NetWalkerで電子書籍
そういえばNetWalker用電子ブックリーダーを出すとかいわれてましたが、すでに出ていましたね。
NetWalker研究室:NetWalkerで電子書籍を読むときの操作手順を、シャープ「PCスタジオ」で詳しくご説明しています
電子ブックリーダーのダウンロード/インストール、書籍の入手方法などが紹介されています。
電子書籍はこちらで販売されてます (NetWalkerライブラリー)
が、FireFoxでアクセスしても、書籍の購入ができません。専用の電子ブックリーダーでアクセスしないとだめなようです。
ところで、よく見たら私が昔買った「逆説の日本史」シリーズも売っています。
ところで、私もCLIEやHT1100のブンコビューアで、この「逆説の日本史」をはじめいくつかの電子書籍を読んでます。
この「ブンコビューア」というソフト、本来はシャープのザウルス用電子書籍を読むためのソフト。
ということは、同じシャープのNetWalkerのこの電子ブックリーダーって、ひょっとしてブンコビューア用書籍も読めるんじゃないの?
ということで、早速試してみることにしました。
私の持っている電子書籍は「.zbf」という拡張子のもの。
NetWalkerライブラリーにある電子ブックリーダーのダウンロードリンクをクリックします。
NetWalker上でダウンロードされたファイルをダブルクリックすると、ブックリーダーがインストールされます。
デスクトップに「電子ブックリーダー」という名前のアイコンができるので、これをダブルクリック。メニューの「書籍」-「開く」で、~.zbfのファイルを選んでやるとあっさりと開けました。
さすが最新の電子ブックリーダー、ブンコビューアより読みやすい感じです。
電子書籍自体は、上のリンク先から400円~1,000円ほどで手に入ります。ちなみに「逆説の日本史」シリーズは一巻当たり525円。
暇つぶしにはもってこいですね。
しかし、電子ブックというものに日本の出版業界はかなーり冷たいご様子。世界ではKindleなどの電子ブックリーダーがどんどん普及しているというのに、日本だけは取り残されてます。
おかげで、こんな記事を書かれる始末。
NetWalkerの電子ブックライブラリも、市販されている書籍に比べればかなり少ないのが現状。「逆説の日本史」も5年ほど前に9巻が出て以来、電子書籍では新刊が出てません(紙の書籍では10数巻ほどでてますが・・・)。
地デジのコピーガードといい、電子書籍の制限といい、どうしてこう日本は権利団体が幅をきかせているんですかね・・・
それでいいものが作られるのならまだしも、レベルは落ちる一方。視聴率が上がらず広告収入の減ったTV業界、休刊が相次ぐ出版業界。
こういうときは、逆転の発想でオープン路線を歩んだほうがうまくいくものです。次号が出ると、前の号を公開するASCIIのUbuntu Magazine Japanあたりを見習って欲しいですね。
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この間はどうもすみませんでした。
逆説の日本史は最新刊の16巻まで全巻持っております。
自分は書籍は紙でないと読んだ気がしませんので。
ただ、紙ベースですと場所を取るんですよね。
親といつも喧嘩してます。
まあ、最近雑誌等のコラムはPDFに落として保存するようにはしておりますが。
投稿: 星屑倶楽部 | 2010年1月13日 (水) 21時16分
こんにちは、星屑倶楽部さん。
このシリーズ、面白いですね。ちょっと癖がある筆者ですが、学ぶべきところも多いです。
私の場合、トイレや待ち時間などで読むため電子書籍が便利です。
なので、Kindleのような端末がでてきても、私にとっては大きすぎるんですよね。やはり携帯のサイズがちょうどいいです。
もちろん、紙の本もたくさん買ってます。永久保存版などは紙でなくてはいけないですね。まさにNetWalker活用本も買いましたし、ああいうのは紙のほうが便利だったりします。
持ち家にして一番よかったことは、本棚を置くスペースができたこと。2年ほど前に妻とけんかしながら、やっとこさ本棚買いました。蔵書でぱんぱんになってます。
私も、電子書籍全盛の時代になっても、おそらく紙の本を買い続けると思います。
投稿: arkouji | 2010年1月13日 (水) 22時37分
>日本は権利団体が幅をきかせているんですかね・・・
公的機関や役所、政治、日本の大手PCメーカー。。。
国民や消費者の立場に立って欲しいものでね。。。
投稿: intersect | 2010年1月14日 (木) 08時58分
こんにちは、intersectさん。
政権交代で一番期待していたのが、こういう分野の改革だったんですが・・・ぜんぜんだめですね。
地デジのB-CASカード廃止なんて、大してお金もかからず支持率を得られる絶好のねただと思うんですが・・・なにか裏の事情でもあるんでしょうかね?
電子書籍の流れは世界的に広まってますからね。日本でもいずれ無視できなくなると思います。そのころになって後悔しないように、しっかりやって欲しいものです。
投稿: arkouji | 2010年1月14日 (木) 12時33分
こんにちは、arkoujiさん。
日本では古本の流通がさかんなので、新品の本がすぐに古本市場に出回って著作権者、出版社にお金が回らないそうです。
電子書籍に参入すれば在庫コスト・印刷費がかからずに済むのに・・・と思います。利用者にとっては売り切れで読めない、というような不便さからも解放されますし。
投稿: sou | 2010年1月15日 (金) 01時10分
こんにちは、souさん。
個人的には、
電子書籍=暇つぶし・保存を考えていない本として読まれる
紙の書籍=保存用として購入される
ような気がします。なので、雑誌などは電子書籍のほうが売れるかもしれません。
漫画なんかは、電子書籍で買って、どうしても気に入ったら単行本を買うという人が多いんじゃないですかね。日本人って、古本屋が幅を利かせるほど本好きが多いので、電子書籍によって必ずしも市場が小さくなるわけではない気がしますね。
鉄道がはじめて日本で作られたころ、人力車を引いてた人たちは鉄道によって仕事が奪われると思ってたようです。
でも逆に駅から目的地の足として、かえって人力車(今ならタクシー)が増えましたからね。場合によっては、市場が活性化するかもしれません。
特に根拠はないですが、なんとなくそう感じてしまいます。
投稿: arkouji | 2010年1月15日 (金) 12時42分
arkoujiさん
鉄道と人力車のたとえ、とてもわかりやすいです♪
投稿: sou | 2010年1月15日 (金) 22時03分