iPad対抗タブレット機が次々登場
東芝がFolio 100という、どう見てもiPad対抗な端末を発表してましたが(東芝のAndroidタブレットFolio 100の詳細の記事参照)。
そのほかのメーカーからも次々と出ているようです。
おりしもドイツのベルリンでIFA 2010というのが開催されているため、発表が集中してるようです。
ハセオ日記:ArchoseのAndroid端末はより取り見取り
フランスの家電メーカーのARCHOSは、なんと5つのAndroidタブレット機を発表。
画面サイズが2.8インチ~10インチから選べるという、なんとも贅沢なラインナップです。
Cortex A8というARM系のCPUを搭載、これまた下の機種から600MHz~1GHzまでさまざま。
一番遅いA8 600MHzでもiPhone 3GSと同じなんですね。そう考えるとかなりいいCPUです。
この中で私が一番気になるのは、最も安いArchos 28。
名前のとおり2.8インチ 320×240の端末ですが、Cortex A8 600MHzでお値段が99ドル。
安いだけでなく、カメラなしなので私の会社に持ちこめます。
今、会社に持ち込めるAndroid端末が無いんですよね。1万円程度で買えるというのも魅力的。日本で販売してくれないんでしょうか。
お隣韓国でもAndroidタブレットが発売。
GIGAZINE:軽量でコンパクトなハイエンドAndroidタブレット「GALAXY Tab」登場、グラフィックチップも搭載
Samsungが発売したこのタブレット、同社のAndroid携帯と同じ「Galaxy」の名称をつけられてます。
7インチ液晶(1024×600)、Cortex A8 1GHz、Android 2.2、380gで7時間駆動、LEDフラッシュ付300万画素カメラを搭載。3Gを内蔵しており、Flashも再生可。
日本でもドコモがGalaxy Sを販売する予定ですから、もしかするとこいつもドコモから販売されるかも。
タブレット機といえば、iOSとAndroidの一騎打ちの様相を呈してきましたが、一方でこんなものも発表されてます。
GIZMODO Japan:【速報】AndroidとWindowsがデュアルブートする世界初のタブレットが発表!
AndroidとWindows 7のデュアルブートという、珍しいタブレット機です。
Viewsonicというメーカーが発表した「ViewPad 100」は、10インチ液晶(1024×600)、CPUにAtom N455 1.6GHz、16GB SSD搭載。
Androidは1.6で、Flash非対応。その代わりWindows 7 Home Premiumをつんでますから、そういう用途はWindowsで、ということのようです。
スペックを見る限り、Androidはずしたら単なるタブレット版ネットブックですね、これ。
値段が出てませんが、普通のネットブックが4万円程度ですから、タッチパネルにAndroid搭載、SSD化でさらに値段が上がってそう。
当のMS社は、いよいよ満を持してWindows Phone 7を投入!ですが・・・
GIZMODO Japan:これで本当に追撃できるの? マイクロソフト、いよいよWindows Phone 7のリリース迫るも課題は...
なんだか出る前から”時代遅れ”な感が否めませんね。
やっぱり、iPadに対抗できるのはAndroidしかなさそうです。
当のiPadについては、こんな予測が出てます。
GIGAZINE:iPadが他社製タブレット端末を駆逐か、ネットブック市場をも取り込んで一人勝ちする可能性も
実際、ネットブックの市場はかなり食われましたね。他のパソコンの低価格化もあるんでしょうが、iPadの影響も大きいかと。
「iPadのシェアは20%にまで下がる」なんていってた人がいましたが、上の予測の方がより現実的な見方かと。
iPadの強さはなんといってもアプリ。25万といわれるiPhoneアプリもほとんど使えるわけですから、他の端末にはない強みです。
Windows 7タブレットだったらアプリの面では勝るものの、今度はバランスが問題。パフォーマンスをあげるとバッテリのもちが悪化、省電力にふると今度は速度が低下、両方なんとかすると重量と価格がアップ。
元々高価なOSなため、端末代もなかなか下げられません。ゆえにWindows 7タブレットPCがまだメジャーになれないのが現状。
先のWindows Phone 7もこれから出る端末なので、まだアプリは事実上0な状況。
こうなると、現実的に対抗できてるのはAndroidだけですね。
我らがASUSからは近々EeePadが出てきますが、私が有望だと感じるのはもっとも最後に出るであろうAndroid版のみ。それ以外は残念ながら消滅するでしょう。
最近ASUSははずしっぱなしです。EeePC 701のころの勢いはどこへやら・・・あの頃のように、”誰もが買える端末”を作るという志を思い出して欲しいですね。
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気になりますね。Archos 28。
Archos 28は今回発表がありませんでしたが、8GBモデルも存在するようです。
http://archosfans.com/2010/08/31/archos-android-generation-8-announced/
ArchosシリーズはRAMに関する情報がありませんが、最大512MB、モデルによって差がつけられている可能性もあるようです。
タブレット機は、Tegra 2などの高機能チップを積んだAndroidタブレットが出ないと勝負になりませんね。
iPadのiOS 4.2のアップグレードはTegra機への対向のために遅らせている可能性はありそうですね。
Windows Phone 7は…、Androidとのデュアルブートでシェアだけ伸びるということはありそうな気がします。
投稿: haseosan | 2010年9月 5日 (日) 21時08分
こんにちは、haseosanさん。
8GB版もあるんですね。それだけあれば充分です。
小型のAndroid端末欲しくなったら、Xperiaの白ロムに手を出すしかないかなと思ってましたが、何とかこれ出てくれるといいですね。
そろそろiPod touch対抗なAndroid機が出てもいい時期ですが…、SONYあたりがAndroidWalkman出したら買ってしまうかも。
投稿: arkouji | 2010年9月 5日 (日) 21時36分
Androidって当初はARM系でしか動かせないものだと思っていましたが、x86でも動かせるのには驚きです。
それにしてもAndroid機が増えてくると私も安価なもの(EKENのiPad似の端末等)でも良いから欲しくなりますね…。
そうそう、例のPC組み換えの記事ですが、4件に分けて何とか掲載が出来ましたのでお知らせします。
最後に登場するAcronis True Imageにそっくりなバックアップソフト、EASEUS Todo Backup 1.1がありますが、起動CDはバックアップ不能と言うお粗末なものでした。結局Win7でしか保存出来ないインチキソフトと言う事で…。
今の所は安定しています。
しかし、ライセンス認証でトラブル連発(オンラインはNG、電話でも混乱させる)と言う事でWindowsのやばさが露呈する結果でした。
投稿: Mira-Cuore | 2010年9月 7日 (火) 00時57分
こんにちは、MiraーQuoreさん。
EeePCにAndroid入れるという話も以前ありました。Intel CPU用にコンパイルして使うようです。もっとも、いろいろ問題があって使いものになりませんでしたが…製品版ならちゃんと動くんでしょうね、きっと。
Windows7、認証通ってよかったですね。あのアクティベーションが昔から気にいらないのですが、もし7のサポートが終わったら、アクティベーションも出来なくなり、使えなくなってしまうんじゃないかと心配になります。
お客を信用してないんでしょうね、MS社って。今時電話で解決せざるを得ないなんて、何か間違ってる気がします。
誰かフリーのWindows互換のOS作ってくれないですかね…LinuxのWineの発展版でもいいですが、そのうちXP時代の古いソフトが使えなくなりそうです。
投稿: arkouji | 2010年9月 7日 (火) 06時15分