EeePC 1000H-XでWine (Wine HQで情報収集)
さて、昨日はOffice 2000を入れたものの、さっぱり動かずという状態でした。
今日はまた懲りもせず「Age of Empires II」をインストールしてみました。
結果は、インストールはOK。しかし、起動せず。
この通り、インストーラは動くのですが・・・
情報収集をかねて、「Age of empires wine」とググって見ました。
するとたどり着いたのはこのページ。
http://appdb.winehq.org/objectManager.php?sClass=version&iId=147
読んでみると、どうやらWineのバージョン1.1.13で動いたと書かれていました。
「Configure Wine」で調べると、入っていたのは1.0.1。Synapticパッケージ・マネージャーでは最新版ではなく、Stable版が入っていたようです。
上のリンクを読んでみても、1.0.1では動かない模様。
そこで、このWine HQのページhttp://www.winehq.org/から、eeeXubuntu 8.10でのWine最新版(2009/4/8時点では1.1.18)インストール方法を調べました。
やはり、ターミナルからコマンドを打ち込む必要があります。
やり方は、http://www.winehq.org/download/debに載っている通りにやりました。
ターミナルを開き、
wget -q http://wine.budgetdedicated.com/apt/387EE263.gpg -O- | sudo apt-key add -
と入力。
次に、Ubuntu 8.10では
sudo wget http://wine.budgetdedicated.com/apt/sources.list.d/intrepid.list -O /etc/apt/sources.list.d/winehq.list
と入力します。(8.04や9.04では若干違います)
次に、
sudo apt-get update
と打って、
sudo apt-get install wine
とすると、最新版のWineが手に入りました。
・・・が、相変わらずAge of Empires IIは起動せず。まだ何かやらないといけないようですね。
代わりに、Office 2000が立ち上がるようになりました。
あの、シリアルNo.問い合わせの嵐はうそのようになくなり立ち上がりました。
画面はExcelです。この後セルに「=100+200」と打ち込むと、ちゃんと「300」と返ってきました。おお、クララが立った!!的な気分です。
ネットで検索すると、Wine上のOffice2000は日本語入力が出来ないとか、文字化けするとかいろいろいわれていましたが、なんら問題なく動きます。ちょっと日本語入力中がちかちかして見づらいですが、軽く触った限りでは問題ありません。
恐るべし新型、Wineは日々進化しているのがよくわかります。
このhttp://www.winehq.org/というサイト、要するにWineの公式サイトで、有志からのWindowsアプリの動作情報なども載っています。
また、WineってUbuntuなどのLinux系だけでなく、BSDやMacOS X用もあるみたい(と、このサイトのタイトルからは読み取れますが)です。
Xandrosで使えるかは、ちょっとわかりませんでした。Ubuntu、Debian、RedHat、Fedoraなど有名どころはhttp://www.winehq.org/downloadに出ていましたが・・・。
以下余談、いや、愚痴です。
まあ、わざわざWindowsがあるんで、Wineなんぞにこだわらなくても・・・とも思わなくもないです。
ただ、このままWindowsの独走を許してしまうのは、それはそれでユーザーにとってマイナス面が多いことをVistaの発売直後に思い知らされました。
世の中、Windows XPで十分な人が多いのに、たった一企業の論理でハードウェアの敷居の高いVistaを売りつけられる。
VistaはいいOSだと思いますが、XPだってまだまだいいOSです。実際Vistaが売られてからもXPは売れ続けていました。
Microsoftがそのとき何をやったか。
一方的にWindows XP販売停止を通告してきました。
もし、このときEeePCが登場していなかったら、このままVistaの時代になり、Windows 7はさらに重いOSになり、価格は吊り上げられていたかもしれません。
幸いEeePCがLinux(Xandros)を引っさげて登場したにもかかわらず、予想以上の売れ行きを示したため、葬ったはずのXPが復活してしまいました。
さて、今年の終わりから来年頭にかけて、Windows 7発売という節目を迎えます。
今やネットブックはWindows全盛、Microsoft独占状態です。このままだとWindows 7の価格を吊り上げかねない状況です。
だからこそ、Windowsに対抗する何かが必要となってきているわけです。
このWineの存在は大きいと思います。いろんなしがらみでWindowsから離れられない人が多いですから、これがLinuxへの移行するひとつのきっかけになるかもしれません。
というわけで、しばらくWineを追っかけてみようかと思います。私にとっては、当面Age of Empires IIが動くようになることが目標です。
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Atom230マシン+Ubuntu8.10、SynapticからWineをインストールし、アップデートをかけて最新バージョンにしてはいましたが、よくよく考えるとLinux上で使いたいWindowsアプリがなかったので、そのままにしていました。この記事を読んで、感化されAge of Empires IIの体験版を落として試してみることにしました。つないだモニターは15インチで1024×768の解像度、OSは最新の状態、DirectXのインストールなど一切なしで、いきなりダブルクリックでインストーラーは起動しました。ボタンの表示は出るものの「インストール」「キャンセル」の文字がでないので、ヤマ勘でボタンを押すとインストールが始まり、何事もなく終了。デスクトップに作られたショートカットをこれもそのままダブルクリックすると起動。おぉとバカみたいに感動。ただプレイ出来るところまで確認しただけで時間切れ、終了…。スミマセン。ちなみにAtom330マシン+Jarisでも試したところMadorisというソフトから起動することは確認しましたが、OSそのもののビデオドライバーが不備で非常に重いため、使い物になりません。Jarisはこれで消去しUbuntu9.04に変更します(この文章はJaris上で書いていますので、これがこのOS最後の仕事です)。
Amazonだともっと安いです。私も買おうかな。
投稿: passo | 2009年4月15日 (水) 10時01分
こんにちは、passoさん。
体験版は動いたんですか、ちょっと試してみたいですね。このゲーム、コピー防止のためにCD-ROMを読みに行くのですが、そこがうまくいかない原因かもしれませんね。
Jarisは動作が芳しくなさそうですね。まだ発展途上のOSといったところでしょうか。
Age of Empires IIはなかなかお勧めです。暇になったらまた腕を磨きたいですね。ちなみに私は飛び道具が好きなので、トルコばかり使っています。
投稿: arkouji | 2009年4月15日 (水) 18時59分