自作PC編1
これまでノートやMacなどのくくりでパソコン暦を紹介しましたが、いよいよ自作編です。
正直言って、これまで何台分作ったかは正確に覚えていません。CPUだけでいけば、下から順に
Pentium 120MHz、K5 120MHz、Pentium 133MHz、MMX Pentium 166MHz、Celeron300A、K6-2 300MHz、PentiumⅢ 500MHz、PentiumⅢ 750MHz、Athron 1GHz、Celeron 1.7GHz、Pentium4 2.6GHz、Pentium DualCore 1.6GHzと12種類です。この順番で買ったわけではなく、たとえばPentium133MHzはPentiumⅢ 500MHzを買ったころにサブマシン用にかったCPUです。さらにCeleron300Aは3つも買っています(別にデュアルCPUにしたわけではありません)。
私にとって記念すべき自作PC第1号は、写真にあるマシンです。ある雑誌についていたシールで「計算壱号」というのを貼っていますが、まさに自作マシン壱号でした。
Pentium120MHz (後にMMX Pentium166MHzへ換装)、メモリ24MB(4MB×2、8MB×2、うち2MBをVRAMとして使用)、マザーボードはASUSTeK SP97-VというVGA内臓のものです。名前のとおり、97年製なのですが、今ではもうなくなったATマザーで、Windowsをシャットダウンすると「電源を切る準備ができました」とわざわざお知らせしてくれる素敵な時代でした。いかなる状況でもスイッチを押すと「ばちーん」と音を立てて落ちるというもので、今はマザーボードにスイッチ端子をつけますが、このころのスイッチは電源から伸びていました。
中古やジャンク品、あるいは少々いわく付のを安く手に入れたため、当時25000円くらいでくみ上げました。おかげでHDDは500MBだったのですが、なぜかスレーブでないと認識しないという恐ろしいもので、そのうち立ち上がらなくなるんじゃないかと思いすぐにQUANTAM製2GB HDDに切り替えました。予感は的中で、しばらくして認識しなくなりました。
これを買ったのはまさにLibretto20を買った頃と同時期で、修論のためでした。私の研究室はコンピュータシミュレーションを手がけており、修論のテーマとなったプログラムも一種の流体解析でした。一度解析を流すと、当時のワークステーションで2~3日はかかるものでしたが、このワークステーションが高価なもので、台数も少なく、仲間内で取り合い状態でした。このためこの自作マシンではデュアルブートにして、Windows95とFreeBSDを入れていました。
今のLinuxでもそうですが、FreeBSDはCやFORTRANのコンパイラを持っていましたので、さっそくプログラムをコンパイル、解析を実行しました。これまで2~3日かかる計算を実行するのにへたをすると1週間ほど待たされたので、まあ3分の1の速度で動けば元は取れるかなとタカをくくっていましたが、意外に早く5日程度で終了してしまいました。これがきっかけで、研究室にMMX Pentium 233MHzのマシンを4台作ることになり、一気に計算機不足が解消されました。
当時は大学内のPCに外部から簡単に入れる時代でしたのでので、家に帰ってもNifty経由でTelnetで大学のPCにつないで計算状況を確認していました。
就職してからも1年くらいは使い続けて、K6-2 300MHzのマシンに乗り換えるときに同じ職場の人にあげました。この写真はその人が別のマシンに乗り換えたときにまた引き取ったときにとったものです。撮影時は2002年3月ですから、5年近く動いていたことになります。
その後ほかの人の手に渡り、Windows98をいれて、Age of EmpiresⅡ端末としてつかわれていましたが、CD-ROMドライブが逝ってしまい、そのまま本体ごと破棄されました。
2へつづく。
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