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2011年6月15日 (水)

スペースシャトル・ラストフライトに同行するアプリ”SpaceLab”

スペースシャトルのラストフライトが迫ってます(7月8日)が、そのシャトルにiPhone 4が同行することになったそうです。

Engadget Japanese:iPhone 4 が来月宇宙へ、実験用アプリはApp Storeで一般販売中

宇宙までSoftBankの電波が届くとは思えませんが(アメリカなのでAT&TVerizonか)、電話ではなく小規模の実験を行うために持っていくんだとか。

その実験用アプリが”SpaceLab”というもので、なんとApp Storeで既に扱われています。

iTunesプレビュー:SpaceLab for iOS

お値段は115円。宇宙向けアプリにしては安い。

で、何ができるのかといえば。

撮影した地球の曲率から高度を割り出す機能(Limb Tracker)、撮影した地球の海岸線から起動の位置を割り出す機能(State Acq)。

そして極めつけは”iPhoneのメモリに放射線が通過することでメモリの値が変化する「シングルビット・アップセット」という現象を利用した放射線測定”を行う機能がついてます。

これ、要するに”iPhone単体で放射線測定ができる”ってことですか!?事実ならすごいことです。

宇宙好きで変なアプリ大好き人間な私が買わないわけがない。

カメラを使うアプリなので、iPod touch 4Gに入れて早速使ってみました。

110614_21_05_33

オープニング・ムービーが気合十分です。いい感じのBGM付き。

110614_21_06_05

ISSに迫っていきます!!

110614_21_06_34

モジュールの一つに接近。このまま室内へ突入。

110614_21_07_28

ISS内部ではiPhone 4が飛んできます。

110614_21_07_54

そしてメニュー。

オープニングは派手でしたが、メニュー以降はうって変わってすごく地味です、このアプリ。

というか、かなり変です、このアプリ。

まず手始めに地球の曲率から高度を割り出す”Limb Tracker”から使ってみることに。

110614_21_08_13

どの機能も、まず”名前”を入力することからスタート。

一度入れればよさそうなものですが、その機能を何度使っても最初に名前を聞かれます

110614_21_08_31

続いて高度(Altitude)を聞かれます。適当に”100km”と入れました。

しかし高度を知りたいから使ってるアプリなのに、高度を聞かれるというのも変な感じです。

機能によっては気温も聞かれます。

さてようやく写真撮影です。カメラのアイコンが出てるので、タップすると撮影可能に。

しかし、地上にいる限りは地球が見えるわけがありません。

代わりの”地球”を探したら。

110614_22_06_21

あった!

戦闘力13000の”地球”です!

こいつの頭で”高度”を測定。

110614_21_08_59

うーん、地球は赤かった・・・シャアか!?

なわけがないですが。

110614_21_09_27

この頭・・・地球の曲率に画面上のラインを合わせます。

3つの丸をうまいことずらしていくと、この通りぴったり合うポイントがあるはずです。

一致したら”OK”をタップ。

110614_21_10_07

結果は”高度:3,925km”。

想像以上に高いところにいるようです。

ちなみにISSの高度は400kmといわれています。

さて、続いては放射線測定が出来るというこのアプリ最大の機能”LFI”を使ってみます。

やはり名前や高度を聞かれます。そこは省略。

110614_21_10_44

”Start”をタップすると開始!

・・・するはずですが。

110614_21_11_07

4、5とよく分からないまま”Done”が出てくるので、そのままタップ。

”Complete”で"Done"をタップするとメニューに戻ってしまいます。

ほっとくと2週間(またはバッテリの切れるまで)記録し続けるようなメッセージが出てたのですが、なんとなく動いている気がしない

で、よくよくApp StoreのLFIの説明を読んでみると・・・

110614_21_11_50

最後に”no output”って書いてますwww

つまりこれで終了ってことのようです。

なんだ、使えないのね・・・残念。

ちなみに、宇宙空間に一年間滞在すると100~200mSvの被曝をするようです(最近はこの単位が飛び交ったおかげで、説明はいりませんね)。

地上では年間1mSvといわれてますから、かなり高い放射線被曝量です。

これをiPhoneで測定できないかという実験なんでしょうかね?

それにしてもこのアプリ、いちいち名前や高度を毎回聞いてくるわ、オープニングの派手さのわりにあとの画面が地味すぎるわで、ちょっと変なアプリでした。

なによりも初めて宇宙にいくことのになったiPhoneの門出スペースシャトル最後のフライトというのはあまりに悲しすぎます。せめて2~3回前から使えなかったんでしょうかね?

このアプリのメニュー画面で、上の段のアイコンはリンク集になってるようです。関連ページに飛んでいくようです。

まあたった115円でスペースシャトルのラストフライトを体験した気になれる(?)アプリと思えば安いものでしょうか。

大人の超合金 スペースシャトル エンデバー号 (初回特典付き)

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