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2008年6月13日 (金)

EeePCノススメ2

以前、EeePCノススメというのを書きました。世間のEeePC批判、安かろう悪かろうに真っ向から反対意見を書きました。これはEeePCに限らず、低価格UMPCや、EeePCにつられて値段の下がってきたノートPCこそ、もっと主流になるべきだという私の意見を述べたものです。

今のパソコン批評は、車でいうなら4リッターカーでなければ車にあらず、という極端な前提があり、軽自動車のような低価格・低性能なものは認めない、という傾向が強いというのはこれまで散々述べてきたものです。

しかし、今日はちょっと視点を変えた話をします。

Google検索などでEeePCを検索すると、関連検索に「EeePC 改造」「EeePC 解像度」「EeePC Windows2000」などというキーワードが出てきます。つまり、EeePCを持っている人は、みんな何か試行錯誤しているということがキーワードに現れています。

また、EeePCは光学ドライブがありません。16GB SDHCを上海問屋から買うなどして容量を増やす必要があります。本体以外にいろいろ出費がかさみます。

この2つは一見EeePCの「欠点」に見えます。が、私はこれこそEeePCの「利点」であり、EeePCを買う人が多い理由だと思いました。

私は会社でマネジメント関連の研修をいくつか受けました。このマネジメントというやつには、業務を効率的に動かすように部下を指導していくということも含まれます。

では部下をうまく育成するにはどうしたらいいのか?その答えのひとつに「部下の実力よりやや高い目標の仕事をあたえる」というのがあります。現状の実力で解決できる問題のみ与えられたら人間はどうなるのか?成長しません。当たり前です。

同じように、初心者に必要以上のスペックのパソコンを与えたらどうなるか?おそらくその人は一生「初心者」のままです。EeePCならどうか、まず画面の狭さに不便さを感じて「EeePC 解像度」と検索する人が多いです。人によっては「EeePC 改造」で半田付けまで試みる場合もあります。でもひとついえることは、EeePCを買った人は、ほぼ必ずアクションを起こすということです。

約5万円でEeePCを買って、そのほか周辺機器で5万円使ったとします。結果それが8万円のノートPC程度の装備程度だったとしても、そのときはその差額2万円分以上の何かを得ています。

よほど処理速度のかかるものでない限り、EeePCで充分使えます。その気になれば、Ulead Video Studioでも動くんです。だから買って使い物にならないということはおそらくほとんどありません。ネットで情報を収集する根気があれば、大抵の問題は解決可能です。その一助に当ブログも力になれれば幸いです。

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