まだArchos 28は仮予約のままなのに、一体何が届いたんだろ~?
なーんてしらじらしいこと書いてみましたが、実はこんなものも注文してたんです。
PX-S3Uです。”PT2のUSB版”と巷で言われてるやつです。
もうTS抜き環境としてQRS-UT100B、KTV-FSUSB2×2もあるというのに、どうしても気になって入手してしまいました。
というのも、これまで使ってきた地デジキャプチャにはない機能があるため。
それは”BS/CSチューナー”がついていること。
といっても、BS/CSアンテナ持ってるわけじゃないので、今すぐには使えません。
それにBS/CSの有料放送を見るためには赤のB-CASカードが必要。
ところがこのチューナー、赤どころか青のカードすら付属してません。まさにBカス非公認仕様。
まさに
「あえて言おう!カスであると!!」
とギレン総帥に怒鳴られそうなチューナーですが。
まあとりあえず、KTV-FSUSB2の青カード挿しときました。
この写真のように、上側に青い(赤い)面が向くように挿すのが正しいそうです。
しかしほんと邪魔くさいですね、このB-CASカードってやつは・・・N○Kの天下り団体だというのに、政権変わってもなくなる気配が(ry
まあ、政治的な話はおいといて。
早速、セットアップです。
当然ですがこのチューナー、泡削りだのファームウェア書き換えだのが要りません。
改造もなにも、はなからTS抜き仕様です。そういう点では楽ですね。
セットアップを「視聴」「予約録画」の2つに分けました。まずは「視聴」で動作チェック、確認後に「予約録画」の設定をしたほうが賢明です。
TVTest、TVRockなどこれまでも使ってきたソフトが多いため、同じ操作の部分については過去記事の引用が多いです。ご了承ください。
【1】視聴編
(1) ドライバを公式ページ(http://www.plexshop.jp/html/newpage.html?code=2)から入手します
下のほうに”Windows32bit ドライバ ver.0.2 ダウンロード”というのがあります。ver.0.2の方の”ダウンロード”の文字をクリック。
(2) BonDriverをDTVアップローダより入手する。”up386.zip”を持ってきました。
あとはKTV-FSUSB2でTS抜き1(TVTest編)の”■ ソフトのダウンロード (1)、(3)”を参考に、VC++ランタイムやTVTestを入手して下さい。
TVTestについてはDTVアップローダ:TVTestの中の「TVTest ver.0.○.○」となってるものの中から最新のものを落としたほうがいいかもしれません。
(3) (1)で落としたドライバを解凍します。
すると中にDPInst.exeというのがあるので、これをダブルクリック。
なんか、3回ほど「発行元の不明な・・・」と警告されますが、かまわずインストール。
完了もなんにも言っていません。何の音沙汰もないですが、3回目の警告後に終了してるはずです。
その後、PX-S3UをPCにUSB接続。
「デバイスドライバソフトウェアが正しくインストールされました」といってきたら成功です。
本当にハードウェアが認識されたかどうか、「コントロールパネル」の「システム」から「デバイスマネージャー」を確認。
3回聞かれたわりには、”PX-S3U”と書かれたドライバは2つしか出てきません。
なぜかこれで大丈夫でした。まあ続けます。
(4) 上の(2)で持ってきたTVTestを解凍します。私はまた例によって”TS-nuki”というディレクトリに移動。フォルダ名も”TVTest_PXS3U”としました。
同じく(2)で持ってきた”up386.zip”を解凍、中に入っている3つのファイルを、TVTest.exeの入っている”TVTest_PXS3U”の中に移動。
(5) ”TVTest_PXS3U”フォルダの中のTVTest.exeをダブルクリック。
とりあえずOKと押すと、「チャンネルスキャンしますか?」と聞いてきます。
が、そこではCancelを押してください。
(6) TVTest上で右クリックし、「設定」を選択。
一番上の「一般」を選択。
「ドライバの検索フォルダ」てのが空になっているので、このTVTestのフォルダを選んで下さい。
デコーダには、DVD再生用のものを選ぶといいでしょう。私の場合は「InterVideo Video Decorder for Ulead」を使ってます。
そのほかは、上のような設定になっていればOKです。
(7) 「設定」画面の中の「チャンネルスキャン」を選びます。
「スキャン開始」ボタンを押してしばらくすると、上のようにチャンネル一覧が出来ます。
これで”視聴”はOKです。
【2】予約録画編
(8) RecTest、TVRockをインストールします。
といっても、KTV-FSUSB2でTS抜き2 (TVRock編)の”■ RecTestインストール”から”■ TVRockインストール、設定”を実行してもらうと出来るはずです。手順はほとんど一緒。
ただし、一つだけ変更点が。
PX-S3Uでは”実行アプリ名”の”オプション”のところを”/d BonDriver_3WTV.dll /DID A /tvrock”とします。
私の場合、DTinst.batを使ってまた位置からやるのが面倒くさいので、”ドキュメント”の中の”TVRock”フォルダにある”dtv.ini”ファイルを直接編集しました。
もう4つ目のチューナーなので[TUNER4]となってます。[TUNER3]をコピーして、”APPPATH”と”APPOPT1”、”APPOPT2”をそれぞれPX-S3U用に書き換えました。
すでにTS抜きチューナー(QRS-UT100B、PT2など)がある人は、この方が早いかも。上のような感じになっていればOKです。
設定書き換え後、一度TVRockを落として、再度TVRockを立ち上げたほうがいいかもしれません。
その後、TVRockの「設定」を呼び出し、「チューナー」-「チューナー4」の「チューナーアプリケーション」を「TVRock DTV Target D」としておけばOK(チューナー4に追加の場合)。
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とりあえず、これで動くようになりました。意外と簡単ですね。
使った感触ですが・・・なぜか受信レベルが15~6dBとありえないほど低い(FSUSB2などでは30dB以上)表示なのですが、どういうわけか安定して受信できてます。
電波強度の弱い地域に住んでて、KTV-FSUSB2では時々録画に失敗するというところでも、このPX-S3Uなら安定して録画できたという話も聞いています。シャープ製のチューナーつけてるそうですが、受信感度は高いようです。
これまで3チューナーと闘った経験からくる慣れもあるんでしょうが、泡削らない分だけ気楽だったのもおおきいですね。ファームウェアの書き換えもないし。
その代わり、B-CASカードを調達したりしなければいけないなど、面倒な部分も多いです。
”USB版PT2”といわれてますが、地上波・BS/CSチューナーがそれぞれ1つづつ、機能的にはPT2の半分です。
その代わりこのPX-S3U、入手は比較的簡単です。
私は14,800円で手に入れました。Amazonや楽天市場あたりをまめにチェックすると、15,000~6,000円程度のものならごろごろあります。
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さて、これを買った目的ですが。
TS抜きチューナーを3つも持ってるわりには、最近ほとんど録画してません。
というのも、地上波で面白いと思える番組がほとんどありません。せいぜいNHKか、「とある魔術の禁書目録II」を見るだけ。
ずいぶん前にスカパーを解約しましたが、そろそろ復活させたいところ。
そうなると、CSチューナーが必要です。どうせならスカパー110が使えるやつ。
本当はPT2がいいんですが、転売屋のおかげで現在3万円超まで値が上がってます。
そうなると、選択肢がこのPX-S3Uくらいしかないんですね。
また、うちに2つもあるFSUSB2が、NHKなら問題ありませんが、テレビ愛知やメーテレで受信レベル低くて使い物になりません。
NHKの録画ですらたまに失敗するため、最近はQRS-UT100Bだのみになってます。
というわけで、QRS-UT100B並みの受信感度のチューナーがもう一つ欲しかったこともあります。
さてこのPX-S3U、うちでは地上波の受信・録画が可能になるところまでは確認できましたが、本当にこれBS/CSで使えるのか?
また、機会があればやって見たいところです。まずはアンテナを買わないと・・・
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