今日は地デジチューナー QRS-UT100Bのセットアップをします。
このUT100B、ネットブックでも使えるというのが売りです。EeePCユーザーで地デジを視聴・録画してみたい方にはお勧めです。
それでは早速EeePC 1000H-Xにインストールして・・・と行きたいところですが、残念ながら1000H-X用に購入したわけではありません。
前々から「TS抜き」ができるという話を聞いていたので気にはなっていましたが、今回Vistaを買うときに店頭に2つ置いてあったのを見かけたので、つい買ってしまいました。
楽天市場では7,980円。私はコンプマート刈谷で8,980円で買ってしまいました。田舎なので高いです。
TS抜きとは、要するにコピーガードのかかっていない録画データを吐き出すようにしてしまうことのようです。
CPRM解除と似ていますが、TS抜きのほうが手順が明らかに少ない。
CPRM解除は、まず通常の地デジ録画を行い、CPRM対応DVD-RWメディアにムーブします。その後cprmgetkey.exe + cprm2free.exe + relCPRMを使ってDVD-Rドライブから録画データを吸い出す。そしてDVD-RWメディアはまた消去して使いまわす・・・これの繰り返しです。
でもPCで録画した地デジデータなのに、わざわざDVD-RW(しかも”CPRM対応”と書かれた専用メディアのみ)に入れてから吸い出さなきゃいけないんだ!!と思うのは当たり前の話。別に違法にネットでばら撒くつもりはありませんが、視聴者=犯罪者とひとくくりにしてコピーガードをかける今のやり方は納得がいきません。
TS抜きをした地デジチューナーは、録画データがいきなりMpeg2(拡張子は.tsですが)なので、編集もやりやすくなります。これこそPCでのテレビ録画の本来あるべき姿です。
いろんなサイトを見たり、今月のIPを立ち読みしたりしてなんとか予約録画ができるところまでこぎつけました(現在トライ中)。
まず、”必要なものかき集め編”(笑)
① QRS-UT100B
これは当然ですね。付属のCD-ROMからも一部ファイルを使います。
以下はファイル類です。Cドライブあたりにフォルダを作って入れておくのがいいと思います。私は「TS-nuki」という身もフタもない名前をつけました。
② BonDriver_HDP2_008
http://2sen.dip.jp/dtv/にいき、左メニューにある「HDUSアップローダ」を押し、ここにある「up0330.zip」をダウンロード・解凍すると出てきます。
③ uubd.inf
上のアップローダの「up0335.zip」をダウンロード・解凍すると出てきます。
どうやらリモコン機能を使いたい時に必要なようです。他のサイトや雑誌IPなどでは「up0324.zip」を落とせというんですが、もうここにはありませんでした。
うちはリモコンを使っていないので、これでいいのかは未確認です。とりあえず入れおきました。
④ TVTest
同じく上のアップローダの「up0332.zip」をダウン&解凍します。
これは視聴・録画に必要なソフトです。最新版を入手します。
⑤ uusbdv20beta.zip
http://www.otto.to/~kasiwano/download.htmからダウンロードできます。
⑥ 付属のCD-ROMのファイル(\ROBO_Origin\Drive)
上のフォルダのファイルをHDDにコピーします。
そしてこのフォルダ中からファイルを2つ(Quixun_HDTV_N_BDA.inf、Quixun_HDTV_N_BDA.sys)を削除します。
⑦ TVRock
予約録画に必要なソフトです。http://1st.geocities.jp/tvrock_web/から最新版が入手できます。
⑧ TVRockonTVTest
http://2sen.dip.jp/cgi-bin/pt1up/upload.cgi?search=TvRockOnTVTest&sstart=0001&send=9999&extlist=&size_min=1&size_max=&nojcode=checkedから入手します。「up0152.zip」でいいです。
・・・最後のほうになってわかったのですが、これらのファイルがまとめて手に入るようです。
それは、http://2sen.dip.jp/dtv/の左メニュー「DTVアップローダ」をクリックすると、コメントに「QRS-UT100Bビギナーズパック」というファイル(up0093.zip)があることがわかります。
これを解凍すると、付属のCD-ROMにあるファイル以外は入っていそうです。ちゃんとチェックしていないので、足りないものがあれば②~⑧を参照してください。
さらに手順が書かれたテキストファイルも載せられていました。今回、これも参考にしました。
さて、これら②~⑧のファイルをひとつのフォルダ(TS-nuki)まとめた状態です。
「Rectest」なんてものが入っていますが、これは使っていません(入れただけで使えませんでした・・・)。
さてインストール作業に先立ち、ランタイムのインストールが必要です。
Visual C 2008ランタイムがいるそうです。http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=a5c84275-3b97-4ab7-a40d-3802b2af5fc2からvcedist_x86.exeをダウンロードしました。
いろいろ調べると、VC2005ランタイムも入れたほうがいいとか、.Net Frameworks 1.0、2.0や3.5も必要だというところもありました。うちはVistaを入れた直後の状態ですが、とりあえず2008だけ入れただけです。
DVD視聴ソフトがすでに入っている人はいいですが、今回の私のように何もない状態だと、TVTestの表示がおかしくなりました(かくかく表示して、画面全体がざらざらになり、最後にリセットがかかる)。mpeg2デコーダが入っていないとおかしくなるようで、そのときはhttp://www.cccp-project.net/からフリーのデコーダを入れておくことをお勧めします。
さて、いよいよ”インストール編”です。
(1) ②で解凍した「BonDriver_HDP2_008」フォルダの中身を、すべて⑥で付属のCD-ROMドライブからコピーした「Driver」フォルダにコピーします。
(2) ③で解凍した「uubd.inf」を「Driver」フォルダの「setupHDP2」フォルダにコピーします。
(3) ⑤で解凍したファイルのうち、「uusbd.sys」を「Driver」フォルダの「setupHDP2」フォルダにコピーします。
(4) QRS-UT100BをパソコンのUSBにつなぎます。
(5) するとドライバのありかを聞かれるので、ここでいう「Driver」フォルダを指定します。
これでドライバがインストールされます(コントロールパネル-システム-デバイスマネージャの「UUSBD用デバイス」に「Quixun QRS-UT100B recording device」があるか確認してください)。
次に、視聴・録画用ソフト、TVTestを使えるようにします。
(6) まず②で解凍した「BonDriver_HDP2_008」フォルダから、④で解凍した「TVTest」のフォルダにBonDriver_HDP2.dllをコピーします。
(7) 「メモ帳」などのテキストエディタを立ち上げて、
[Hardware]
Products=3275:7020
と書いたファイルを「BonDriver_HDP2.dll.ini」という名前で「TVTest」フォルダに保存します。
(8) この状態で起動。すると、ドライバ、デコーダ、レンダラ、カードリーダなどの設定を聞かれます。
これはTVTestが動くようになってからの設定画面なので、初期設定が面とは違いますが、私は上の3行のようにしました。私は「CCCP」をインストールした上でデコーダだけはとりあえず表示のようにしましたが、DVD再生ソフトなどを入れていれば、レンダラ・デコーダともに「デフォルト」でいけるようです。
(9) あとはチャンネル設定ですが、TVTestを初めて起動したときに「チャンネルスキャンをしますか」と聞かれるそうですが、私の場合なぜか聞かれませんでしたので、設定画面を呼び出し(TVTestの窓上で右クリックして「設定」を選択)、「チャンネルスキャン」からやりました。
ここまでやって、ようやく視聴ができます。手動で録画もできるので、TS抜きがうまくいっているかチェックできます。
早速TVTestを起動して、下の緑のバーにある「録画」と書かれたところをクリックしました。
このとおり、録画中ですがCPUパワーも30%程度で済んでいます。
さて、録画したファイル(拡張子は.ts)をダブルクリック、「Windows Media Player」で再生するように関連付けしました。
このとおり、Media Playerでちゃんと再生。TS抜き成功です。
さて、続いて”予約録画編”です。
ここでは、⑦、⑧で入手した「TVRock」、「TVRockonTVTest」を使います。
(10) まず、「TVRockonTVTest」を解凍してできる「TvRockOnTVTest.tvtp」を「TVTest」の「plugins」フォルダにコピーします。
(11) 続いて、「TVRock」の中の「DTune.bat」を起動します。
(12) チューナーの数を聞かれます。ここでは「1チューナー」ですね。「次へ」をクリック。
(13) 「視聴・録画アプリケーション」を設定します。
視聴用、録画用実行アプリ名をともに「TVTest.exe」を選びます。各オプションは、視聴用は「/d BonDriver_HDP2.dll /DID A」、録画用は「/d BonDriver_HDP2.dll /nodshow /min /DID A」とします。ちなみに一番後ろにある「A」というのは、ほかにFriioなどを持っている人だと2台目の「B」としなくてはいけないそうですが・・・大半の人には問題ないですね。
(14) 次が厄介です。チャンネルの設定です。
こんな画面が出てきます。
まず上の「視聴地域チャンネル一覧」で自分の地域を指定します。
ただ、これでは単にその地域のチャンネル名が出てくるだけです。各チャンネル名を選択し、「チャンネル」と「サービスID」を打ち込んで「設定」をクリックするのですが・・・
その「チャンネル」と「サービスID」とはどうやって調べるのか?の方法がちょっと厄介。
それは「TVTest」フォルダの中にある「BonDriver_HDP2.ch2」をテキストエディタで開いて調べます。
カンマ(,)区切りの文字列が出てきますが、各チャンネルの3つ目区切りにある数字が「チャンネル」、6つ目が「サービスID」になります(たとえば「東海テレビ」なら、「チャンネル」は8、「サービスID」は3088になります)。
これを各チャンネル一個一個調べるというちょっとめんどくさい作業が必要です。
上の「チャンネル設定」の画面は、がんばって設定した後の状態です。設定が終われば「次へ」。
(15) なんかよくわからん画面が出ますが「次へ」。
(16) 番組情報を取得します。数十分かかりますと書いていますが、本当にかかります。食事や休憩などをして終わるのを待ちます。
(17) 番組表の起動をします。ログインユーザー名などを聞かれますが、デフォルトのまま「次へ」を押しました。このとき、ファイヤーウォールがなんかいってきますが「ブロックを解除」します。また、番組表をブックマークしておいてください。
これで予約録画ができるようになったはず・・・です。
下のタスクバー右側に「TVRock」というアイコンが出てくるので、左クリックすると自分で日時を入力して予約できます。また先の番組表で見たい番組をクリックすると、その番組の予約がされます。
が、今のところ、録画がうまくいきません。ファイルはできるんですが、再生できない状態です。
上の(16)の番組情報取得のときに、削除したはずの東京のチャンネル名が出てきてしまうし、なんかうまくいっている気がしません。
今は予約録画時のCPU負荷がかかるのを覚悟の上で、(13)のオプションを空白のままでうまくいかないかトライ中です。
・・・それにしても、昨日、今日と疲れました。この2日間、パソコンに向かっているか、子供の相手をしているか、家で草むしりをしているか(笑)しかしてません。
予約録画でうまくいきましたら、また報告します。
(参考サイト)
■ Re;con-ReviewDays:QRS-UT100BでTS抜きが可能に
http://dress.ktkr.net/?p=1729
■ 何の変哲もない新婚生活・・・:クイックサンの地デジチューナーQRS-UT100B購入!
http://ohtsuka.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/qrs-ut100b-9ff7.html
以下、あまり使いませんでしたが・・・
■ MonsterTV HDUSF まとめ wiki
http://www15.atwiki.jp/hdusf/pages/15.html
■ SKNET MonsterTV HDUS まとめwiki
http://www26.atwiki.jp/mtv_hdus/pages/13.html
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