以前EeePCで地デジキャプチャー(ダビング編)では、BUFFALOのDT-H30/U2というUSB接続の地デジキャプチャーを使って録画した番組をどうやってiPod用動画にするかについて書きました。
いったん録画データをCPRM対応DVD-RWメディアに転送し、これをCPRM対応DVDプレーヤーで再生、これをコンポジット出力させ、ハギワラシスコムのいーレコ2(http://www.hscjpn.co.jp/products_s.php?idno=253)で録画させるというものでした。
しかし、これはとてもめんどくさい作業です。なにせ1時間の番組を転送する場合、DVDプレーヤーに1時間張り付いていなくてはいけません。ほっておくと、ずーっと録画しっぱなしになるからです。
かといって、今のところDT-H30/U2の録画データをiPod用に変換してくれる機能はないですし(ワンセグでなら、ダビング10により、著作権保護機能付きメモリに携帯 or PSP用動画を転送してくれる機能ができましたが)。
そこで、巷にあふれている「地デジ放送のコピー」の本を読むと、CPRMを解除できる方法が載っています。
それは「cprmgetkey.exe」を使ってコンテンツキーといわれるものを解読し、このキーと「cprm2free.exe」を使って、CPRM対応メディアに転送した録画データをコピーフリーの状態にして転送するというものです。
こう書くとあっさり終わりそうですが、問題は最初の「cprmgetkey.exe」が曲者。バージョンが021~041と複数あり、それぞれ対応ドライブが異なります。また、041というバージョンだけは使用期限が付いており(07/8ごろ)、「時限解除」というものが必要だということです。
以前にうちのドライブでも使えないかトライしました。ちなみにうちのDVDドライブはLITE-ONのLH-20A1P。対応ドライブとされているのは、LITE-ONではLH-20A1Sという、微妙に近い名前のもの。cprmgetkeyの時限解除した041で試しましたが、ダメでした。
それ以来ほったらかしの状態でしたが、2ちゃんねるを見ていたら、LITE-ONのLH-20A1というドライブは、021/022しかダメらしいということが書かれていました。
http://pc11.2ch.net/test/read.cgi/cdr/1203410892/
そこで、改めて022のバージョンで試したら、これがあっさりと動きました。成功です!転送後の動画もちゃんと再生できます。
このドライブの場合、cprmgetkeyをC:の直下におかないとダメかも?というようなことが書いてありましたが、私は「C:\temp」で動かしましたが、なんら問題なく動作します。
それにしても、この地デジ放送の不便さ、傲慢さ、なんとも許しがたい状況です。まさにこちらの記事に書かれているとおりです。
computerworld.jp:「ダビング10」騒動で、日本のコンテンツ市場を憂う 利用者を軽視したガチガチの著作権保護がコンテンツ産業を衰退させる
だいたい世の中iPodや携帯で動画が見られるようになり、ネット上でも動画配信が当たり前になっているのに、この時代錯誤な状況は一部の人間引き起こしている人災なんですよね。
世界は無料のデジタル放送なんかにB-CASカードなんかつけていません。コピーガードもつけていません。個人のバックアップくらい認めています。
そもそもB-CASカードをつけることがデジタルチューナーの価格を引き上げ、地デジへの移行の妨げになっているわけですから、さっさと是正すべきです。
まあ今のところ直す気がさらさらないようなので、こちらとしても自衛の手段をとらざるを得ないというところです。
・・・というわけで、このCPRM解除に使った参考書籍は、以下のとおりです。
メディアつきの書籍です。「cprmgetkey」「cprm2free」などが収められています。
対応ドライブは、先の2ちゃんねるのスレが参考になります。一度ご覧ください。
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