iPhone/iPod touch版写真編集アプリ”ezimba”の怪
iPad用の写真編集アプリPhotogeneについてはiPad用写真編集アプリ Photogeneで紹介したとおりですが、iPod touch用にもなにかいいものがないかと探してみました。
で、とりあえず見つけたのは”ezimba”というアプリ。
350円の有料版がありますが、とりあえずためしに無料版のほうを使ってみました。
機能的には申し分ありません。これなら有料版買ってもいいかもと思えるほど。
しかし使ってみると、どこかこのアプリ変です。
AppStoreを覗くと、おそらく「無料版は編集した写真の下に”ezimba”というロゴが入ります。ロゴを消すためには有料版を購入する必要があります」と言いたいとおもわれる文章が・・・こんな風になってます。
なんだか日本語が変です。
私の日本語も変ですが、こちらのほうがかなりレベルが高い(?)です。
その下の機能一覧と思われる言葉もなにやら意味不明。写真編集ソフトの機能を示す言葉で”国境を接する”??
インストールして使ってみると、かなーり不安的中です。
以下のサンプルは、三重に旅行へ行ったときのラッコの写真を使ってます。
それはともかくその下のメニューをごらんください。
”国境”って出てますね。”楽しいWarps”もなにやら意味深です。
メニューをスクロールさせてみると、さらに楽しい単語が。
”再リサイズ”・・・別に”リサイズ”だけでいいのでは?”新しい”ってなんでしょう?
・・・とりあえずこの”新しい”っていうメニューからまずはチェックしてみた。
いきなりこれです、”女子高生アート”っていうなぞの選択肢が!
まあ男子として試さずにはおれませんね(笑)
選択してみると、こんなんでした。
女子高生とおぼしき人物が写真を抱えてるだけというなんとも短絡的なアートでした。
最初からいきなりやってくれますezimba。
このアプリ、元は海外版のはずですが、このメニューをわざわざ日本向けに用意してくれたんでしょうか?
”標準の拡張機能”という、なんとも微妙な日本語のメニューを開いてみると・・・
名前はどれも仰々しいですが、ここにあるメニューは選択してもほとんど違いがわかるかどうかくらいの微小変更なものばかりでした。
おっしゃるとおり”標準の拡張機能”らしい機能ばかり。
この手のアプリを使うとすれば、サイズ変更がメインだろうということで、”再リサイズ”なるメニューもチェック。
下には”90%-リサイズ”のように、読んで字のごとく画像サイズを小さくするメニューもちゃんとあります。が、なぜか最初に見えるのはこんな選択肢。
”作物3%”、”収穫は10%”ってなに?
”収穫は10%”を選ぶとこうなります。
中央部分が拡大表示されるだけ。どこがどう”収穫が10%”なのか不明。
なお、○○%リサイズっていうメニューは、ちゃんとその%並に縮小された写真になりました。これは問題なく使えそう。
”楽しいWarps”といういかにも楽しそうなメニューはというと、
”波”だの”爆発”だの、あまり楽しくない効果ばかり。
ところで、それぞれの効果の大きさを表す言葉が”高”、”培地”、”低”となってますが・・・”培地”って”中”の間違いでは?
いや、案外”中間の状態”のことを”培地”というのかもしれませんが・・・私のボキャブラリーにはないですね。
さてお待ちかね(?)の”国境”。
名前を見ただけでは何のことだかわからないものばかりです。とりあえず”鏡の国境”を選択。
ああ、”国境”ってきっと”枠”のことね。これでなんとなくわかりました。
それにしても”国境-調達”って何のことでしょう?
”3Dボタン”風の枠がついただけ。どこがどう”調達”なのか・・・結局意味不明です。
”芸術的効果”というメニューもある意味すごい。
”モネ”、”ピカソ”という名匠の名前が出てきます。
ためしに”ピカソ”にしたのですが・・・私は芸術のことはよくわかりませんが、これはピカソ風なんでしょうか?
ほかにも”幽霊ゴブリン”、”漂白剤”という、いったいどこが芸術なのかわからない選択肢もあり。
ここで紹介したのはほんの一部。ほかにも想像だにつかない名称の機能が盛りだくさんです。
さてこのアプリ、画像サイズの変更といった目的に使うのには十分な機能を持っています。
すばらしいアプリだと思います。
変な日本語もこのアプリの魅力の一つかもしれませんね。
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