Ubuntu 9.10提供開始
さて、待ちに待ったUbuntu 9.10がいよいよリリースされました。
http://www.ubuntu.com/からダウンロードできます。
昨日の夜はえらい込んでそうだったので、朝5時台にダウンロード。ダウンロード元は”Japan”を選択、朝早いせいか20分ほどで落ちてきました。
早速USAVICH PCにインストールしました。
さて、9.04との比較ですが・・・あんまり変わっているような気がしません。
起動画面が茶色から灰色基調になってました。デスクトップは、デフォルトの壁紙がちょっと変化したくらい。こちらは茶色基調のままですね。
まあ、バージョンが6.0 → 6.1になっただけなのに「7」と名づけて、見た目や印象を大きく変えてみせたどこかのOSとは違って、中身だけ替えることに専念した結果なんでしょうか。
いろいろ調べた限りでは、9.04から9.10の変更点は、
● 付属のFireFoxが3.0 → 3.5になった
● 起動時間がほんのちょっと縮まった
● ファイルシステムはext4というものに統一
(ディスクアクセスが高速化するんだそうです)
● 「追加と削除」が、「Ubuntuソフトウェアセンター」に変わった
これが一番大きく変わって見える部分かもしれません。
開くとこんな感じ。
おお、なんか見た目がずいぶんと変わりました。これはいい感じに使いやすくなってそう!
・・・と期待してましたが、アイコンをクリックすると、なんか今までと同じです。
ちょっとがっかり。まあ、従来のものから使いにくくなっているわけではないので、そんなに困ることではないですが。
しかし8.10から9.04の変化が大きかっただけに、今回の9.10は地味な変更に見えますね。
ただ、裏ではバグフィックスや、クラウドコンピューティングへの最適化など、確実に進化しているそうです。もちろん、これ以外の変更点もたくさんあるようです。
とりあえず、過去記事 USAVICH PC再びUbuntuマシンへとUbuntuリモートマシン構築2を参照して、メインPCとの共有フォルダ設定、リモート設定をやってしまいました。これで遠隔操作も可能です。
ただ、残念なことに無線LANアダプタは認識してくれませんでした。しょうがないので有線LANで接続です。
これから、9.10をいろいろと使っていきます。使い倒すといろいろとよさが見えてくるんじゃないかと期待してます。
Ubuntuといえば、NetWalkerばっかりになってますし・・・でもこのNetWalkerのおかげで、私のUbuntu使用率は以前に比べて格段に増えました。
ARM版9.10もデスクトップ版というのが出るようですが、NetWalkerにのっけられるものが出てくるかどうかは未定。シャープさん、頑張って出してくれませんかね?
« ARM版Ubuntuの入手先 | トップページ | Android版EeePC ”高峰”登場 »
「Raspberry Pi・Arduino・電子工作」カテゴリの記事
- 「DXに挑む!はじめの一歩 ~デジタルリテラシーを身につけよう~」にて登壇(2022.12.16)
- 忌まわしき暗黒の使者”G”を紫紺の炎に包みこの世から抹消せよ!的な装置(2022.10.18)
- Raspberry PiでUSBマイクから連続録音させる(2022.09.04)
- Raspberry Pi Zero 2 W 発表(2021.10.30)
- 2021年まとめ(2021.12.31)
Arkoujiさん、こんにちは。
小生も29日から、ubuntu9.10へのアップグレードを行いました。
・・・行いましたが、エラーが起こり途中で停止・・・終了orz
原因は、システムトレイに常駐させていたOOoが、更新の作業を妨げたため・・・と解釈しています。
(アップデート・マネージャでも更新拒絶されていたのですが、常駐OOoを停止したらアッサリと解決したため)
嗚呼、確かアップグレード作業前に、
「使用中のアプリケーションは停止してね」
との注意書きがなされていた様な・・・スルーしてた。
英文でのエラー表示で、小生は英語読めないT_T
結局、作業が中途半端に停止したことが気持ち悪かったため、
そして、システムファイル自体肥大化していた事もあり、前向きに(ん?)クリーンインストールし直しました。
その際に、ファイル形式はext3→ext4に変更。ついでにスワップ領域共々リサイズ。
ext4・・・体感的にですが、改善された様に思えます。ファイル間のデータ移動や起動時間が速まった様な。
ubuntu9.10・・・上記、ファイル形式に変更した事もあり概ね良好です。デフォルトのGUIが大人しくなったためでしょうか?落ち着きますね。
但し、アプリケーションの追加・削除(ubuntuソフトウェアセンター)を閲覧毎にクラッシュ情報が頻発しています。・・・まだ、以前の環境へ近付けている最中なので・・・ツライデス。
しかし、Windows 6.1 は気にはなりますが・・・パッケージ版は手が出せません。
OSの購入資金があるなら、CUPやマザーボードが1個/枚、HDDが数台購入出来ます。それで増設したいです。
アップグレード版もMac OS X snow leopardの¥3,300.-に対向してもらいたいものです。
企業及び市場の規模が違うのは判りますが・・・その方がかえって普及が速まり、結果的にMS社にとって良いと思えるのですが・・・。
USB3.0が標準搭載されて、SP(サービスパック)が登場までは小生は静観します・・・多分。
長文、お目汚し致しました。
さて、復旧!?作業続けようかな(笑)
投稿: くろいひと | 2009年10月31日 (土) 09時22分
こんにちは、くろいひとさん。
私は最初からクリーンインストールしてしまいましたので、特に大きなトラブルは起こっていません。まだ本格稼動していませんが、あまり9.04から変わらないイメージですね。
起動画面など、ところどころのデザインが落ち着いた色合いで好感が持てます。もともとWindows AeroやCompizといった派手な演出が好きではないので、かえってこの方がいいです。
Windows 7もOS単体で買うなら64ビット版にしようかと思っています。その場合、メインではなくUSAVICH PCに入れて検証することになりそうですね。
MS社もなかなか値下げしないのは、ライバル不在が大きいですね。Ubuntuがシェアを20~30%になったら、おそらく値下げしてくるか、廉価版OSとしてXPを復活させるなど、ユーザー本位な施策をしてくるんでしょうね。
というわけで、頑張ってUbuntuを応援していきたいですね。
投稿: arkouji | 2009年10月31日 (土) 09時57分
こんにちは。久しぶりです。
ちょうど余らせていたマザーボードがあったので9.10を入れてみました。クリーンインストールなので比較的簡単にうまくできたかな、と思いきやSVGA表示しかできません。
G31の内蔵グラフィックを使っているのですが、ネット上で調べると誤検出をすることがあるそうです。ドライバーは何とか探せたのですが、インストール方法がわからず頓挫中です。Fedoraに比べてUbuntuはいろいろ使いやすい点があって好きなんですけどね。
ところで、最近CUDAをさわりはじめました。GTX285が世界的に品薄らしいですが、これの2GB版を2枚でSLI接続して、速さがとても快感です。用途が行列演算で限定的ですが、この部分であればCore i7の5倍速ぐらいで計算できそうです。
投稿: KAJI | 2009年10月31日 (土) 16時35分
こんにちは、KAJIさん。
G31とUbuntu 9.04の相性が悪いとはきいていましたが、9.10でも同様とは・・・安いGeForceあたりをさして使うのがよさそうですね。
CUDAの活用、期待しております。うちの会社の計算機もどんどん肥大化しており、そろそろCPUばかりに頼ってはいられない状況になりつつあります。
おかげで私の仕事の内容は、CPUと人の取り合いばかりになっています(笑)
CUDAが普及して、計算機のコストを下げられれば、その分人を雇えるので、この両方の悩みがいっぺんに解決するかも知れません。
投稿: arkouji | 2009年10月31日 (土) 20時46分
こんにちは。
えー!?G31とUbuntuって相性悪いの?
それは知らなかった。
9.04のときはVGAは自動でも特に問題なかったんだけど、LANドライバで苦労した。
確かにGeForceを使うのは手っ取り早い解決方法だけど、今回使ったケースがアウトレットで購入したクセのあるケースで
http://www.abee.co.jp/Product/CASE/smart/SC120D/index.html
なんと、余っていた8600GTが入らなかった。
本体はえらくでかいくせに内部スペースがおそろしく狭い。よく調べずにケースを買ってしまったからいけないのだけど、おそらく使えるVGAカードはない・・・。がんばってG31の内蔵グラフィックを認識させるしかないです。
CUDAですが、GTX285、295あたりをつかうのであればそこそこ安くすみますが、これらはゲーム用途を想定しているのかなんちゃっての感じがします。TeslaというのがGPGPU専用ボードだけど、1枚20万円ぐらいしてけっこう高いんですよね。それだったら普通にCPUを買ったほうが安くすむかも。でも、計算機なんかよりソフトのほうがはるかに高くない?
投稿: KAJI | 2009年11月 1日 (日) 12時39分
こんにちは、KAJIさん。
ええと、表現が悪かったですね。”G31と相性が悪い”と明確な情報があるわけではなく、”G31と相性が悪かった人がいた”というのが正確です。
でも、Intelの純正チップの癖に、そんなことが起こるようです。
うちのUSAVICH PCはいまどきAGP、いまどきGeForce 5200FX(だったかな?)という驚異的な古さが自慢のボードなので、なんら問題ありません。
GeForceとLinuxはかなり相性がいいですね。相性というより、メーカーがきちんと対応しているというのが正解のようですが。
ATI製カードを持っている人は結構苦労している人もいます。Linux導入で迷ったらGeForceですね。
おっしゃるとおり、いまや通常計算機よりソフトのほうが高いです。
ただ、ちょっといろいろとあって、現状CPU数に依存しないライセンス契約というやつを結んでいて(あまり大きな声では言えませんが・・・某グループライセンスでごにょごにょっとやってます)、うちの会社ではハード代のほうがネックになっています。
投稿: arkouji | 2009年11月 1日 (日) 14時56分