デスクトップ機のUbuntu環境
EeePCからUbuntuを削除してしまったので、「EeePC Ubuntu」というカテゴリー名を単に「Ubuntu」としました。
Ubuntu自体はデスクトップ機に入れてあるので、これからいろいろ試そうかと思っています。EeePCでは画面サイズが制約になり、試せないソフトがたくさんありました。デスクトップ機ではそんな心配はありませんね。
以前にも紹介しましたが、私のデスクトップ機もASUSです。M/BはP5VDC-MXという、Core2Duoに対応しているのにDDR400のメモリが使えるというちょっと変わったボードです。CPUはPentium Dual Core 1.6GHz、DDR400 1GB、HDDは640GB+320GBでWindows、160GBのドライブにUbuntuを入れています。つまりEeePCのSSDの40倍の領域を使えるようになっています。
Pentium3時代ぐらいからM/BはMicroATXしか買わなくなりました。ATXってPCIをさすところが多いですが、下の二つは上のPCIスロットのスレーブになっており、スレーブ側にさしたカードがよくマスター側のカードと競合し相性問題をよく起こしていました。これがトラウマになって、どうせさしても使えないなら、最初からないほうがいいというのがMicroATXを選択する理由です。
ケースも小型のものを選択できるのがいいのですが、今回はそれがあだになってしまいました。
うちのケースは3.5インチベイが3つ、5インチベイが2つあるのですが、HDDは結構熱を持つので3.5インチベイひとつを熱対策であけていました。しかし今回HDDが3台となり、1台つけられなくなりました。
むりやり突っ込んでもいいのですが、やはり熱でやられないか心配です。HDDって10度上がると寿命が半分になる(?)と聞いたことがあり、実際熱いところに配置してあったドライブを一度昇天させたことがあるので、それがトラウマでHDDの熱には気を使っています。昔は5400回転のドライブしか買わなかったほどです。
5インチベイは2つあるのですが、そこにDVDドライブを2つつっこんでいます。1つおろせばいいじゃないかと言われそうですが、これがいろいろ事情があってはずせません。新しいDVDドライブでは市販の書き込みソフトが動かないので古いDVD-RAMドライブが必要で、一方DVD Shrinkなどを動かすのは逆に新しいドライブでないと遅くて使い物にならないという状況のためです。
というわけで、私が取った解決策はこんな感じです。
・・・ケースの底に置いただけです。熱対策はばっちり!のはずです。
さて、この底に置いたドライブがUbuntuの入っているドライブで、これと640GBのWindowsドライブとデュアルブートにすればいいだけです。
しかし、どうもLinuxのブートローダは信用できません。EeePCの時もそうでしたが、Windowsのドライブ側にgrubを入れたくありません。これも、以前Turbo Linuxを入れたときにブートローダが壊れて両方とも起動しなくなるということがあって以来、トラウマになっています。
理想は、起動ディスクを切り替えてしまうこと。しかしそのためには毎回ケースを開けてつなぎ変えなくてはいけません。かといって、リムーバブルHDDケースはおもったより高くてすぐには買えません。
結局、とった解決策はBIOSで切り替えるという方法。
今はCD-ROM、HDDの順に起動するようにしていますが、うちのM/BはどのHDDを最初に持ってくるかを選択できるようになっています。いま、SATA1に640GB HDD、2に160GB、3に320GBという順につながっています。そのままだと640GBがHDDの先頭になっていますが、これをSATA2を一番にもってくると、160GBのドライブから起動できるようになっています。
これだと費用がかからず、ケースをしょっちゅう開ける必要もないため便利です。切り替えの度にBIOSメニューを立ち上げないといけませんが、これでもお金と手間を省けるので問題ありません。
さて、早速試してみたいアプリケーションは、タックスペイントというソフト。昔Macであったキッドピクス(?だったかな)というソフトのような子供向けお絵かきソフトといったところでしょうか。
EeePCでも立ち上がるのですが、画面が狭いのと、子供が興奮してEeePCを踏みつけてくるので、これがトラウマになってしまい(今日はトラウマばっか)、デスクトップで立ち上げたいと思っていました。
そういえば、下の記事を見るとEeePCでブログ更新のアンビンバンコさんの娘さんも使っているんですね。
http://eeepc.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/asus_5963.html
下手にクレヨンで壁に落書きされるより、このソフトを使ってもらうほうがずっといいです。子供をお持ちの方で、Ubuntu機を持っておられる方にはぜひお子さんに使わせてみてください。
ちなみに、Ubuntuにタックスペイントをいれるには「アプリケーション」メニューの「追加と削除」で「教育と教養」の中にあります。マークして「変更の適用」と押すだけでインストールされます。このあたりはUbuntuってWindowsより楽ですね。
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おはようございます。
私も自作PCに関しては似たような悩みを持っておりました。
HDDの熱対策、参考にさせていただきます。
PCIスロットにもスレーブがあるのですね。知りませんでした。
タックスペイント、子供さんの居られる方にはお勧めだと思います。
そういえばatomに最適化されたubuntu remixってのも発表されたようでこれもいつかは試してみたいと思ってます。
投稿: アンビンバンコ | 2008年8月23日 (土) 09時15分
こんにちは、アンビンバンコさん。
安定していたのにネットを見ながらMP3を聞くとフリーズしたことが昔あって、よくみたらサウンドカードのスレーブにLANボードが刺さっていた、というのが原因でした。基盤のパターンもよく見たらつながっていました。
最近はPCI Expressになったので事情が変わっているかもしれませんが、そんなにたくさんボードもささないので、MicroATXでいいかもしれません。
Atomプロセッサマシンも増えてきましたから、ubuntuも対応してきていますね。
昨日、知り合いの人にNetbookの話をしたら、早速乗り気になっていました。なんでも、安くてXPのノートPCがほしいのに店で売っていないといわれたそうです。EeePCくらい売っていないんでしょうか。もっと宣伝して、知名度を上げていかないといけませんね。
投稿: arkouji | 2008年8月23日 (土) 12時34分