EeePCのライバル
EeePCが発売されてからというもの、EeePCを意識した商品がちらほら出ています。EeePCの影響力の大きさを物語っています。
EeePCを買いたいけど、画面が小さい、内臓SSDでは容量が足りない、などなどの理由で、どうしても多くの人は不安材料が多くて購入に踏み切れないというのはよく聞く話です。価格COMなどの口コミ情報でも「パソコンをよくわかっている人」「割り切った人」が買うものとされています。
私は別にEeePCでも十分使えると思っている派ですが、そうはいいつつも回りの動向も気になります。そこで私の知る限りのEeePCのライバル機種を挙げてみます。
① EeePC900 : http://japanese.engadget.com/tag/EeePC/
ライバルも何も、EeePCの後継じゃないか、といわれそうですが、現行を買ってしまった人にとってはとりあえず「ライバル」です。この900発売後も700シリーズはどうやら併売されるようです。700の値段が下がればいいライバル関係になるのではとおもいます。
気になる700シリーズとの変化点は、
(1)モニターが8.9インチ(1024×600)となり、タッチパネルとなること
(2)内蔵ストレージが12GB (基盤に4GB・内臓PCIに8GB SSDをつけるそうで、ドライブも二つに見えるそうです)、メモリは1GB
(3)内蔵カメラは1.3Mピクセル
CPUはCeleronMのまま、本体は若干大型化されるくらいで、あとはほとんど現行と同じらしいです。ただしSDHCカード用スロットは空くので、ここに16GBあたりのSDHCカードを入れればよほど困らないのでは。
お値段は$499と+100ドルくらいになりそうなので、予想ですけど日本で発売するときは59800円くらいになりそうですね。
② CloudBook : http://japanese.engadget.com/tag/CloudBook/
Everexから出ている、いかにもEeePC対抗という機種です。モニターも7インチ(800×480)、日本語版はWindowsXP Homeというところまで同じです。違いは、CPUがVIA C7M ULV 1.2GHzであること、フラッシュメモリではなく30GB HDDを搭載というところでしょうか。ストレージが30GBというのは魅力的です。CPUについては一見1.2GHzと630MHzで動くEeePCより高性能に見えますが、YouTubeでこま落ちするくらいの性能だそうで、EeePCより実態は劣っているようです。
ちなみに日本語版は59800円、EeePCより1万円高いのを相応と見るか、高すぎと見るか、というところです。こちらも8.9インチ版の後継機が予定されています。
③ HP2133 : http://japanese.engadget.com/tag/HP2133/
ヒューレットパッカードから出ているEeePC対抗ノートです。お値段は$499~749だそうです。一番安い機種は、512MBメモリ、4GB SSDのLinux搭載、$599でこれがWindowVista搭載でメモリ1GB 、120GB HDDとなります。最上位機種はCPUクロック数とバッテリが3セルから6セルへ変更(つまり倍)となっていることだそうです。
EeePCとの大きな違いは、モニターが8.9インチ(1280×768)であること、CPUがCloudBookと同じVIA C7M ULV 1.2GHz (上位機種は1.6Hz)というところです。いずれ日本でも発売されるでしょうが、$の価格から見て、予想6~7万円くらいか?
④ Dellの新型ミニノート : http://japanese.engadget.com/2008/04/09/dell-lowcost-mini-notebook/
DellからもEeePC対抗が出るようです。ただし、出るという以外の詳しい情報がまだありませんが、今でもDellはベーシックノートを59980円で売っています(http://www1.jp.dell.com/content/products/category.aspx/notebooks?c=jp&cs=jpdhs1&l=ja&s=dhs参照、おそらくEeePCを意識して値段を下げたのでは?)ので、これ以下にはしてくるのではと思われます。
⑤ 工人舎 : http://www.kohjinsha.com/models/sa/lineupsa.html
以前からあるミニノートですが、7インチモニター(800×480)という仕様を出してきました。お値段59800円。80GB HDDで、CPUはAMD Geode LX800という、ほかではあんまり聞かないものを使っています。以前、私が小型PCを探していた頃の候補のひとつでしたが、当時は8万~9万くらいだったような気がします。これもEeePC対抗で下げてきたんでしょう。
ほかにも、イギリスで2万円くらいのマシンが開発されていたり、EeePCの開発のきっかけとなった100ドルPC(OLPCプロジェクト)などもあります(こちらは発展途上国の子供たちへの配布が目的なので、一般発売はしないようです)。
以下、余談です。
しかし、これだけEeePCが注目される理由のひとつは、やはりコンピュータを持ち歩きたいという欲求があるからだと思うのですが、これが度を過ぎるとこんなのができます。
http://japanese.engadget.com/2008/04/10/playstation3-laptop/
プレステ3ポータブルだそうで(PSPではありません)、ようするにPS3に液晶モニタなどをつけ、無理無理持ち運び可能としたものです。重量7.3kgはいまどきポータブルとは呼べませんが、人間の欲求にはものすごいものを感じます。なにか昔あったMacintosh Portableのようですね。
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