本物の陰謀がわかる!?”世界史を動かした陰謀”
私はいわゆる”陰謀論”というのが嫌いです。
「911テロはア○リカの自作自演」、「アポロの月着陸は陰謀」、「地球温暖化説も陰謀」なんて話の大半はバカバカしくて聞いてられない。
陰謀そのものを否定するわけではありません。誰かの思惑だけで簡単に世界が動かせるわけがないということが信じられないだけです。
あの携帯電話の姿を一変させたジョブス氏でさえ、Androidというライバルがここまで強力になるとは予想してなかったでしょう。
たまたま85円の大安売りをしていたこの電子書籍も、そんな”陰謀論”な類なのだろうと思って、論破するつもりで買ったのですが。
まだ全部読めてませんが、これが予想に反しなかなかいい本でして。
この本、実際に行われた”陰謀”を一つ一つ解説している本です。
そして”陰謀”のその後がどうなったのかもちゃんとかかれています。
まさに”誰かの思惑だけで簡単に世界が動かせる”わけではなかったという結末が多いことがよくわかります。
どうも私自身”陰謀=トンデモ本”という図式を持ちすぎてたようです。反省。
”陰謀”という言葉に引きずられがちですが、どちらかというと”歴史本”といったほうが適切ですね、この本。
”陰謀”というキーワードゆえに、ごく一部の歴史的事実を列挙した本になってはいますが、ちゃんと背景の話もかかれていてわかりやすい。
人間にクローズアップしているところも好感が持てます。
読んでて思うのは、いくら陰謀を張り巡らしたところで、それがその時代の人々に受け入れられなければ結局は破たんするということです。
日本でも、戦国時代という陰謀、策略のオンパレードのような時代があり、なぜか現在の多くの人が憧れる時代となってるようですが。
それは、当時のごく一部の人々によって、結果として天下領民に支持されるような”陰謀”が張り巡らされて、その後の太平の世を作るきっかけとなったからなのかもしれませんね。
ところで今の時代、果たして後世の人がうらやむような”陰謀”がなされてるんでしょうか?
なんとなく、違う方向に向かってる為政者が多いかなぁと私なんぞは感じてますが。
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陰謀というのは、捏造・歪曲そして裏切りとセットになっているわけですが、近年では膨大な情報を駆使して検証され、短時間で真実を暴かれることが多くなったように感じます。まぁ胡散臭い”陰謀論”というのは、大抵の場合こうあって欲しいという、一般大衆の下世話な願望であったりするわけですが。
日本の場合、権謀術数を巡らして敵対勢力を追い落とすことは卑怯者のすることとする風潮があるのですが、たいていの国では正義である事が多いようです。実際、欧州の王朝や、中朝の宦官たちの壮絶な歴史を見知ると、戦慄します。平気で策を弄して罠にはめ、一族郎党皆殺しにしたり、無辜の民を残虐極まりない刑罰にかけてますから。
最近でも、北朝鮮の権力争いなんかは、おそロシアですし。
それが”国際標準”なせいで、そういう文化が希薄な日本人に対し、ろくに調べもしないで「お前たちも、当然やってるだろ、いや、やっているに決まっている!」と”ごく一部”の国から指弾されるのは、非常に不愉快です。
現代では、たいしてモノつくりに勤しまなくなったドル・ユーロ圏に富が偏在するのは何故か、と考えればマネーゲームで世界を動かす一部の層の”陰謀”によるもの、という結論になるのは悲しいことではあります。
投稿: passo | 2011年10月31日 (月) 22時25分
こんにちは、passoさん。
確かに日本人は策略に対してアレルギーを持ってますね。免疫もないため、あっさりと引っかかる傾向もありますが。何処かの政党が政権を取ってしまったり、何処かの島を掠め取った国がブームになったり。不思議です。
私利私欲ではなく、先の将来を考えた陰謀なら大歓迎ですが、この手のものは後になってみないとわからないのが難点ですね。今話題のTPP参加でも裏工作は行われてるんでしょうが、参加するにせよしないにせよ、これがどういう結末を迎えるのか?答えが出るまで10年はかかりそうです。
投稿: arkouji | 2011年11月 1日 (火) 06時33分