トヨタ博物館で旧車三昧
Nikon D3000を持って、わりと近所にある”トヨタ博物館”へいってまいりました。
名前のとおり、トヨタ自動車が作った博物館です。
いきなりトヨダAA型がお出迎えです。
この博物館、トヨタだらけのように思えますがむしろ他メーカーの車の方が多いのが特徴。
車の歴史を一望できるものを目指しているようです。
2階には40年代くらいまでの外車、3階は戦後の日本車が中心の展示。新館に行くと、車と当時の時代背景がわかる展示物があります。
ちなみにこの写真、一応シボレーのようです。
トヨタ博物館のもう一つの特徴は、ほぼすべての車が”動態保存”されてること。
つまり、走れます。
時々イベントなどで走らせてるようですが、今日はビデオが流されてました。
この車も走ってますね。
大半はレストアして展示してるようです。
そのレストアの様子がわかる展示もありました。
こんな状態からどうやってレストアするのか?という様子が写真・ビデオで展示されてます。
専門の技術集団がいるらしいです。
”木炭車”なんて珍しいものもあります。
当然これも”動態保存”。
こいつ動く・・・のかと心配になりますが、ちゃんと走る様子がビデオでも流れてました。
さすがに木炭車はエンジン始動が大変そう。実際、かなり大変な様子でした。
昔のベンツです。今でも通用するんじゃないでしょうか?このデザイン。
2階は”ルパン三世の車”てかんじの外車が多く展示されてます。
3階は日本の旧車コーナー。どちらかというと、こっちのほうが私の専門です。
オーストラリア一周ラリーに参戦した初代クラウン(多分レプリカ)。この時代は観音開きですね。
軽自動車4連発。すべて360ccの時代。
一つ目のやつは前2輪、後ろ1輪の3輪車。”フジキャビン5A型”という車で、なんと85台しか作られてない車だそうです。
その横の黒っぽい車は”フライングフェザー”。これも世の中にたったの200台。
その横は”スバル360”、”マツダR360クーペ”という、比較的よく見られた車です。
昔は日野自動車も乗用車を作ってました。これは日野のコンテッサ前期型。
後期型のクラブは今でもあります。日野コンテッサクラブ
名車の中の名車、グロリア スーパー6。
渋いですね、これが昔欲しかったのですが。
本田 S500。
S600、S800は今でも見ることが出来ますが、このS500は希少です。よく入手できたものです。
S800なら乗っている知人がいました。
トヨタ スポーツ800。今でも走っているのを見かけますからすごいですね。
まさに大衆車の時代に登場した初代カローラ、サニーが並んで展示されてます。
初代カローラのほうは、今でも私の会社の駐車場に一台いるんですが・・・
フェアレディーZです。しかも希少車のZ432です。S20エンジン搭載のやつですね。
240Zも人気がありますが、私はこのZ432か、S30型が好きですね。
マツダの名車、コスモスポーツです。
初代ロータリーエンジン車です。ウルトラマンの科学警備隊の車として登場したとかしないとか。
今でも人気がありますね。
さて新館へ行くと・・・
・・・まあ、これも一応車です。大八車。
戦後直後に走っていそうなトラックですが、これと似たようなデザインのトラックがつい数年前まで生産されてたのにはびっくりです。
戦後復興期の展示物もありました。トランジスタラジオ、白黒テレビ、下駄、冷蔵庫などなど。
懐かしいと感じる人もいらっしゃるのではないでしょうか。
マツダ キャロルとともに展示されていたのは、当時の漫画・おもちゃ。
圧巻だったのはこの”鉄腕アトム”。他にも鉄人28号などがありました。残念ながらガラス張りのため、中は触れず。
昔の漫画雑誌もこのとおり。時代を感じますね。
新幹線のブリキのおもちゃもあり。赤字で”夢の超特急”って書いてあります。
やはり新幹線というと、この0系が印象的ですね。
見るだけではなく、座って触れるものもあります。
この”ローバー 6HP”もその一つ。子供を座らせて写真撮影してきました。
トミカの街もあります。
博物館には売店も設置されてまして、それこそ車三昧の物品が売りまくられてます。
そこで2,000円の”クリスマス福袋”なるものを購入。こういう商品に弱いんです。
中には手前のプリウス プルバックカーに、メガクルーザーのチョロQ、トヨタ博物館製 野菜カレー、スプーン、絵葉書、ボールペンでした。ちょっと2,000円にしてはいまいちか?
出口には、万博で使われたiUNITが展示されてました。
そういえばここ、万博会場のすぐそばです。
とまあ、家族サービスにはちょうどいいところです。大人1000円ですが、JAF会員は2割引で入れます。
車好き、特に旧車好きの方にはいいところです。
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コメント
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クルマには詳しくないんですが、
この車体に現代の電装したものって出ないんですかね。
今のクルマって、グッとくるものがナイんですよ。
投稿: atushi | 2010年12月12日 (日) 20時58分
すいません、「これ」の内容は↓です。
カッコいいと思うんですけどね。
>大衆車の時代に登場した初代カローラ、サニー
投稿: atushi | 2010年12月12日 (日) 21時01分
こんにちは、atushiさん。
昔の車のデザインそのままに現在にもってくるのは思いの外大変なようです。昔のバンパーは銀色の鉄製でしたが、あれを今やるとトラック以外は法規に引っかかるはずです。
昔の車って、生産数が少なかった分、無茶なこともやってた(手たたきで作ってる部品がある、など)ものもあるようですが、今はそんなもの作ろうものならえらいことになります。
いろんな制約があって、なかなかあの時代のデザインをもってこれないようですね。FJクルーザーという車が出ましたが、あれは一応昔のランクルFJ40を現代風にしたものだそうです。稀に昔の車のデザインを復刻しようということもあるようです(あまり似てませんが)。
でも、やっぱり旧車はいいですよね。フェアレディZ S30が今でも欲しい車です。デザインが渋すぎです。
投稿: arkouji | 2010年12月12日 (日) 21時13分
トヨタ博物館は好きなので何度か訪れました。クルマ好き
ならではのアングルの写真が気に入りました。
私はここの博物館にある1900年代のヨーロッパ富豪向けの
クルマが好きです。本当のお金持ちが一品もので造らせた
クルマは今見てもはっとするほどの美しいデザインです。
投稿: sou | 2010年12月13日 (月) 07時20分
コスモスポーツは帰ってきたウルトラマンですね。
ウルトラマンは円谷英二監督のシポレーでしたので。
ちなみにウルトラマン80には初代のRX-7でした。
投稿: 星屑倶楽部 | 2010年12月13日 (月) 08時25分
こんにちは、souさん。
あまりアングルは考えないで撮影してたんですが、よく見るとなかなかいい感じで撮れてますね。
昔の車ほどゴージャスですよね。もうどんだけお金使ってんの・・・ってくらいの豪華さが今の車にはほとんどありません。それゆえ旧車にあこがれてしまうんでしょうね。
投稿: arkouji | 2010年12月13日 (月) 12時27分
こんにちは、星屑倶楽部さん。
「帰ってきた」の方でしたか、うろ覚えですいません。ウルトラマン 80のころでようやく小学3年生でしたから、正直車種の記憶が微妙です。
そういえば、おもちゃの展示コーナーに”ウルトラマン”がなかったですね(見てないだけかもしれませんが)。マッハ号のおもちゃは見かけましたが。
投稿: arkouji | 2010年12月13日 (月) 12時31分
この木炭車に関してはこんな記事もあります。
http://www.webcg.net/WEBCG/carscope/2010/c0000023646.html
トヨタ博物館は時々イベントを行うので、時間が許せば又行きたいところです。
シュツットガルトのメルセデスベンツ本社も有名で、顧客から依頼があれば、一点ものでパーツを起こしてくれたり、レストアそのものを請け負ったりと少々次元が異なるギークぶりですが、死ぬまでに一度は行きたい場所の一つです。
グロリアは確かにしびれますね。あの直6はスカイラインの方が有名ですが、ドディオンアクスルなんて贅沢極まりない設計はいかにもプリンスらしいです(ホンダアクティのリヤアクスルもこれですww)。
投稿: passo | 2010年12月14日 (火) 23時14分
こんにちは、passoさん。
そういえばBMW本社の写真を見たことがありますが、めちゃくちゃおしゃれです。それに比べてト○タときたら・・・
旧車は日産車がお気に入りですね。ハコスカにケンメリ、4気筒スカイラインの3本グリルが好きですが、このスーパー6は見た目でしびれます。最近の日産は残念な車が多すぎですが・・・
ト○タでもコロナハードトップはお気に入りです。うちの会社の玄関においてありますが、昔の車ってかなり細かいところまでしっかり作ってありますね。やっぱり最近の車の価値って結構下がってる感じです。
投稿: arkouji | 2010年12月15日 (水) 12時23分
コロナハードトップは、アローラインのRT50
http://www.jsae.or.jp/autotech/data/1-39.html
でしょうか。
1600GT共々、ベルトーネデザインですといわれても納得してしまう、秀逸なデザインだと思いますし、この頃のトヨタのハウスデザインチームは歴史に残る名車を随分残しています。
子供のころ親戚の家にあった、RT40セダンもかっこよかったなぁ。
投稿: passo | 2010年12月15日 (水) 20時51分
こんにちは、passoさん。
そうそう、これです!これの黄色が置いてあります。
ヘッドレストもシートベルトもないという今見るとびっくりな車ですが、4年ほどの間にたった56,000台程度しか作られなかったくるまです。これがいずれマーク2になり、いつの間にかマークXになり・・・なんだかよくわからない車になってしまいましたね。
投稿: arkouji | 2010年12月15日 (水) 20時57分