新しいiPadがあまり進化してないことはいいことじゃなイカ!?
新しいiPadの評価はおおむね”新しさが足りない”というものが多いようです。
例えばこちらの記事。
GIZMODO Japan:新しいiPad、結局買うべき? 買わなくていい? (動画)
GIZMODOさんの記事ばかり引き合いに出して申し訳ないのですが・・・
かいつまんで言えば、iPad 2から乗り換えを考えるほどの進化がないよ、という記事です。
付け加えるなら、初代iPadを持ってる私にとっても買いたいと思えるようなものがありません。今回も保留です。
ただ、私はそのことがむしろiPadにとってプラスじゃないかと感じているんですが。
一般ユーザーにとって、4~5万円もするようなものを毎年ぽんぽんと買い替えられるものではありません。
もし新しいiPadが、iPad 2に比べて格段の進化を果たしており、かつiOS 5.1が新しいiPadのみに対応していたら、果たして既存の初代iPadやiPad 2のユーザーはどう感じるでしょうか?
せっかく1~2年前に買ったばかりのものが古臭く感じます。あまり気持ちのいいものではないですね。
実はAndroid端末がそんな状況かもしれません。
毎機種テストできるような恵まれた環境の方なら、新しいネタが入ったと喜ぶところですが、買ったばかりのユーザーにとってはあまり面白いものではないんじゃないかと思うわけです。
SONY Tablet Sも9月に買ったばかりだというのに、未だにAndroid 4.0にアップデートできないため、なんだかすでに旧機種扱いです。
IS03を買った人が周りに何人もいますが、こちらも既に旧機種扱い。当時あれだけ話題になって買ったのに、今ではすっかり蚊帳の外な感じになってるそうです。
一方の初代iPadはiOS 5.1も導入できてるため、それほど古さを感じません。
だんだん初代iPadでは動かないアプリも増えつつありますが、まだ困るほどのレベルではないですね。
だからこそ、今のiPadが古くなったら次もiPad買おうかという気持ちになれます。
携帯でもタブレットでもそうですが、最低でも2年は買い替えられないというのが一般ユーザーの平均的な状況です。
Appleのすごいところは、最初に革新的なデバイスを出して、そこから世代間の進化を極力抑えているということでしょう。
だから、私はこう言いたい。
「タブレットを持ってない人は、新しいiPadがお勧めです。
すでに初代iPad、iPad 2を持っている人は、そのまま安心してお使いください。」
これが正しい言い方なのではないでしょうか?
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コメント
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どうもお久しぶりです。
確かにほとんどの人がiPhone4/4Sを使っている中iPhone 3GSもまだ現役で使っている人を見かけますね。
2年、3年経っても遅れている感を感じさせないところがAppleのいいところ。
しかし、Siriはつけてほしかったですね。目に見えて革新的なのはわかるんですが、やっぱり機能としても革新的にしてほしいです。
「史上最高のiPhone」があるんだからiPadもSiriをつけて史上最高にしちゃいましょうよ、っていう話。
でも日本に帰ったらiPad買っちゃいそうです。
あっ、ちなみに今いろんな事情で中国にいます。
再见!!
投稿: ヒトシくん | 2012年3月31日 (土) 00時49分
私は初代から第3世代に買い替えましたが、
Retinaディスプレイが圧倒的に美しく、文字が読みやすい点を抜いても、
動作速度だけで初代iPadには戻れない感じですね…
これはiPad2とほぼ同じなのでしょうけど
投稿: | 2012年3月31日 (土) 04時23分
こんにちは、ヒトシくん さん。
Siriはつけて欲しかったところですね。ただ世間ではクアッドコアCPUにならなかったことなど、ハード面の革新性がAndroidに比べて少ないことを突いている記事が見られることが少々気がかりです。
反骨精神(単なる反抗期?)旺盛のため、ちょっと大げさに書いてますが、ご了承ください。
中国には一度行って見たいですね。ちょっとうらやましいです。わざわざ遠いところからのコメントありがとうございます。
投稿: arkouji | 2012年3月31日 (土) 04時55分
こんにちは、??さん。
この記事のタイトルはやや言葉足らずですね。すいません。「Androidと比べて」進化の度合いが少ない、という意味でとらえていただければありがたいです。
iPad乗り換えをしないのは、単にお金がないからという事情が一番大きいのですが(笑)
これは今に始まったことではありませんが、高性能=高付加価値という図式で語る傾向の人が実に多くて、そういう人たちからみれば今回のiPadは失敗だといわんばかりです。
でも初代iPadとほぼ同時期に出たGalaxy Tabには最新のAndroid 4.0が載らず。世間からも忘れ去られかけてます。そう考えると、初代iPad買っておいて正解だったと思えちゃいますね。
確かに新しいiPadは高性能ですが、性能だけでいえば例えばクアッドコアのEeePad TF201の方が上ですが、商品の魅力は圧倒的にiPadの方が上です。きっと2年後もそうなってるんじゃないかと思いますね。
そろそろ高性能=いいことだ という図式で語って欲しくないなぁ という願望が入りすぎた記事だと思っていただければ幸いです。
投稿: arkouji | 2012年3月31日 (土) 05時16分
私もご意見には、完全同意です。
新しいiPadに新味が無いという人に、じゃあどうして欲しかった?と聞いて帰ってくる言葉が大抵、「アップルなら、私が想像もつかないことをやってくれると期待している」だったりするわけです。それで現状で不満は?と聞くと、「別に無い」と返すのです。つまり、本音では変革を望んでいないわけです。
それだけ期待される、アップルという会社は素晴らしいのは確かですが、調和を重視する彼らへ向ける言葉が、技術トレンドを無視していたり、やたら大言壮語であったりするのは、あまりにもベクトルがずれているように思います。カップホルダーの数やシートアレンジの多さを競う「日本の」ミニバンのように、道具に対して本質とは違うところを求める傾向が、現代の日本人には染み付いているように感じています。
投稿: passo | 2012年3月31日 (土) 13時50分
こんにちは、passoさん。
昔のPC誌がそうですが、高性能で機能の多いことはいいことだという短絡的な風潮を作り出しており、実際そういう製品が売れていったわけです。
そこに性能よりもコンテンツの充実を売りにした製品がでてきて売れ始めたのに、頭の切り替えが出来てないようです。
iPhoneやAndroid端末を比較する記事をよく見かけますが、ベンチだったりバッテリ駆動時間ばかりのってるものもあってびっくりすることも。
ソフトウェアを重視した雑誌が出ることを期待です。
投稿: arkouji | 2012年3月31日 (土) 22時15分