ジャンクPC”FMV-E600”と格闘
最近子供用リビングPCウサビッチPCが不調でしたが。
とうとうマウスを交換しても認識しなくなりいよいよUSBが逝ってしまわれた様子。
仕方がないので代わりのPCを調達。
じゃーん
3,150円のジャンクPC、富士通製FMV-E600です。
近所のハードオフで購入しました。
調べると2002年10月モデル。
http://www.fmworld.net/biz/fmv/product/hard/vdt0211/spec_e.html
つまり「はやぶさ」が地球を旅立つ前に売ってたPCということです。
Pentium 4 2A GHzで、メモリは512MBに増設済み、HDDは40GBという代物です。OSはもちろんなし。
小型PCながら、なんとグラフィックはオンボードではなくてRADEON 7000を搭載済み。
はからずも、私が初めてATIのグラフィックボードを手にしたわけですが。
実は私の勤めてる情弱会社のPCがどいつもこいつもこの筐体だらけ。
つまり
「悲しいけどこれジャンク品なのよね!」byスレッガー
なPCで毎日仕事してるわけですが。
なかなか壊れないので、買い替えが進まないんですよね。
しかしそのことがかえって信頼性を証明してしまい、今回購入した理由というのが何とも皮肉なものです。
さすが(組み立ては)日本製。壊れませんFMV。
とりあえず、9.10の入ったUbuntu Magazineがあったので、9.10を入れることに。
置く場所がないので、かなり狭いところでセットアップしてます。
起動直後10分ほどほこりが焦げるような臭いがしてたのはジャンク品ならではのサービスです。
とりあえず”第2代ウサビッチPC”の襲名式をしておかないと。
早速シールを移植。これ大事。
2階には有線LAN環境がないため、OSインストール後に下に移してネットに接続し、設定を続行。
そこで思い知らされたのですが、もうUbuntu 9.10てのは全くサポートされてないんですね。
Flashのインストールしようとしたらはじかれました。これじゃYouTubeが見られません。
Google Chromeもはじかれる始末。
仕方がないので、以前EeePCへのインストール用に使った11.04をインストール。
ところがペン42GHzでメモリ512MBのマシンに11.04はきついことが判明。
「ヒロシです・・・Flashを入れたいだけなのに、スワップが止まりません!!」
な状況に陥ります。
しかも散々待たされてFlashをインストールしたのに、YouTubeがコマ落ちしすぎて意味がない。
結局、Ubuntu 11.04化も断念。
というわけで、現時点でサポートされていてしかも一番古いバージョンのUbuntuである10.04 LTSをダウンロードしてインストールしました。
http://www.ubuntulinux.jp/products/ja-localized/download の中ほど、「Ubuntu 10.04.1 LTS」を落としてきました。
・・・ちょっと重いですが、ようやく許容範囲なOSになりました。この通り”onBoard”で日本語入力できます。
ジャンクでウサビッチなPCならではのトラブルにほぼ丸一日振り回されつつも、なんとか子供用PC復活です。
このFMV-E600、ちょっと気に入らないのはキーボードなしで起動するといちいちぴーぴーエラーを返してくること。
そのわりにちゃんと起動するので、最初から文句言わないでほしい。
それ以外は極めて順調。本体も小さくなり、場所もとりません。
子供にも使わせてみましたが、ノートラブルです(今のところ)。
ネット見るだけのPCならこれで充分ですね。ほんとに。
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USBボードの購入じゃなくて
PC購入ってとこが良いですね!って
ジャンク品とはいえUSBボードとドッコイドッコイの金額
なんですよね。
今考えれば30年前中古の軽自動車が買える金額を
8ビットのパーコン(電波新聞社「マイコン」誌)に
注ぎ込んでいたのは何だったのか?
その昔は夢だった5インチ・3.5インチFDが過去のものとなり
(昔はカセットテープでしたから)
夢のまた夢であったHDD(たしか20MBで20~40万円くらいだったような)が、
なんと2TBが1万円を切ってしまう
恐ろしく良い世の中になりました。
しかし、PCの使い道は、ビデオや写真、ブログにツイッター、なんだか映像機器や通信装置になっています。
それはそれで、とても良い事には違いないのですが
あのパーソナルコンピュータ黎明期の『夢』は
いったい何処へ行ってしまったのか…?
投稿: enutea | 2011年8月13日 (土) 09時18分
こんにちは、enuteaさん。
元々の子供用PCがPCIボードを受け付けないというずいぶん変わったマザーボードだったために、USBボードが増設できないんですよね。そのためUSB死亡=マザーボード オワタ というフラグが立つようになってます。
8ビット世代の人間から見ると、今の世の中のパソコンの使い方はどうなんだと思いたくなりますね。メールにネット、年賀状印刷くらいしか使わないのにCorei7の最新CPU買ってる人もいます。Atomでいいんじゃないかと思いたくなるほど。
一つには、ベンチマーク結果やクロック数絶対主義なパソコン誌の影響が強いんでしょうね。楽しい・便利な使い道の提案や、用途に応じたスペックの提唱をしてないからやたら高い性能のものばかり買わせてるんでしょう。
そういう意味では、今のスマホブーム & パソコン低迷はようやくその辺に気付いた一般人の当然の行動なのかもしれません。
ネットブックのころからずっと思ってるのですが、パソコン誌もそろそろお金を無駄に使わせる提案ばかりしないで、合理的なソリューションを提供しないとやっていけなくなる時代なのかもしれません。
投稿: arkouji | 2011年8月13日 (土) 20時16分