世田谷のTSUTAYAでガイガーカウンター貸し出し中だそうで
正確には”ガイガーカウンター”ではなくて、”シンチレーション”方式の検出器を貸してくれるそうです。
GIZMODO Japan:世田谷区TSUTAYAでもガイガーカウンターの無料レンタルを開始
”ガイガーカウンター”というのは、GM(ガイガーミュラー)計数管を用いて放射線を測定する検出器のことで、原理的に放射線のエネルギーが測定できないので、被曝線量(μSv)を測定することは出来ません。
これに対し”シンチレーション サーベイメーター”は、検出した放射線のエネルギーを測定することが可能。
ある物質に放射線があたると光を発するものがあり、これを光電子倍増管(有名な”カミオカンデ”の内側にいっぱい張り付いてるやつ)を使って電気信号として検出します。
この光の量がエネルギーに比例するので、飛んできた放射線のエネルギーを測定できるというもの。
簡易ではなく、厳密に被曝線量を測定したいのならこの”シンチレーション”方式の検出器の方が向いています。
だから”ガイガーカウンター”と呼ぶのは正しくないのですが、最近は「放射線検出器=ガイガーカウンター」になってるため、あえてそう表記しているみたいですね。
なぜか国内外で原発事故とは無関係な放射線源が出てくるご時世ですから、ガイガーカウンターなどで簡易的に測定したら、妙に反応するところが出てきた場合はこいつの出番です。
買うと高いですし、今後おそらくこの検出器のお世話になることはないでしょうから、借りて済ますのが一番ですね。
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