クアッドコアなTegra3搭載のAndroidタブレット”EeePad Transformer Prime”
おそらくTegra3搭載のタブレットとしては初になりそうです。
Engadget Japanese:次世代Eee Padは Transformer Prime 、4コアTegra 搭載で8.3mm厚
年内には登場する見込みだとか。
最大の売りはズバリ”クアッドコアCPU搭載”でしょう。
性能的には何ら問題はありません。
が、Androidタブレットは性能以前に備えなきゃいけない何かがあるような気がします。
私が思うに、それはアプリやコンテンツのことだったりするわけですが。
iPadは性能的にはすごいわけではありません。
しかしアプリ、コンテンツではずば抜けてます。
当たり前のことですが、パソコンにせよタブレットにせよ、ユーザーは結局ソフトウェアを使って何かをするわけです。
その”何か”が気持ちよくできる環境こそがコンピューターに課せられた最大の課題ではないかと。
クアッドコアということは、少なくとも3スレッド以上の処理が可能なソフト/アプリがあって始めて意味をなします。
しかし、PCですらクアッドコアをいかせるソフトはそう多くはありません。
メールやブラウザ、年賀状ソフト、ほとんどはシングルコアで事足ります。システム部分とCPUを棲み分けてもせいぜいデュアルコアで十分。
クアッドコアを載せるなら、クアッドコアを生かせるものをつけないと意味がありませんね。
ASUSはハードウェアメーカーですから、その時点での最強ハードを載せることが自らの役割と心得てるようですが、やはり肝心のソフトウェアがついてこないとただのベンチマークマシンで終わってしまいます。
すごいこだわりのサーフボードを買ったものの、一度もサーフィンをやらないのと同じです。
そろそろ”ソフトウェア”に注目してほしいものですね。
そういえば、釈さんが第4世代iPod touchをiPhone 4Sと間違えてたというニュースが世間を騒がせてますが。
GIZMODO:女優の釈由美子さん、新型iPhoneを買ったつもりが翌日それはiPodであることに気づく
あまりいいイメージで報道されてませんね。
でも私はむしろいいイメージでとらえています。
つまり”iPod touchでも十分アプリを楽しめることが釈さんを通じて証明された”と考えてるからです。
うちでもiPod touch 4G使ってますが、カメラもついてるし、家の中ならiPhone並に使えてます。はっきりいって、外で使わないならこれで十分。
性能が高ければなんとかなるという時代は終わってる気がします。
これからは、個人の楽しみ方をベースにソフトウェアを組み立てる時代のようです。
クアッドコアの強みを生かせる何かが出てくるのか?EeePad Transformer Primeが売れるかどうかはこのアプリとコンテンツにかかってるようです。
Eee Pad Transformer TF101 10.1型ワイド TFTカラータッチスクリーン ブラウン TF101-1B240A |
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コメント
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何気に、Eee Pad Slider SL101も発売されたりしてますが、EeePad MeMOに関しては音沙汰なしですね。Padfoneなんてキワモノは確実に出てきそうなのに…。
これってPS Vitaより強力じゃないか、という自動車向け!の化物プロセッサーも発表されてます。SH4とのハイブリッドとは、すげぇ。
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20111019_484612.html
実のところ、モバイル向けプロセッサーのマルチコア化の真の狙いは少電力化なんですよね。負荷に応じてアクティブなコア数を変化させると共に、各コアにタスクを分散させることで、クロックを低下させることが可能になり、大幅に電力が削減できると。しかも、それらをプロセッサー自身が動的に制御するので、ソフト側で無理に最適化する必要は無いんですよね。
ついに尼さんが動いてくれるのか!さんざん、日本の著作権ホルダー達に毒づいてきましたが、やっぱり外圧がないと動かないのか、という虚無感を感じるのは皮肉です。今度こそ書籍の電子化が進むのを期待します。
投稿: passo | 2011年10月21日 (金) 00時59分
こんにちは、passoさん。
なるほど、マルチコアの狙いは省電力化もあるんですね。一概にマルチスレッドのためだけではないんですか。
そういえばEeePad MeMOはどこへやら、何かこういうの多いですね、ASUSって。発売されてないモデルが過去にもいくつかありますが、この調子だとこのPrimoが年内と言うのも微妙ですね。
いよいよ日本でもKindle Fireが売り出されることになるんでしょうか?楽しみですね。電子書籍に乗り遅れるとだめだ、という状況をぜひ日本でも作って欲しいですね。
投稿: arkouji | 2011年10月21日 (金) 06時22分