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2012年4月 8日 (日)

Windows 3.1から20年

もう20年になるんですね。

気になる、記になる…:「Windows 3.1」が発売されてから丸20年を迎える

日本語版の発売は1993年5月だったので、こちらでは19年ということになります。

Windowsをメジャーにしたのはまさにこの3.1。その後95で(Macの丸パクリといわれつつも)更なる進化を果たすわけですが、この3.1のソフト資産なくしてはWindows 95の立ち上がりもあり得なかったと思えるほど。

もっとも、Windows 3.1自体はMS-DOS上で動く16ビットOS(Win32sで32ビットアプリも動作可能)だったわけで、その後のWindowsとは大きく異なるわけですが。

ちなみに3.1というのがあるくらいなので、当然3.0というのがあったはずですが、ほとんど語られてませんね。私も見たことがありません。

このCM、見たことがあります。なにこの人キモい、という目で見てた覚えがなんとなくありますので。

ところで私がWindows 3.1を買ったのは、たしか発売から2か月ほど経過した7月ごろ。

当初はまるで買う気なし。「Windowsなにそれおいしいの?」状態。

買わなかった理由の一つに、当時の雑誌ではVGA解像度(640×480)を持ったPCでないと話にならないという論調がなされていたためですが。

当時持っていたのはPC-9801 BX(98FELLOW)。つまり640×400の98でした。

まさかWindowsを使うためにバカ高い9821シリーズ(98MATE)を買うわけにいかないし、と思ってたわけですが。

ところがある雑誌の投書欄に「PC-9801 FAにWindows 3.1をインストールしたら快適だぜヒャッハー!」というような文書(かなり誇張してます)を目にしたのですが。

この投書によると、Windows 3.1標準のアプリだけでもかなり使えるので十分元が取れるということ、別に98MATEじゃなくても十分快適に使えること、が書かれてました。

これを見て早速買ってみたわけですが、まさに投書の通りでした。

結局その後PC-9801 BX用のグラフィックボードを購入したり、オーバードライブプロセッサ(486SX 20MHz → DX 40MHzにアップ)つけたり、CD-ROMドライブつけたりして95時代まで乗り切りました。

あの投書見なかったら、私のWindowsデビューはずっと後だったかもしれません。

このころからでしょうかね、PC誌に書かれてることを疑うようになったのは。

今考えると、Windows 3.1とスマートフォンとの共通点が多いですね。

Windows 3.1は今のWindowsとは異なり、”プログラムマネージャー”と呼ばれる窓の中には今でいうショートカットがならんでるだけ。

ごみ箱もなく、ファイルそのものを操作するにはファイルマネージャーを使わないといけません。こういうところは今のiOSやAndroidの画面を彷彿とさせます。

スマートフォンの原点は、実はWindows 3.1じゃないのかと思えるほどですね。たまたまでしょうけど。

その後Windowsは複雑化の一途をたどるわけですが、Windows 8ではずいぶんと簡略化したUIとなってます。だんだん3.1の時代に帰っていくような感じですね。

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コメント

3.1というと私が小学3年頃に父が仕事用に40万?くらいで購入したのを触りましたねー
当時はワープロとの区別が付かなかったものですがTowerやらなにやらで遊んだ記憶があります。
その後95にアップグレードするんですがフロッピー50枚くらいを入れ替えてやったと思います。
しかもそれを父が当時小学生の私にやらせたもんですから…結局うまく行ったんですが、もし失敗してたら…今考えると恐ろしいですね。
そして95にアップグレードされたダイナブックはまだ動くわけですが…昔のPCは頑丈ですね。
僕のPCオタクの素質は小学生の頃からあったのか…

こんにちは、もみじさん。

3.1を買ったのは、ちょうど大学に入った頃でした。近所のPCショップで叩き売りしていた100MB HDDを買ったものの、まるで使いきれずに持て余してたところにこれをいれて使ってました。その後いろいろソフトいれてたらあっという間に足りなくなり、340MBのドライブに乗り換えたという思い出があります。

95ぐらいまではハードウエアが未熟だったためか、ちょっとづつ機能アップする楽しみがありましたね。今のPCは最初から音源もHDDもそれなりに揃ってますから、当時のようなワクワク感がなくなってしまいましたね。

まあそういう部分を今のスマートフォンが持ってると言えるかもしれません。素では使い物にならないが、アプリをいれて自分なりのカスタマイズができるという部分が受けてるのかもしれませんね。

テラドライブのCPU、80286/10MHz(セカンドソースだったAMD製)は、一応3.0をスタンダードモードで動作させることができたのですが、当時のDOSゲームですらギリギリのスペックだったので、結局買わなかったですね。日本語版の3.1から、80286は動作対象外になったので、通称白TOWNSと呼ばれるFM TOWNS II MX (486DX2-66MHz)を購入しました。
当時は、AT互換機(Baby-AT!)の自作や、X68、Mac、AMIGAの改造ばかりしていたので、”国民機”とは縁がありませんでした。おかげで、ITFの制限という98ユーザー共通の悩みを経験せずに済んだのは幸運でした。
今考えてみると、WindowsはMacとの差別化のために、ずいぶん無理して遠回りをしてきたよなぁ、という感慨があります。

こんにちは、passoさん。

私も結局新品で買った国民機はPC-9801BXのみで、中古で初代98ノートと、98NS/Eを買ったくらいです。

DOS/V機はLibretto 20を買ってしまったばっかりにどっぷりとはまることに。

比較的早くWindowsに移行していたため、結局98独自のものに振り回されることが少なかったですね。一太郎もいきなりWindows版買ってました。

95が出た直後は3.1には戻れないなぁと思ったものですが、今はどちらかというと3.1に近いインターフェイスが主流になりつつあります。実は3.1ってAppleとの差別化をねらって作られてはいますが、使いやすさという点ではいいとこいってたんじゃないでしょうか?

さて今ではMetroUIが5年に及ぶスマートフォンのベータテストの末に登場したことになってますが、ユーザーに受け入れられるでしょうか?

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