Portable Ubuntu for Windows
Ubuntuを試してみたいけど、Ubuntu用のマシンが確保できない、HDDの空きがなくてUbuntu用のパーティションが作れない、あまりPC環境をいじってまでUbuntuをインストールしたくない、などなどの理由でUbuntuに触れていない人は多いんじゃないでしょうか。
そんな人のために、Windows上で動くUbuntuなんてものがあります。
”Portable Ubuntu for Windows”というもので、UbuntuがあたかもWindowsアプリとして動いてしまうソフトです。
ビギナーズ Portable Ubuntu for Windows というとても親切なサイトのおかげで、なんとか導入できました。
このPortable Ubuntuの入手先ですが、http://sourceforge.net/projects/portableubuntu/files/portableubuntu/UNO/の下のほうにある”Portable_ubuntu.exe”をクリックするとダウンロードできます。
450MBほどあるので、ちょっと時間がかかりますが・・・ダウンロード完了後は、このPortable_ubuntu.exeをダブルクリック。自己解凍を開始します。
解凍後、”Portable_ubuntu”というフォルダが作られるので、中をのぞくとこんな感じ。
この中の”run_portable_ubuntu.bat”をダブルクリックすると、Portable Ubuntuが起動します。
すると、こんなバーが現れます。見るからにUbuntuのメニューバーですね。
さて、見ていただくとわかるとおり、このUbuntuは英語版のままです。
そのままでは不便なので、日本語化しておきます。
まずリポジトリを変更します。
”System”-”Administration”-”Software Sources”を選択。
パスワードを聞かれますが、デフォルトでは「123456」を入力。
”Installable from”というところで”Other...”を選択。
すると一覧が出てくるので、”Japan”を探して三角マークをクリック、上のようにいくつか出てくるので、どこか適当に選択後”Choose Server”をクリック。
その後、”Close”をクリック。なにやらウィンドウが開いてきたら”Reload”をクリック。
ごにょごにょとファイルをダウンロードし始めますが、しばらくして消えます。
その後いよいよ日本語化。
まず”System”-”Administoration”-”Language Support”を選択。
”Japanese”の横をチェックして”OK”をクリック。
パッケージをダウンロード/インストールし始めます。
その下の”Default Langage”も”Japanese”にしておきます。
インストール完了後、再起動を求められますが、そこは一旦Portable Ubuntuを終了します。(メニューバーの一番右のアイコンをクリック)
見事、日本語化されました。
あとは普通のUbuntu同様、”アプリケーション”-”追加と削除”などを使えば、Ubuntu用アプリが導入されます。
これ以外に、上のリンク先を見ながらタイムゾーンの設定もしておきました。ここまでやればばっちりですね。
このPortable Ubuntuは、Cygwinと同じようにUbuntuそのものをWindows用ネイティブアプリにしてしまうため、実行速度はEeePC 1000H-Xでも十分なほど。
ただし、一般的なネットブックの1024×600表示では、時々画面からはみ出すものがあるため、EeePC 1000H-Xの表示を1024×768に切り替えて使ってます。
ところでこのPortable Ubuntu、バージョンは8.04となってます。
実は9.04版のPortable Ubuntuもありますが、うまく起動せず。
ちなみに、入手先はhttp://sourceforge.net/projects/portableubuntu/から。
画面の真ん中に”Portable Ubuntu”のロゴを出したっきりフリーズ。どうやらX Windowが開けないでとまっている模様。
とりあえず、8.04でもUbuntuの雰囲気は味わえるので十分ですが・・・ちょっと残念です。
しばらく遊んでみます。どれくらいちゃんと動くのか、興味がわいてきますね。
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