかったとは言いがたい状況です。世間ではネットブックの評価を小さく考えてるようですが、ネットブック登場後でのPCの価格は大幅に下がり、OSの軽量化の要求は増したわけで、結果Windows 7の登場となったわけです。
投稿: arkouji | 2012年9月20日 (木) 23時47分
お久しぶりのゆっきんです。
やっぱり、たまのテザリングとエリアの広さでsimふりiPhone4をb-mobileで使ってきたが、iPhone5からはauもソフトバンクもテザリング開始なので、
無理してsimフリを手に入れなくてもよいかも?
ってなわけで、expansysの事前予約も放棄。
(予想通り、高くて買えなかったけど)
さらに我が家は「ひまわりネットワーク」契約なので、
auスマートバリューが使えるauに乗り換えればさらにお得。
でも、電話番号はともかく携帯のメアドの変更が面倒。。。
さよなら、ドコモ。。。
投稿: ゆっきん | 2012年9月23日 (日) 12時39分
こんにちは、ゆっきん さん。
いよいよ日本でもようやくテザリング解禁となりましたが、当面はauのみですね。私もスマートバリューねらいでコミュファ光と一緒に契約というのも考えてますが、とりあえず端末代がたまるまで静観です。
Expansysの値段も約9万円と、4Sの初期に比べればかなりお買い得かも知れません。この調子なら年内には7万円台になるかも。
Gmailを使うと、メアドの変更に悩まされなくて済みそうです。iPhoneを使い始めてから携帯メールはすべてGmailに集約してしまいました。これならAndroidやWindows Phoneに乗り換えてもそのまま移行できるため便利です。
投稿: arkouji | 2012年9月23日 (日) 15時31分