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2008年3月14日 (金)

現存零戦図鑑

この本は本当に資料価値が高いです。零式艦上戦闘機について知りたければ是非手に入れておきたい一冊です。

通称ゼロ戦、正式には零式艦上戦闘機(零戦)関連の書籍ですが、普通と違うのは、現存し、かつ飛行可能なものを中心に紹介している点です。これまではどちらかというと写真、それも当時の白黒写真の資料が中心の本がほとんどですが、こちらはカラー、しかもDVD付です。DVDでは、現存機のうち、2機が紹介されており、そのうち一機はオリジナルの栄21型エンジンを搭載しています。

これを見るまで知らなかったのですが、飛行可能な零戦で、当時のエンジンをつけているのはたったの1機しかないということです。

DVDの映像ソースはWACという出版関係の会社が製作したDVDで、付属のDVDに作品が紹介されています。

・ワック株式会社

http://www.web-wac.co.jp/index.html

零戦ひとつとっても、この会社のDVDは一貫して「”ゼロ戦”とは戦後つけられた愛称であり、正式には零式艦上戦闘機、零戦」と説明していたりして、細かいところまで正確な情報にこだわっているのがよくわかります。うちの妻もこれを見て「ゼロ戦」とはいわなくなりました。

零戦以外にもたくさんDVDがあります。現存零戦図鑑のDVDで紹介されていた作品をいくつか買いましたので、おいおい紹介していきますが、今日はそのひとつを紹介します。

「零戦52」

プレーンズ オブ フェイムという博物館が所有する、世界で唯一のオリジナルエンジン 栄21型を搭載する現存機の紹介です。星型14気筒エンジンサウンドがなんともよいです。これまでいくつか零戦関連のビデオをいくつか買いましたが、どれもはずれで落胆していましたが、3990円のDVDとは思えないくらいよいできです。資料価値はかなり高いです。ここで紹介される機体は、残念ながらコックピット内はオリジナルではなかったのですが、そこは三菱重工にあるオリジナルのコックピットを紹介して補っていました。

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コメント

ゼロ戦は、戦時中から既に、「ゼロ」とルビが
振られて、朝日新聞で報道されているようですよ。
一次資料である、当時の新聞記事を読んで居ませんので、正確性は保証できませんが、このような話もあるよと言う一例です。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%B6%E6%88%A6

こんにちは、??さん(お名前がわかりませんのですいません)。
この記事を書いたときは「零戦(れいせん)」が正しい読み方だと思っていましたが、どうも最近は違うんじゃないかと思い始めていました。
なんせ撃墜王 坂井三郎氏自身が「ゼロ戦」といっていますし。
http://jp.youtube.com/watch?v=CmgAgjIiaaw
この動画の2分23秒くらいのところで「ゼロ戦」といってますね。
そういえば、「現存零戦図鑑2」も発売されましたね。こちらも買ってみましたが、また1とは違うよさがあります。そのうちブログで紹介してみようかなあと思っています。

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