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2011年1月 6日 (木)

Android機は百花繚乱

ASUS Eee Pad発表、4月頃から登場など、CESプレ発表で沸きあがってますが、それにしてもAndroid端末の発表が多い。

英語版EngadgetのトップページもほとんどAndroidじゃないかと思うくらい。

Engadget:HTC ThunderBolt for Verizon and Inspire 4G for AT&T break cover courtesy of Rolling Stone ad

Engadget:Vizio Tablet hands-on preview

Engadget:Toshiba's unnamed Tegra 2-powered Android tablet powers on!

ちょうどMS-DOSやWindowsの初期の頃を思わせるほどの百花繚乱ぶり・・・というところですが。

私のような古い人間には、むしろ8ビット機の頃が思い出されます。

Androidを搭載する端末というのは携帯電話かタブレット。

しかしどちらもAndroid以外のライバルがいます。

第一のライバルとされるのはiOS機。iPhoneにiPad。しかし携帯電話でみればBlackBerryやPalmに従来型の電話(日本ならガラケー)もいるわけです。

タブレットにしても、やはりBlackBerryも出てきますし、Windows 7のだってあります。

すっかり紹介し忘れてましたが、ASUSもEee SlateというWindows 7タブレット作ってますね。

同じAndroidでも、CPUはTegra2だったりSnapdragonだったりと、これまた各社ばらばら。

WindowsならIntelにAMD、VIA程度だったのに、ARM系は派生が多すぎです。

しかしCPU一つとっても、どれかが突出している感がありません。

性能を見ればだんとつにTegra2な感じですが、みんなそこに行かないのが面白いところ。

まさにそこが8ビット機時代のように見えてしまうわけです。あのころも性能は確かにPC-8801系がダントツでしたが、X1やFM-7というマシンもそれなりに売れてました。当のNECもPC-6001/6601系を出してましたし。

スイッチ類もだんだん統一化されつつあるとはいえ、とてもひとくくりで扱えそうにないAndroid端末たち。今後ますます混迷の一途をたどりそうです。

そういう状況を、むしろ私は歓迎したいですね。

Windows市場はだいぶそういう淘汰がすすんだ結果、どの会社も似たり寄ったりなマシンばかり作るようになってしまいました。おかげで最近ちっとも面白くない。

まだiPhone/iPadがインターフェースを引っ張ってる感じですが、そのうちAndroid端末からユニークなものが出てくるんじゃないかと期待します。

案外Xperia Play(通称PSケータイ)がその魁となるかもしれませんが。

いつまでもiPhone/iPadの後ばかり追っかけていても先がないですからね。そろそろAndroidも独自の進化が始まりそうです。

この一年で、Android市場ではユニークなマシンが出ては消えていく、淘汰の時代が始まりそうです。

メーカーはたまったものじゃないですが、ユーザーとしては大歓迎。

そういう淘汰の中からしか、本当にいいものは出てこないんですよね。

AppleがiPhoneをひっさげて携帯市場にデビューした頃はずいぶんと批判が多かったですが、逆に今もっとも熱い市場だからこそAppleも飛び込んだんじゃないかと。

そのことが結果Androidという強烈なライバルを作り上げたわけですが、それはそれでAppleにとってもよかったんじゃないかと。

Androidがなければ、もしかしたらまだiOSにマルチタスクや壁紙変更機能はなかったかもしれません。

今後のiOS機の発展に寄与するという意味でも、Androidの混迷ぶりは私としては喜ばしい状況だと思っています。

とめどない記事になっちゃいましたが、要するに今年のAndroidの発展振り、iOS機の展開に期待したいということです。きっとWindowsも振り回されて、何らかの発展をしてくれるはずです。

なにかびっくりするような、わくわくするマシンが出てくれないか、楽しみですね。

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コメント

AndroidはフリーOSという仕様上、ニセモノまで本物になる混迷ぶりは見ていて非常に楽しいものがありますね。

ただ、記事のSAMSUNGのデジカメはAndroidデジカメではなく、Androidで遠隔操作できるデジカメですよ。
Androidデジカメは『Altek Leo』というものがあります。多分まだ販売はされていませんけどね。

こんにちは、haseosanさん。

ありゃ、ほんとですね、失礼しました。正月ボケが取れてないようです。

恥ずかしいのと、無くても文章に関係のない蛇足部分だったため消しました。気をつけます…

Engadget日本版もミスをやらかしてましたね(XperiaのFroyoアップデートという記事)。私のような個人ブログならともかく、あれだけのビッグブログでもやってしまうんですね。って、間違い記事の言い訳ではありませんが。

しばらくAndroidは混迷期が続きそうですね。中華マシンの発展ぶりにも目を見張るものがあります(パクリっぷりもですが)ので、来年あたりは5000円でそこそこ実用的な端末が登場(して福袋ネタにされる)という事態がおこるかもしれません。

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