久々に新しいEeePC 1000H-X活用(?)ねたです。
先日書いた週刊アスキー今週号(8/18・25合併号)記事の中の「大人の自由研究」の中に、「デジカメを使って定点観察し、ムービーを作る」というのがありました。
植物が育つ様子を一定時間ごとに撮影させ、その画像を結合してムービーにするというもの。なるほど、うちの水耕栽培もこの方法を使って監視してやればよかったんだ、と思った次第。
ところが、この記事では定点観察機能のついたデジカメ、またはパソコンにデジカメをつないでソフトで制御する、と書かれているだけで、具体的な方法は載っておりません。
振り返って、うちのEeePC 1000H-Xを見てみると、わりとご立派な(でも使い道のない)Webカメラがついていますね。
これを定点観察に使えないの?と思ったら、それを実現するソフトがちゃんとありました。しかもフリーソフト。
LiveCapture2というソフトです。サイトはこちら。
LiveCapture2
これはパソコンに接続されたWebカメラを使って定点観察するというもの。
主な機能として、
(1) 一定時間ごとに撮影(録画)する
(2) 動体検出を行い、なにか動くものを感じたら撮影(録画)する
(3) 撮影したデータをメール/FTPで飛ばすことも可能
Windowsで認識されたWebカメラならたいてい使えます。EeePC 1000H-Xの標準カメラはもちろん、USAVICH PCにつながっているWebカメラでも使えました。
設定方法を紹介します。
まず、上のサイトで「ダウンロードはこちら!」をクリック。
最新版ダウンロードの一覧のうち、「LiveCapture2」をクリックします。
ダウンロードされたファイルを解凍後、セットアップを実行します。
インストール後に起動すると、「接続するカメラの種類を選択してください」と出てくるので、「このPCに接続されたカメラ」を選んで「次へ」。カメラを選択してOKと押すといよいよ本体が起動してきます。
こんな感じの画面です。
各種設定をするところは、この画面の最下部中央の3本の線のあるところをクリックすると「キャプチャ設定」「カメラ設定」「起動設定」の3つのメニューが出てきます。
ここで「キャプチャ設定」を選択します。
まずは基本的な「Liveモード」の設定です。これは一定時間ごとに撮影する機能です。
「Liveモード」のタブをクリックします。上の画面のように「Liveモードを有効にする」にチェックをいれ、とりあえず「画像をハードディスクに保存する」にチェックしておきます。
「キャプチャー間隔」を押すとこんな画面。ここでは30分にしています。
「保存先指定」を押すとこんな画面が。Cドライブに”Capture”というフォルダをつくり、そこを保存先に指定しました。
「画像設定」を押して、上のようなファイル名の設定にしておくと、ファイル名に撮影した日時がかかれるので分類しやすいです。
この状態で「OK」を押すと・・・まだLiveモードは起動しません。本体の青三角の再生ボタンのようなアイコンをクリックすると「監視中・・・」と出てきて撮影モード開始になります。
数時間ほどおいておきましたが、確かにちゃんと30分おきに撮影していました。
これとは別に「Motionモード」というのもあります。
これは、カメラに動く物体が写ると撮影されるというもの。画像の変化が撮影のトリガーになっています。
「キャプチャー設定」の「Motionモード」のタブを押します。
一見「Liveモード」と変わらない画面が出てきますが、「動体検知設定」という項目が大きな違いです。
これを押すとこんな画面。
まず左上の「検知レベルの設定」が重要です。でも今の設定なら、どれくらいの動きがあると検知されるのかさっぱりわかりませんね。
しかし、ここでカメラに向かって腕を振り上げてみると・・・
なにやら「しきいち」の下に青いバーがでてきました。これくらいの物体が表示された場合の画像変化の量を示しているようです。
設定した「しきいち」より高い画像変化量がくると、超えた分が赤く表示され、プレビュー画面にも「動く物体を検知しました!!」とでます。
もうちょっと小さい物体でも反応するようにしたければ、「しきいち」を低く設定すればいいわけです。プレビュー画面と青いバーの大きさを見ながら決めるしかないようです。
「Motionモード」でのテスト撮影の様子です。ちゃんと手が写った瞬間を捉えています。
そばのカーテンをちょっと動かしたくらいでは反応しませんでした。デフォルトの設定だと、人くらいの大きさの物体が動かないと反応しない設定のようです。
撮影された画像をよく見ると、下に撮影日時が出ています。これは「Liveモード」でも同じでした。
「Motionモード」には、写真の撮影だけでなく、映像を検知した直後に一定時間録画するという設定もできます(上の設定画面の「録画を実行する」にチェックを入れると有効になります)。
このソフトの使い道ですが・・・
・ 水耕栽培など室内での植物栽培での定点観察
・ カブトムシなどの観察日記用写真撮影
・ 雲の様子や町の様子など時間ごとの景観変化のムービー作成用写真
・ 防犯カメラの代わり
私の想像力ではこのくらいしか思いつきませんが・・・最後の「防犯カメラ」はパソコンごと盗まれれば意味がないですね。
でも夏休みの自由研究には大いに使えそうなこのソフト。アイデアしだいでなにかできそうです。
ネットブックにも標準でカメラがついているものが多いですから、こうした使い道はいかがでしょうか。ただし野外の定点観察には使えませんが・・・
さて、私がこの定点観察ソフトでやろうと考えたのはずばり「水耕栽培」定点観察。
ところが、今あの水耕栽培”プロトタイプ”がどうなっているかというと・・・
なんか枯れ始めています。
光量が足りないのもありますが、下の肥料液が全然減っていないところを見るとどうやら水・肥料不足にも陥っているようです。
遺憾ながら”プロトタイプ”を放棄することにしました・・・
おかげでちょっとトーンダウン気味で、もう水耕栽培をやめちゃおうかと思ったのですが、妻の両親にこの水耕栽培のことを話したらなんか興味津々で、つられて私も乗り気になってしまいました。
なので、栽培期間が比較的短く、光量不足でも育つ”かいわれ大根”に切り替えてリトライしてみようかなあ・・・と画策中。
このときついでにこの”定点観察”をやってみようかと。
ただ安物Webカメラはピンボケ気味なので、やるならEeePC 1000H-Xを使おうかなあと考えてます。
問題は、その間EeePC 1000H-Xが使えなくなってしまうこと。動かしたら定点観察にならないですし。
まあそのときだけ寝モバにはVAIO type Pを使えばいいんですが・・・
お遊び用にもう一台安いネットブックがほしいところですね。もちろん、Webカメラつきで。ちょっと今頃になってEeePC 4G-Xが惜しくなってきましたが・・・安くなったこのEeePCを買うというのも手か?
------------------------------------------------------------
さて、まるで本題と関係ないですが本日の子供のIYH!品。
今日買ったものではないですが、今日完成しました。珍しく色を塗りました。
雷電21型です。
使った色はたったの3色(緑と黒と茶色)。あとはデカールを張ってやるとまあまあの出来になりました。
機体下面の灰色は塗ってません。地の色になってます。サボったわけではなく、色が売ってませんでした・・・最近プラカラーって売れてないんですかね。どこに行っても品揃えが悪いです。
まあ子供はこれで大喜びでした。
最近のコメント