会社のパソコンって・・・
ちょっぴりショックなものを発見。
http://www.geno-web.jp/Goods/GB10011000.html
これのどこがどう”ショック”なのかというと、私が会社で使っているPCはこれよりさらに低性能なFMVを使ってるから。
このPCが6,000円ほどということは、私が使ってるのは4,000円にもならないんじゃないかと。
CPUはほぼ同じくらい(Sempron 2500+だったか?)、メモリ256MB、OSはWindows 2000 SP4。企業向け超格安仕様なため、FDD、CD-ROMドライブなし。
SP4もつい2~3年前に上げたばかり。
うちの会社では最近、新規購入PCについてXP Proの導入が開始されたばかりというなんとも信じられないような環境です(7 Bussinessのダウングレード権を使ってる模様)。
もっとも、うちの会社がまったくPC環境に無頓着だからこうなったわけではありません。
もちろん予算の都合もありますが、一番大きな理由は互換性。
XPですら動かない社内サイトの機能や内製ソフトがあったようで、ようやく対応が完了した頃には世の中Windows 7の時代に。
当然、7なんてとてもすぐに導入できるような状況ではなさそうです。
さすがにサポート切れのOSを使い続けることはセキュリティ上まずいということで、3年かけて社内のPCを7に一斉更新するとの計画が持ち上がりました。その場合、多分ダウングレード権を使ったPCは早々に7が入るんじゃないでしょうか?
が、会社のほとんどのPCが2000という状況ですから、恐ろしい台数のPCがハードウェアごと更新対象となるようです。
しかし冷静に考えると、会社の仕事を進める限り、サポート切れということをのぞけば別にWindows 2000のPCでもそう困ることはありませんね。
なんといっても、Windows 2000時代のPCがまだ十分動作可能という事実の方が注目すべきことなのかもしれません。
世の中、Windows 7への更新がなかなかすすまないようですね。依然としてXPが7割以上という状態なんだそうで。
そりゃ、Windows 2000時代のPCでも動くくらいなので、XP時代のPCなんてぜんぜん問題なく動作可能なんでしょうね。
私も一時Windows 7への切り替えを考えましたが、なかなか実行に移せてません。
理由は単純でやれることがまったく変わらないから。
わざわざ何万もかけて今の環境とかわらないなら、乗り換えても意味がありません。
XPユーザーが7へ乗り換えないのは、これが一番大きな理由なのかも。
7の購入者の大半は、乗り換えというより、新規あるいはPCが故障・不調になって買い換えというのが実態では。
PCの寿命に対し、OSの更新が早すぎるんでしょうね。PCの新しい使い方が開拓されたわけでもありませんし。
Windows 98からXPへの移行はかなり早かったようですが、98では使えなかった大容量のリソースが利用可能になるなど、互換性を切り捨ててでも乗り換えるだけのメリットがあったからこそなしえたわけです。
同じことがXPからVista、7に起こるかといえば、ちょっと難しいのではないかと。
今がすでにVistaなので余計やれることが変わりません。
XPより7の方が64ビット化が容易というメリットもありますが、よほど特殊なソフトでもない限り64ビット化するメリットがありません。
多くの人がよく使うブラウザや年賀状ソフトが4GBものメモリを消費するのなら、多分すごい勢いで7への移行がすすむのでしょうが、そんなソフト聞いたこともありません。メモリ消費の激しいレンダリングソフトや、せいぜい処理の重たい動画編集ソフトほどくらいでないと、64ビット化のメリットが出てこなさそうです。
そういえば、うちのVistaはHomeなためAeroが使用不可。7なら、いまどき最安のエディションでもAeroがついてます。
でもまさかAeroのためだけに乗り換える、というのは動機にもなりません。
まさにうちの会社が陥ってるようなサポート切れによる恐怖でもあれば、乗換えを考えるかもしれませんが、微妙なことにVistaはまだまだサポート切れを心配する状況ではありません。
もともとVistaを買った理由もたまたま店で見かけたらすげえ安く売ってたから、というだけにすぎませんし。びっくりするくらい安い7でもあれば乗り換えるかも。
結局、7への買い替えを考えるたびに自問自答し、却下し、でもまた買い替えを考えて・・・これの繰り返しです。
なにか背中を押してくれるものでもあるといいんですが。
同じような理由で、これまでMacの購入しませんでした。
Windowsよりやれることが少ないOSのマシンをなぜ買う必要があるのか?という具合です。
が、こちらはすこし状況に変化が。
MacのApp Storeがオープンするというニュースが流れましたが、私にとってはあれが購入の動機になりかねないほどのインパクトがあります。
別にApp Storeが開設されたからといって、すぐに何かが変わるわけではないのですが、iOSでApp Storeの便利さを実感しているだけに、なんともいえない期待感があります。
便利な仕組みがつくとなれば、OSの買い替えもすすみそう。旧MacユーザーもSnow Leoperdくらいには乗り換えようかと考えるのでは。
だから、MS社もWindows App Store作るべきだと思うんです。
Windows Phone 7にもApp Storeと同等のものはあるようですが、結局0からのスタートですから、どう考えても最初のうちは満足するアプリが出てくるわけがありません。
第一、ライバルのAppleはiPhone、iPadのみならず、MacにまでApp Storeを作ったわけです。
本家Windowsだったら、すでにたくさんのフリーソフトが存在するくらいですから、機能的にいいものが作れる土壌が出来あがってます。あとはアプリ開発用にもう少し敷居の低いWindows SDKでも作ってばら撒けば、2~3年後にはかなり盛り返せるように思いますね。
もっとも、そのApp Storeが手軽で使いやすく、便利なものでなければ意味がありません。それだけのものをMS社が果たして作れるのか・・・
・・・おっと、いつものように脱線してしまいましたが、結局しばらくは時価4,000円ほどのPCで仕事をするしかなさそうです。
ところでいつも思うことですが、富士通のFMVは丈夫ですね。職場のOA用PCはほとんどFMVで、大半は5~8年は経ってますがめったに故障がありません。
昔はDELLを使ってましたが、月に一度はだれかのPCが不調に陥ってました。この差はなんなんでしょうね。
まあ、それゆえにOSの乗り換え・ハードウェアの更新に二の足を踏んでしまう結果となったわけでしょうが。皮肉なことに、丈夫なことがいいとは一概にはいえないようです。
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