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2008年3月31日 (月)

傭兵のお仕事

戦争関連ではいろいろな本を購入していますが、今回のは一味違います。

昔、「侍魂」というHP(”先行者”で有名な)で紹介されていた高部正樹という人が著者です。「傭兵のお仕事」とずいぶん軽いのりの題名に見えますが、著者本人は正真正銘の傭兵という、傭兵自らが書いた本です。挿絵は緊張感のないものになっていますが、話の内容はかなりシビアです。

この本では詳しく書かれていませんが、傭兵というと戦争のような危ない商売をしているから給料はそれなりに高いのだろうと思っていたのですが、実態は逆だそうで、傭兵をするために日本ではバイトをして生活を維持しているのが現状だそうです。考えたら、内戦や紛争をしている国はそれほど高い賃金が払えるような国ではないのであたりまえです。

戦争というと、どうしても戦車や航空機が思い浮かんでしまうのは平和ボケの日本人ゆえでしょうが、実際は歩兵が主力で、その歩兵中心に書かれています。よく使われる武器は「AK」と「RPG7」の2種類だそうで、その使い方、メンテナンスのこつなどなどが書かれています。傭兵に割り当てられる武器はそれほどいい物はないようで、がたがあったり、部品が外れていたりというひどいものもあるそうで、支給された武器からいかによい物を引き当てるかが重要なんだそうです。そりゃあ命にかかわる選択ですから当然ですが、ともかく生きるためにどうしなくてはいけないか、という兵士の視点で書かれているのはほかにない本書の特徴です。

なんでこんな苦労してまで傭兵をしているのか、については詳しく書かれないまま終わってしまいますが、なんとなく納得してしまうような、そんな本でした。それにしても心配なのは、筆者はまだ御健在なのかどうか、ということですね。

2008年3月30日 (日)

iPod

Dsc00880 私がはじめて買ったiPodは5G/30GBのモデルです。初めて動画再生が可能となったiPodです。

それまでもiPodは気になってはいましたが、この動画再生機能がないというのがネックでずっと手をつけていませんでした。HDDが数GB~数十GBもあって音楽だけなんてもったいないと思っていましたし、なにより動画再生モバイル機を望んでいたからです。

それまではSONYのCLIEがその役割を担っていたのですが、当時何とか手に入れたのは512MBのメモリスティックで、せいぜい2時間分しか入らなかったような気がします。iPodはさすがに30GBもあるので、かなりの動画が入るだろうと期待していましたが、そこでおのずと別の問題が生じました。

CLIEではImage Converterというソフトがついており、これを使って大概の動画を変換できたのですが、iPodにはこの様な変換ソフトがついておらず、まず変換環境を整えるという課題を背負うことになりました。

まずQuickTime7をProにして(3500円くらい)、これで動画の変換を行っていました。しかし動作は遅く、しかもQuickTimeで読み込める動画でないと変換できません。たとえばDivXだとだめで、暫定的にImage Converterで変換して、これをQuickTimeで変換するという2段作業でなんとか読み込んでいました。

これは面倒だということで、次にトライしたのは「携帯動画変換君」です。しかし、いまだに私はこのソフトをうまく動作させることができません。いろいろ試したのですが、あきらめることにしました。

最終的にたどり着いたのは、ペガシスという会社から出ている「Movie to Portable」です。

さすがに市販のソフトだけあって、変換不能な動画はほぼ皆無です。今でもこのソフトを使い続けています。このペガシスのページにいくと体験版があります。

http://tmpgenc.pegasys-inc.com/ja/index.html

これで動作確認を行い購入しました。

動画を見るときは、会社の昼休みにQuickTimeで見るか、iPodでみるかのどちらかであるため、動画のサイズがiPod用以上である必然性がなくなってきました。このため、これまでとりためていた動画を一気にiPod用に変換してしまいました。

ちなみに私がためていた動画は、スカパーのDiscovery ChannelやHistory Channel、NHKといったドキュメンタリ系、ガンダムなどのアニメ系などTV録画したものばかりです。全部で数百本(1本あたり1時間)をMovie to Portableで変換しました。大体4~5日かかりましたが、うち何回かは異常終了していました。たてつづけに何本か入れるとこのソフト停止してしまうことがありますが、まあ数十本もいれることなんてよほどないでしょうから、心配ないでしょう。

今はビデオキャプチャーではなく、いーれこ2で録画しているので、あまりMovie to Portableの出番はありませんが、家族のムービーをiPodで見るように変換するのに主に使っています。

さてしばらくこの5Gでがんばっていたのですが、最近液晶に筋が移るようになってしまいました。どうも子供に踏んづけられたときにおかしくなったようです。iPod Touchを買うつもりがEeePCを買ったりしているので、予算がなく、仕方なく選んだのがiPod nanoです。

nanoでも一番安い、4GBモデルです。色はシルバーしか選べませんが、もともとシルバーがほしかったのでいいとして、問題は容量です。正直30GBからの乗換えで、どうしても容量不足が心配でした。

が、この欠点が吹き飛ぶほど、いいiPodです。確かに容量は小さいのですが、何十時間も一度に見るわけではなく、必要な動画なんて4GBで十分収まりました。それ以上に、この軽さが私は気に入りました。

軽いといっても二つありまして、ひとつは本体の軽さ。サラリーマンの方ならわかると思いますが、ズボンの右前ポケットのなかに小さなポケットがありますが、あそこにぴったりです。これまでのiPodはどうしてもポケットに重りが入っている感じでしたが、このnanoでは違和感はありません。

もうひとつの軽さは、動画再生が軽くなったことです。5GのiPodは動画を選んで再生するまでに間がありましたが、このnanoではすぐ再生されます。これは動画再生エンジンが大幅に性能向上したためで、nano以外でも早いんでしょうが、とにかく使用感が軽く感じます。

あとHDDではなくメモリータイプに変わったため、衝撃を気にしなくてよくなったとか、Cover flowも案外楽しかったりとか、安い機種のわりに楽しんでいます。

こんなことなら8GBモデルにしてもよかったんですが、やはりiPod Touchも捨てがたく、いずれは買おうと思っているので、私にはちょうどよい機種です。

2008年3月29日 (土)

550ccの軽自動車

6 いまや日本はオートマティック全盛期で、マニュアル車なんてほとんどない状態です。私の職場は自動車系の会社で、生産している車はほとんどAT車なのにいうのもなんなんですが、今MT車がほしいと思うようになっています。

この写真は10年前まで乗っていた、私が最初に買った車です。ミラ TR-XXで、見てのとおり軽のターボ車です。しかし排気量が550ccという、平成元年以前の頃の軽自動車です。

若葉マークをつけていたときから乗っていたわけですが、これが今思うとすごい車で、パワステなし、窓は手動、さらにキャブ車なのでチョークボタンがついていました。真冬にエンジンをかけるときがちょっとコツが必要で、チョークを引いてアクセルをちょい踏みして始動。このときアクセルを踏みすぎてもだめ、踏まなさ過ぎてもだめという微妙な調整が必要で、しかも始動して1分間は暖気しないとすぐエンストしました。

車重は今の軽(700~900kg)より軽く、590kgでした。前軸重量380kg、後軸重量210kgというおそろしくフロントヘビーな車だったためFF車の悪さが露骨にでる車で、アンダーステアはでまくりでした。エンジンもターボのわりに非力で、大体3500回転くらいまわさないとパワーが出ないため、4000回転シフトで走っていました。おかげで軽のくせにリッター10kmという燃費の悪さでした。

出光のガソリンと相性が悪い、エアコンをつけてスタートすると遅すぎてエアコンを切ったらいきなりホイルスピンした、いつの間にかエンジンのアイドリング回転数が1500回転になっていた、など思い出の多い車でしたが、会社に入って初めてのボーナスを頭金に車を買ったとき手放しました。

4ナンバー車だったので、後ろの荷室は広くできる(会社の寮への引越しでは助かりました)、税金が安い(4400円/年)などメリットも多く、軽なので少々狭い道でも平気で走れました。

この後MT車に乗り換えたんですが、3年くらい前にAT車に乗り換えて以来、MT車を運転していません。4年ほどしたら車を買い買えるつもりでいますが、このときはMT車希望です。ただ妻がAT限定のため、通勤用とはいえ許してもらえるかどうかです。

自作編 (番外編)

自作PCを作られた方は同じ経験をお持ちだと思いますが、新しいマシンを組むと余ったパーツで次々と派生PCができてしまうという現象が起こります。

私の場合も例外ではなく、マザーボードを交換すると付随の部品を買い集め、もう一台作って誰かに引き渡してしまうということをしていました。

しかしこれから紹介するPCは、マザーボードそのものは新規に(といっても中古で)買って作ったものです。

Bsd_2 まずはこのマシン、Pentium 133MHzの64MBメモリをつけ、6GB HDDをつけたマシンだったと思いますが、ケースはなく、あまった電源をつないで写真のようにむき出しに使っていたマシンです。光学ドライブは最初のインストールのときにメインマシンのを一時的にはずして使い、このままの状態で稼動していました。

OSはFreeBSDをインストール。マシンの目的はダイヤルアップルーターでした。寝床と机でそれぞれPCを使っていたので、どちらからもインターネット接続できるようにというのが狙いですが、当時ADSLはおろか、ISDNすら入っていなかったので(会社の寮だったため、普通の回線とは違っていたので)、今のようなブロードバンドルータのような製品がありませんでした。というわけでネットワーク構築の勉強もかねて、このマシンでルータを作ってみた次第です。

さすがにしばらくして安いケースを買ってきて、むき出しではなくなりましたが、いずれにしてもマシンの目的がルータである以上電源は入れっぱなしで、3年くらいはほぼ稼動しっぱなしという使い方をしていました。さすがに何もしないで立ち上げっぱなしもなんなんで、裏でSETI@homeを動かしていました。

SETI@home(セチ・アット・ホーム)とは、インターネットにつながっているコンピュータを使って地球外知的生命体の探査(SETI)を行なう科学実験のことで、http://www.planetary.or.jp/setiathome/home_japanese.htmlに詳しく載せられていますが、プエルトリコにある電波望遠鏡がひろった電磁波を細分化し、SETI@home用のプログラム(上記HPより無料でダウンロード)をインストールしたパソコンはこれを自動的にダウンロード、解析を実行するというものです。電波を使うまでに発達した文明を築いた宇宙人がいるかもしれない、というのを探すというのがSETIの目的ですが、電波の解析にあまりの膨大な計算機が必要となりプロジェクトが頓挫しかかっていたのですが、そこで考え出されたのが職場や家庭のパソコンで遊んでいる状態(スクリーンセーバーが動いている状態)のときだけパワーを借りて、この計算機不足を補おうというアイデアでした。

データ自体は数100KB程度なのですが、解析は膨大でこのPentium 133MHzでは40時間/ユニットくらいかかるものでした。ただ3年の間立ち上げ続けた結果、それでも数100ユニットの解析をしました。

このSETI@homeは一時大ブレイクし、それ専用に高速マシンを組んで参加する人や団体があらわれるほどで、かなりたくさんの解析をできたようです。残念ながら宇宙人は見つかっていませんが、分散コンピューティングの手法としてかなりの成果を残しました。

だんだん本題から外れていますが、ついでに紹介しておきますと、SETI@homeについてはこの本が詳しいです。

100pc また最近はこんなのも作ってみました(写真が横になっていますが、すいません)。CPU、マザーボードや光学ドライブは中古品、キーボード・マウス・ディスプレイ・電源・HDDは余り物、ケースは100円均一で買ったものというPCです。これはただ単にしばらくマシンを組んでいなかったので、腕が鈍らないようにと思って作っただけのなんら目的のないPCです。これまたケースはあとで付け直し、誰かにあげたような気がします。ちなみにこのときつかった100均ケース(書類棚)は、現在職場で使われています。

昔はパーツの選び方次第で必要最小限の金額で済ませられるというのがあったのですが、メーカー製がだいぶ安くなっているので、無理に自作するメリットはなくなっています。でもメーカー製では中身をよく知らないで使う感じがしてしまうため、私の場合当分メインマシンは自作にしていくことでしょう。このため、腕が鈍らないようにこうしたイレギュラーなマシンをたまには作るようにします。

自作編4

200312 さて自作PCを大幅増強すると言うことで、メモリも将来性を考えてDDR400にし、CPUもPentium4の方向で検討しました。予算は8万円。まず省スペースにしたいと考えたので、日経WinPCで紹介されていた小型のケース(1万円くらい)とし、CPUはPentium4の2.6GHz、HDDを120GB、DDR400のメモリを512MB×2、マザーボードはグラフィック内臓でIEEE1394も内蔵しており、かつMicroATXのMSI 865GVM2 LSというのにしました。2003年暮れの時点では、それなりの性能のものをチョイスしました。ちなみに光学ドライブはDVD-RAM/Rドライブを使いまわしています。おかげで黒い筐体に白いドライブになり少々見栄えが悪いままでした。

ところがこのマシン、結構トラブルに見舞われ、最近まで悩まされていました。

まず小型の筐体ですが、電源も小型で、CPUファンもわざわざこのケースに合わせて小さいのにしました。ところが、ホームビデオの動画変換で一晩つけっぱなしにすることがよくあったのですが、ファンの音がうるさくてなりません。電源は静音タイプのに交換しましたが、CPUファンがどうにもなりません。光学ドライブの後ろのコネクタ部分で干渉するためどうしても小型のものしかつけられないのです。仕方なく大きめのケースに交換しました。

Dsc01352_2 考えたら、ディスプレイがブラウン管の19インチで、本体を小さくしてもあまり意味がなかったことに気がつき、なんとももったいない買い物をしたものだと思ったものです。この写真では、5インチベイの上側にスピーカーが内臓されており、また3.5インチベイにUSB+メモリリーダーが内蔵されていますが、前者は黒しか売っていなかったのと、後者は黒の筐体に合わせて買ったため、今度は白いケースにすることで浮いてしまいました。上のスピーカーはその後別の光学ドライブ(DVD-R DL対応)に入れ替わりましたが、下のメモリリーダーはそのまま今でも使っています。

ちなみにケースの大型化に伴い、CPUファンも大型の静音タイプをつけ、以後騒音に悩むことはなくなりました。

さて次の悩みはこのMSIのマザーボードです。ASUSにするか、MSIにするかで悩み、IEEE1394内蔵だったために選んだボードですが、これは失敗でした。次のようなトラブルが起こりました。

①B's Recorder GOLDがインストールできない

   DVD-RAMドライブについてきたものでもだめでした。ちなみにDVDコピー系のソフトも全滅で、EASY CD/DVD Createrというソフトだけが動きました(DVDコピーはできませんが)

②CPU内臓のLANコネクタ以外に接続設定を作る(Ex.携帯電話をUSBでつないでモデムにする、無線LANクライアントをつける、など)をすると、TCP/IPが使えなくなる。

  (OSの再インストールが必要)

以上の問題がどうしても解決できず、だましだまし使っていたのが現状です。

とうとう昨年夏に、引越しを機にまたPCを増強しました。といっても、変えたのはCPUとマザーボードのみ。CPUはPentium Dual Core 1.6GHz、マザーボードはP5VDC-MX (ver.2.0)というので、こいつはDDR400のメモリがそのまま使えるというのが売りでした。なんといっても安く、5980円で買いました。IEEE1394が内臓ではないのですが、とくに困らなくなってきたので(デジタルビデオカメラをつかわくなり、デジカメのムービーで撮影するようになったため)、乗り換えました。

このPentium DualCoreというCPU、どう見てもCeleronのDualCore版ですが、まだCeleronという名のDualCoreを出したくなかったのか、中途半端な名前になっています。しかし実力は侮りがたく、Pentium4 2.6GHzよりベンチマーク結果はよくなっています(1スレッドのベンチでの結果なので、シングルコアでの評価)。

DDR2やDDR3まで出てきましたが、いささかメモリの高速化には疑問があります。ひとつは、特にインテルのCPUって、チップセットにメモリコントローラがあるため、CPUからメモリ間の速度が遅いはずです。AMDのAthronやOpteronはCPU内部にメモリコントローラがあるため、メモリを高速化した分早くなります。

私の会社で使っている計算機サーバーは、OpteronですらDDR400を使っていましたから、パソコンごときでDDR2やDDR3をつんで何が変わるのかといささか疑問を感じています。

それにしても最近のマザーボードはDDR2以降でないと使えなくなりました。せっかく買ったDDRメモリがこうも早く時代遅れになるとは残念です。自作の価格面メリットがなくなってきているので、メモリーなど古い部品の使い回しがきくようにして欲しいものです。

2008年3月27日 (木)

祝EeePCハンドブック発売

ついにEeePC関連書籍が発売になりました。

eeepc_fan@Wikiで紹介されていたので気になっていたのですが、今日(3/27)発売だそうです。

内容はhttp://www.shuwasystem.co.jp/eeepc-sp/index.htmlで紹介されていますが、基本的なハードウェアの紹介から、SSDの軽量化などおそらくEeePCを買った人が最初に必要とする情報について書かれているようです。

早速買おうとして近所の書店にいったのですが、まだ入荷されていませんでした。

初めてのEeePC関連書籍ということで、今後さらにEeePC関連書籍がでてくれるといいんですが、まずは紹介まで。

2008年3月26日 (水)

いーれこ2

現在我が家ではキャプチャーボードはなく、録画環境がこのいーれこ2だけです。

Dsc00870 メモリスティックをさして使うもので、チューナーはなく、ビデオ入力端子から信号がはいると自動で録画を開始するというものです。私は9980円と定価で購入しましたが、価格.comでは6000円台で手に入るようです。

2年ほど前スカパーに入ったのですが、スカパー番組の録画をPCでやろうとすると、チューナーとPC側で録画設定をしなくてはならず、よく片側を設定し忘れて真っ黒な画面を録画したりしていました。

SONYもメモリスティックレコーダを作っていますが、このいーれこ2の特徴は録画したファイルがiPodでもPSPでも再生できる形式のMpeg4で録画されることです。

今2GBのメモリスティックをさしており、大体1時間で350MBくらいだから5時間くらいは取れます。画質は320×240のサイズで30fps、ブロックノイズはほとんど出ません(いずれも高画質の場合です)。

マクロビジョンのかかった信号では録画が途中で停止してしまうので、地デジチューナーや今のスカパーチューナーでは録画できないかもしれません。今でもSONY製のスカパーチューナーか、古いチューナーが手に入れば録画できるようです。うちのは2年前のですが、コピーガード信号がないようで録画できます。

難点は、録画した番組のファイル名がM4V0001.MP4のように連番のファイル名になること(メモリスティックを空にすると、また1から付け直しになります)と、日付が2006年4月1日午前0時0分になることです。なんでPCにコピーした後名前を変える必要があります。

QuickTime7以降をインストールすればPC上でも見れます。私は録画した動画を会社のPCで昼休みにみるか、iPodで見ています。

ちなみにスカパーではDiscovery ChannelとHistory Channelを見ています。英語の聞き取りと趣味をかねてこの二つを見ていますが、英語の方は字幕や吹き替えに頼っててあまり上達していません(^^;

自作編3

Athron_1gz 私が手に入れた最初の1GHzオーバーのCPUはAthron 1GHzでした。中古で割と安く手に入れたのがきっかけでした。買ったのは2001年中ごろくらいでしたか、メモリはとりあえず128MBつんで、3980円くらいで買ったケースにいれて使っていました。

当初はサブマシンの扱いで、メインはPentiumⅢの750MHzで使っていました。というのは、このマシンにWindows2000を入れていたからなのです。

今のVistaと同じで、当時Windows2000は対応していないソフトが多く、正直メインで使うのはどうかなという頃でした。特にWindows2000への移行を阻んでいたのは、キャプチャ機器のMPEG-BOXがWindows98までしか対応していなかったことです。

ところがこのおまけPCにいろいろソフトを入れてみると、意外に対応しているものが多いことがわかり、メモリは128MBながら、CPUがやはり高速だっただけにだんだんこちらの稼働率が上がっていきました。そこでメ98マシンとメモリをひっくり返し(128MB←→256MB)、こちらをメインに格上げしました。

こうなるとWindows2000にすべて移行したくなるのが人情?というもので、MPEG-BOXを手放し、ついにキャプチャも2000対応にすることにしました。

最初はMPEG-BOXの後継MPEG-BOX2でした。しかし録画ボタンを押してからのレスポンスが悪く、非常に使いにくいものでした。しかも買って1年ちょっとで壊れるという、まるでソニータイマーのような結末を迎えてしまいました。次に買ったのは無名のメーカー製のキャプチャボードで、こちらは音声関係がしょぼくて、雑音が激しくて使い物になりませんでした。最後にメルコ(現BAFFALO)のキャプチャボードで落ち着きました。

実はWindows XPに移行したのはついこの間のことで、iTunesの最新版がXP以降しか対応しなくなったからというそれだけの理由で乗り換えたのですが、それくらいWindows2000を使い続けました。この調子だとVistaはあと5年後くらいに乗り換えることになるかもしれません。

このAthron1GHzとのつきあいは短く、キャプチャがこわれて数ヶ月ほどで壊れました。理由はCPUファンを静音タイプに変えようとして、CPUファンを取り外そうとしているときにすべってマザーボードを傷つけたからです。

仕方なく、マザーボードだけを買おうとしたのですが、もうAthronのSocket A用マザーでSDRAMが刺さるものがなく(時代はDDR SDRAM)、なんとかSDRAMがささるマザーは会ったのですが、Pentium4用でしたので、マザー+メモリか、マザー+CPUかで悩み、結局買ったのがこのPentium4用マザーボード(SDRAM可)+Celeron 1.7GHzにしました。これを無理やりケースにいれ(電源とCPUファンが干渉したので、電源をケースの底において使用)、なんとか復活させました。

こんな状況なので、もうハードウェアを一新したいということになり、1年後にフルモデルチェンジを果たしたのでした。

自作編2

Photo メインのマザーボードの2代目として購入したのが、Aopen AX6BCでした。後ろに「TYPE R」などと書いてあり、当時のHO○DA車のようなネーミングで人気を博していました。
メモリはSDRAMの時代に入り、PC100メモリを128MBつけていました。CPUはCeleron 300Aという、当時はやったCPUを買いました。このCPU、ベースクロックを66MHzで使うと300MHzなのですが、クロックアップ耐性が高く、ベースクロックを100MHzにあげて450MHzで動かすというのがはやったCPUです。おかげでCeleron333MHzという上位CPUより高いという逆転現象が起こっていました。
このくらいから私のPCの主目的が動画編集、変換になってきました。当時は撮り溜めたVHSの動画をデジタル化するという作業で、IOデータのMPEG BOXなるキャプチャ機器を使っていました。パラレルポートに接続して使うもので、MPEG1のハードウェアエンコーダ内臓のものをこのマシンに取り付けていました。
とりあえず最初は10GBのHDDだったのですが、あっという間に足りなくなり、40GBのドライブを買いました。3万円ほどしたので、今で言うと1TBのHDDを買うような感覚です。
編集作業をUlead Video Stuioで行っていましたが、当時のCPUでは2時間程度の動画変換でも一晩かかり、パソコンをつけっぱなしというのが当たり前でした。オーバークロック以外はできるだけ安定重視で、HDDも熱がこもらないようファンをつけた上で、5400回転のものしか使いませんでした。温度が10度上がると寿命は半分になるそうなので、今でも高回転のHDDの購入は、熱の問題から敬遠しています。
一晩つけるくらいではびくともしないマシンですが、奇妙なことにネットワークゲームをするとフリーズするという問題を抱えていました。原因をいろいろ探っていくうちに、サウンドボードとLANボードとでIRQがコンフリクトしていることが判明しました。手動でずらそうとしても変更できなかったので、またいろいろと調べていくと、ATXのマザーボードの下2つのPCIスロットは、上2つのスレーブとなっていることがわかりました。なので、1番目にささっているサウンドボードと、4番目のLANボードは、回路上同じ線でつながっており、それゆえIRQなどのリソースが同じなっていたのでした。LANボードを3番目のPCIスロットにさすと、このフリーズ現象はなくなりました。
このことがあっていらい下のPCIスロットなんていらないということで、MicroATXマザーしか買っていません。
さてこのマザーボードも寿命が長く、他人の手に渡ってはいましたが、最近まで使われています。Slot1版のPentiumⅢが出たこと、またSocket370になってもSlot1用の変換ボードが売られていたためで、うちでもPentiumⅢの750MHzまで使いつづけました。メモリは一時RDRAMというのに移行しそうな雰囲気でしたが、あまりに高いためユーザーからそっぽを向かれていました。そのおかげかSDRAMの期間が長かったような気がします。

余談ですが、この頃のPentiumⅢはデュアルCPU対応で、CeleronはシングルCPUでしか使えなかったのですが、このCeleronをデュアルCPUで使うための改造法が見つかり、安くデュアルマシンを組むというのがはやりました。ちょうどWindows2000が出たての頃で、デュアルCPU用OSも手に入れやすくなったことも大きいようです。

そうこうしているうちについにCPUのクロックは1GHzに突入、我が家の環境も大きく変わったのでした。

2008年3月25日 (火)

自作PC編1

これまでノートやMacなどのくくりでパソコン暦を紹介しましたが、いよいよ自作編です。

正直言って、これまで何台分作ったかは正確に覚えていません。CPUだけでいけば、下から順に

Pentium 120MHz、K5 120MHz、Pentium 133MHz、MMX Pentium 166MHz、Celeron300A、K6-2 300MHz、PentiumⅢ 500MHz、PentiumⅢ 750MHz、Athron 1GHz、Celeron 1.7GHz、Pentium4 2.6GHz、Pentium DualCore 1.6GHzと12種類です。この順番で買ったわけではなく、たとえばPentium133MHzはPentiumⅢ 500MHzを買ったころにサブマシン用にかったCPUです。さらにCeleron300Aは3つも買っています(別にデュアルCPUにしたわけではありません)。

Photo私にとって記念すべき自作PC第1号は、写真にあるマシンです。ある雑誌についていたシールで「計算壱号」というのを貼っていますが、まさに自作マシン壱号でした。

Pentium120MHz (後にMMX Pentium166MHzへ換装)、メモリ24MB(4MB×2、8MB×2、うち2MBをVRAMとして使用)、マザーボードはASUSTeK SP97-VというVGA内臓のものです。名前のとおり、97年製なのですが、今ではもうなくなったATマザーで、Windowsをシャットダウンすると「電源を切る準備ができました」とわざわざお知らせしてくれる素敵な時代でした。いかなる状況でもスイッチを押すと「ばちーん」と音を立てて落ちるというもので、今はマザーボードにスイッチ端子をつけますが、このころのスイッチは電源から伸びていました。

中古やジャンク品、あるいは少々いわく付のを安く手に入れたため、当時25000円くらいでくみ上げました。おかげでHDDは500MBだったのですが、なぜかスレーブでないと認識しないという恐ろしいもので、そのうち立ち上がらなくなるんじゃないかと思いすぐにQUANTAM製2GB HDDに切り替えました。予感は的中で、しばらくして認識しなくなりました。

これを買ったのはまさにLibretto20を買った頃と同時期で、修論のためでした。私の研究室はコンピュータシミュレーションを手がけており、修論のテーマとなったプログラムも一種の流体解析でした。一度解析を流すと、当時のワークステーションで2~3日はかかるものでしたが、このワークステーションが高価なもので、台数も少なく、仲間内で取り合い状態でした。このためこの自作マシンではデュアルブートにして、Windows95とFreeBSDを入れていました。

今のLinuxでもそうですが、FreeBSDはCやFORTRANのコンパイラを持っていましたので、さっそくプログラムをコンパイル、解析を実行しました。これまで2~3日かかる計算を実行するのにへたをすると1週間ほど待たされたので、まあ3分の1の速度で動けば元は取れるかなとタカをくくっていましたが、意外に早く5日程度で終了してしまいました。これがきっかけで、研究室にMMX Pentium 233MHzのマシンを4台作ることになり、一気に計算機不足が解消されました。

当時は大学内のPCに外部から簡単に入れる時代でしたのでので、家に帰ってもNifty経由でTelnetで大学のPCにつないで計算状況を確認していました。

就職してからも1年くらいは使い続けて、K6-2 300MHzのマシンに乗り換えるときに同じ職場の人にあげました。この写真はその人が別のマシンに乗り換えたときにまた引き取ったときにとったものです。撮影時は2002年3月ですから、5年近く動いていたことになります。

その後ほかの人の手に渡り、Windows98をいれて、Age of EmpiresⅡ端末としてつかわれていましたが、CD-ROMドライブが逝ってしまい、そのまま本体ごと破棄されました。

2へつづく。

2008年3月23日 (日)

ノートパソコン編

今では写真で残っていませんが、私が最初に買ったノートパソコンはPC9801Nです。初代98ノートとして、当時DYNABOOKに対抗して作られたそうですが、私が買った頃は世の中CPUは486、ノートでも386以上が当たり前の頃です。バイト先の書類作成を一太郎でやっていたのですが、利便性を考えるとノートPCがあったらいいなあというのがきっかけです。

CPUはV30という8086のNECカスタマイズ版で、メモリは640kB、RAMDISKとして1.2MBついていて、ここにフロッピー一枚分のデータが格納でき、起動ディスクとしても使えるため、私はMS-DOS+一太郎v3.0+Lotus123を入れておき、本体のFDDにデータを入れるようにしました。ちなみにこの98ノートに一度コーラをこぼしてしまい、乾かして立ち上げたら何の問題もなく使えたという伝説があります。昔のPCは丈夫でした。

このときから私はデスクトップ+ノートの組み合わせがないと不便になり、気がついたら今までに9台のノートを購入しています。そのうち今でも手元に残っているのはわずか3台、ほとんど使い捨てに近いです。

さて散々この98ノートを使い倒して、大学4年に卒論を書く頃になると、HDD内臓のものが必要になりました。卒論を書くのに使ったソフトがLaTeXで、これはさすがにフロッピーでは起動不可能であるためで、こうして買ったのがPC9801NS/Eです。

Pc9801nse まあCPUが386になり、HDDが160MBほどついてきたというだけの違いですが、かなり役に立ちました。その後大学院時代をこいつと過ごすことになります。この大学院時代には、もう一台先に紹介したPowerBook5300csを買うのですが、こちらはプライベート機であり、研究室ではこの98ノートだけを使い続けました。

私は大学時代、1時間半の電車通学でしたが、修論を書く頃になると研究室で寝泊りすることも増えました。電車の移動時間は何もできなかったので、正直もったいないと思っていたところ、私にとって画期的な製品が登場しました。それが4台目ノートPCのLibretto20です。

Libretto20 VHSカセットサイズといわれるほど小さい筐体のこのマシンは486DX4/75MHz相当で、HDDは270MBと当時としても低性能でしたが、私にとっては電車の中でも使えるPCとして大変重宝しました。これなくしては卒業できなかったかもしれません。

その後、NECから出てきたLibretto対抗機(名前を忘れました)、VAIO-505(Age of EmpiresⅡが動かないという恐ろしく相性の激しいPCでした)と渡り歩いた後、再びLibrettoを購入しました。

Libretto2060 それがこのLibrettoL2です。Transmeta Crusoeの600MHzという、ちょっと変わったCPUのこのマシンを買ったのは入社して5年ほどたった頃でした。2年ほど使って、CLIEを買ったときには手放してしまいましたのですが、手放したことを公開するほど使いやすいマシンでした。

本当はWindows2000版が買いたかったのですが、その店にある在庫がたまたまMeのみだったので、Me版を買いました。全PCを通じて、WindowsMeだったのはこのマシンだけでした。このMeというのがいけなかったのか、それともCrusoeというCPUがだめだったのかはわかりませんが、ときどき非常に動作が遅くなることがありました。CPUファンが回りっぱなしで、意外にもうるさいマシンでした。

このときIntelかAMDあたりのCPUにしていたらと思うと残念です。ただ、そのときは最後のLibrettoのように高価なものになっていたかもしれませんが、10万円台ならなんとか買っていたと思います。結局手放した理由が、DivXやMpeg4といった動画の再生でこま落ちしてしまうということでした。その後しばらくして、東芝がLibrettoという機種をなくしてしまいました。

しばらくノートPCを使わない時代が3年ほどつづき、CLIE、iPod、PSPで動画再生とネットサーフィン、出張時の文書作成などをしていましたが、さすがに禁断症状がでてきてとうとう8台目ノートを購入しました。

Dsc00882 それがこのDynabookです。ジャンク品で購入、お値段15000円。去年買ったのですが、Celeron 600MHzでメモリ64MB(128MBメモリのジャンク品を後に購入、現在は192MB)、HDD10GBという組み合わせです。これにWindows2000を入れたらあっさり入ってしまったので、うちに余っていた20GBのHDDと組み合わせてつかっています。

Dsc00883 ジャンク品だけに、キーがひとつ(PageDown)が飛んでいます。でも東芝製だから大丈夫だろうという安易なのりで買いましたが、ちゃんと動いています。

とはいえ、実はほとんど使っていませんで、せっかく買ったものの大きすぎて使いづらいというのが正直なところです。よく考えたら、今まで買ったノート型で初めて光学ドライブ内臓でした。これほど重量級のノートPCを扱ったことがなかったので、たまにAge of EmpireⅡをやったり、ネットサーフィンをしたりというくらいです。

ただ性能的にどうかというと、YouTubeもちゃんと見られますし、ネットサーフィンやメールぐらいなら問題なくできます。普通の人レベルであれば、多分困ることのない性能かもしれません。

9台目となるEeePCを買った今はどうなっているかというと、リビングにおいてあります。1階でネット検索したい、家計簿ソフトを立ち上げたい、あと昔買った「お料理上手」を立ち上げたいという妻の要望があったので試験的に使ってみたのですが、画面も大きいし、思ったより早いし、わざわざ2階のデスクトップまでいってやっていたことが1階にいながらできるとあって重宝しています。買ってから1年あまり、やっと活躍の場を得たようです。

Vistaが出てから、10万円で買えるノートPCが一時店頭から姿を消したことがありました。おかげでパソコンの売り上げが下がり、VistaでもBasicモデルしか売れず、挙句の果てにEeePCが出る前後くらいでXPモデルが復活してきたりで、今ノート市場は混迷の時代に入りつつあります。極論をいうと、このままでは携帯電話に食いつぶされるんじゃないかと思っています。EeePCがこの流れを変えて、ノートPC市場の復興を果たすひとつのきっかけになることを期待しています。

2008年3月22日 (土)

Mac

Colclsc 学生時代、9801BXがメイン機種であったころ、中古のColor Classicを購入しました。メモリ10MB、160MB HDDだったと思います。大分昔に人にあげてしまったので、BX同様、モノクロ写真のみです。ちなみにBXは大学の研究室において行きました。

Windowsが3.1から95へ変わる頃、ちょっと背伸びをしてMacがほしくなりました。X1を持っていた頃、MacPlusのデザインを見てあこがれていましたが、中古屋で売っているColorClassicがその面影を残しているマシンでもあり、つい買ってしまいました。値段は約10万円。

たしか解像度が512×384という中途半端なもので、動かないソフトというのがありましたが、まあソフトを動かすためというよりデザインが気に入ったから買ったこともあって、あまり気にしませんでした。

とはいえ、せっかく買ったので何か役割を与えたいと思っていた頃に、当時Nifty Serve(現@nifty)に入りました。当時のパソコン通信は従量制のみで、接続時間=掛け金だったので、すこしでも短時間に済ませるために、あらかじめ決められた経路でデータをダウンロードする自動巡回ソフトがありました。そのとき友人がMac用の自動巡回ソフトを使っていたこともあり、MacといえばNifty巡回機として使っていました。

Power_book_5300cs しかしだんだんColorClassicでは重くなってきたので、とうとうあたらしいMacを購入しました。それがPowerBook5300csで、PowerPC搭載の初のPowerBookでした。お値段は20数万円。よく考えたら私が買ったPCの中で最も高価なマシンです。メモリは16MB→32MBにし、HDDは500MBです。Windows95をBXに入れた後だというのに、結構な出費でした。今考えると、学生時代に買ったPC関連の予算は軽く100万を超えていたんじゃないかと思います。当時のバイト代をすべてつぎ込んでいました。

当時としてはめずらしいトラックパッドでした。確かパソコンとしてはじめてトラックパッドを使ったのはこの機種じゃなかったかと思ったのですが、かなり最初は違和感がありました。Nifty巡回用としてはもちろん、会社に就職してからも出張報告書の作成などに使いました。

またノートPCについて書こうかと思いますが、これは私の買った中で最も長寿命のノートでした。今でもまだ使えます(内臓電池は死んでおり、起動すると時計は1904年1月1日午前0時になりますが)。

さて、私の買ったMacはこれだけではありませんで、こんなのもあります。

Lc これはMacintosh LCで、Low Costの略でしたか、とにかく安い機種として販売されていたものです。ジャンク屋で3000円ほど。メモリ4MB、HDDは40MB。

Mac2 上にBXが乗っていますが、下にあるのがMacintoshⅡで、こちらもジャンク屋で4000円ほど。どうやらどこかの企業で使われていたらしく、内臓の20MB HDDには経理関係の情報が残っていました。今なら大問題ですね。ジャンク屋の但し書きに「内臓のHDDからは起動できません」とありましたが、そのとおりでFDDから起動しました。ちなみにHDD自体は読めました。

Mac_plus さらに極めつけはこのMacintosh Plusです。こちらは今でもうちにあります。ちゃんと起動できます。Macというと、起動音が「ぽーん」というらしいと聞いていましたが、ColorClassicやPowerBook5300は「じゃーん」だったので、ほんまかいなと思っていたら、こいつはちゃんと「ぽーん」と起動します。

CPUや電源にファンがなく、FDDのアクセス音だけが響くという、結構すごいマシンです。起動してからちょっとたって上面を触ると、熱気が上がってくるのがよくわかります。昔こいつように外付けファンがあったそうですが、納得です。

ちなみにこのPlus、色は白です。どうやら後期型らしいとのことです。

今ではすっかりWindowsの人ですが、こうした思い出もあって、そろそろ久しぶりにMacでも買ってみるかとか思ったりします。

98シリーズ

Pc9801bx 2代目のパソコンはPC-9801BXという、NECの98シリーズです。

ちなみに写真が白黒なのは、昔Macにつなげて使うConnectix社のQuickCamで撮影したためで、これ以外の写真が現存しないからです。

ちょうど大学に入った頃で、Windows3.1が出ようとしている頃でした。とはいえ、当初HDDもなかったので、しばらくMS-DOSで使っていました。

この頃はパソコンといえば98のことをさすほど、NECの全盛時代でした。DOS/V機もありましたが、まだそれほどメジャーでもなく、あとはエプソンの98互換機、FM-TOWNSがあるくらいでした。X1の後継であるX68000シリーズは、X68030が出たくらいでしょうか。

CPUは486SX/20MHzという、当時としてもそれほど高性能とはいえないスペックでした。このBXと同時期に9821なるシリーズがでてきました。98といえば640×400の解像度でしたが、この9821シリーズは標準で640×480のVGAサイズが表示可能で、早い話がWindowsを意識した機種です。そのせいか、9801より9821シリーズばかりクローズアップされており、BXは「パソコンの初心者が使う機種」や「ローコストでMS-DOSを使う人向け」などと雑誌では紹介されている始末です。

たしかに標準でPCM音源もついていないため、こう書かれても仕方がないですが、それでも20万円はかかったパソコンなので、決して安くはありません。実際使ってみるとWindows3.1でも十分使えました。その後HDDを320MB、CD-ROM、PCM音源、グラフィックアクセラレータ(今で言うビデオボード)、CPUアクセラレータ(486SX/20MHzから486DX 40MHzまで性能アップ)を買い、結局Windows95までインストールして使いました。

9821は当時30~40万円はしましたから当然いいのは当たり前で、でも投資に見合うだけの効果があったとは今でも思いません。なぜなら9801BXでも拡張していってWindows95時代まで使い続けられたわけですし、その拡張に要した金額はどう見積もっても10万はいっていません。結局BXを買っていたほうがよかったと思っています。あのころ9821を買った人たちも、結局HDD、CD-ROMドライブは買い足さないといけなかったはずなので、投資額はそれほど変わらなかったでしょう。

いまだにパソコン雑誌を読むと、相変わらず「大艦巨砲主義」がはびこっているようで、やれ最新の3Dゲームを動かすのはこのグラフィックボードが必要だの、HDDは1TBの時代になっただの、Core2Duoのベンチマーク結果ではどうのこうのと、高性能の必要性ばかり訴えています。

私の職場では確かにこれくらいの高性能PCがないとやってられません。32ビットOSでは4GBまでしかメモリが使えないため、使えないソフトがあります。でもこれは車にたとえると「バス」や「トラック」のようなもので、一般人には必要ありません。3Dゲームを動かすのに十分な性能のPCといわれるものも、300馬力のスポーツカーようなもので、別にそんなの必要ないという人のほうが大勢です。

車雑誌を読むと、雑誌により差はあるものの、軽自動車から高級車まで幅広く扱っていますし、旧車専門の雑誌もあるくらいです。振り返ってパソコン雑誌をみると、Core2Duo一辺倒です。別にCeleronでも、一世代前のPentium4でも3でも十分な人がいて、その人向けに記事を書こうという雑誌はほとんどありません。最近パソコン誌の廃刊・休刊が相次いでいますが、こうしたユーザーの声にこたえていないためではないからでしょう。

よく会社の人からパソコンで何を買ったらいいかを聞かれます。使い道を聞いて見ると、たいていメール、ネットサーフィン、動画編集で、ゲームという人はほとんど皆無です。ゲームはゲーム機でやるんだそうで、Wii、DS、PS2 & 3で間に合ってしまいます。動画編集だけはさすがに重いのですが、それでも最近のCeleronは十分な性能を持っており、そこそこ安いのを薦めています。セカンドマシンでいいのは何かと聞かれたらEeePCを薦めています。

余談ですが、古いマシン関連の本をこれまでに何冊か買いましたが、そのひとつとしてこれをお勧めします。アスキーの本は中身が濃いので、当時の時代背景がよくわかります。本当はパソコン誌としての月刊アスキー最終号が結構お勧めですが、さすがにもうありませんね。

もう一冊、(株)ダイアプレスから出ていた「懐かしのPC9801&8801完全制覇」という本もお勧めです。エミュレータを紹介している本ですが、当時の状況も載せられています。本の題名は9801/8801ですが、FM-7/77、X1、MSXあたりのメジャーなのはもちろん、X68000、FM-TOWNSといった比較的新しい機種やMZ-700や東芝のPASOPIA7などといったマイナー機種やそのエミュレータまで紹介されています。いやはやこんなマイナー機種のエミュレータなんて存在するんですね。本当に驚かされます。

2008年3月21日 (金)

内臓型DVDドライブでの起動2

機能トライした内臓型DVDドライブでの起動ですが、今日は別のドライブに変えてやってみました。が、起動しません。

というわけでドライブではなく、ケーブルに問題があるのではと思い、HDDをつないで見ましたが、こちらはあっさりと認識されました。

いろいろやってみたのですが、さっぱりわかりません。しばらく原因を探ってみます。最初に一度だけ起動できたのはなんだったのか、ともかく315円ドライブはもしかしたら壊れてはいないかもしれません。こちらもデスクトップを使って確認するつもりです。

2008年3月20日 (木)

内臓型DVDドライブでの起動1

価格.comで見たのですが、デスクトップ内蔵型のDVDドライブをUSB-IDE変換コネクタにつないでやるとブート可能ドライブになるという情報を見ました。確かにUSB接続のDVDドライブからはブートできるので、可能だろうなあとは思いましたが、なかなか実行してみませんでした。

EeePC用にDVDドライブが欲しいとは思いますが、リカバリディスクを使うときくらいしかいらないのでわざわざお金を出してまではいりません。

Dsc00901 ちなみにUSB-IDE変換コネクタはすでに持っています。デスクトップのドライブを買い換えたときに古いドライブからの引越し用に購入しました。値段はだいたい1500円くらいです。ちなみに、さすがにデスクトップ用ドライブをバスパワーでは動かせないので、ACアダプタもついています。

これにDVDドライブをつけてしまえばいいので、デスクトップからDVDドライブを引っこ抜けば実験は可能なのですが、面倒くさいのでほったらかしでした。ところが昨日HARD OFFへいったらこんなのが売っていました。

Dsc00903 DVD-ROMドライブです。値段は税込み315円。ジャンク品です。早速購入しました。

これくらい素性の怪しいドライブでも起動できれば、もうどんなドライブでも大丈夫というくらい胡散臭さ満点の代物です。早速実験に取り掛かります。

Dsc00904 さてはじめにEeePC側でUSB接続機器から起動できるよう設定する必要があります。起動画面のときにF2キーを押すと左のような画面に入ります。

Dsc00905 カーソルキーで「BOOT」のタグを選択すると、「Boot Device Priority」を選んでEnterを押します。「1st Boot Device」でEnterを押すと「USB:~」というのを選択します。ここで知ったのですが、今回買ったドライブはどうやら東芝製らしいです。

Dsc00909 ESCキーを押すと前の画面に戻るので、ここでカーソルキーをつかって「Exit」を選択。「Save Configration~」で「OK」を選んでやると再起動します。

Dsc00902 起動ディスクとしてEeePCに付属するリカバリディスクを使いました。これCD-ROMではなくDVD-ROMであることに注意してください。わざわざDVDドライブを買ったのにはEeePCのリカバリディスクがDVD-ROMだったからです。

挿入して起動すると、なんと起動しました!!リカバリしますか?みたいな画面がでてきて起動したことを確認しました。

本当にしたんです。ただしカメラにとる前に夕飯を済ませてしまおうと電源を落としてしまいました。再度起動させたところ、まったく起動しません。おかげで起動画面をカメラに収めそびってしまいました。

Dsc00907 Windows上からは(E:)ドライブとしては認識されるのですが、ダブルクリックするとフリーズしてしまいます。どうやら壊れてしまったようです。(ちなみにF:はDAEMON Toolsで作った仮想ドライブです)

この後何度かトライしましたが、結局ドライブが直ることはありませんでした。

同じジャンクコーナーで、他のDVDドライブは1000~3000円の間ばかりだったので、ひとつだけ300円台なのでなんかあやしいなとは思いましたが、たった一回の起動で壊れるとはジオンのソーラレイばりの使えなさ、あえて言おう、カスであると!!

Dsc00912 実はうちのデスクトップには2台のDVDドライブがあります。しかも使っているのは上の1台のみ。だったらこれを使っていればただでできたのに・・・。というわけで近いうちに続編をお届けします。今度は起動画面を撮影します。

2008年3月19日 (水)

はじめてのパソコン

X1f_model20 私が中学生のとき、親に買ってもらったのがこのX1というパソコンです。これが私の人生を決定付けたといっても過言ではありません。

CPUはZ80 4MHz、メインメモリ64kB(VRAMやら含めても122kB)、FDDがもともと1台(5インチ2D)、後に増設して2ドライブとしました。ちなみに上に乗っているモニタはオリジナルではなく、ヤフオクで1800円で落札したものです。おかげでいまでも動作可能です。

シャープのテレビ事業部が作ったパソコンで、オリジナルのモニタはテレビにもなりました。パソコン画面のバックにテレビ画像を重ねる「スーパーインポーズ」という機能があり、ビデオのタイトルを作ることができました(といっても当時ビデオ機器は高くて手が出ませんでしたが)。

テレビは本体のスイッチのほかに、キーボードでも操作可能でしたが、リモコンはなく、遠隔操作しようとするとキーボードというありえないくらい巨大なリモコンを使用していました。しかも何かのキー(Ctrl?)+テンキーという組み合わせでの操作なので、チャンネルを切り替えるのに両手が必要という、なんともすごいパソコンです。

パソコンとしての機能は今とは比較にならないくらいしょぼいもので、BASIC(Hu-BASICというハドソンが作ったものが添付)でプログラムを組む以外はゲーム機と化していました。ザナドゥ、大戦略X1、信長の野望全国版をやりこんだのを記憶しています。フロッピードライブの音ですが、今のように「かちゃん」というかわいらしいものではなく、「がーっ、がーっ」という低い音を響かせていました。

受験生のころ、「大学への数学」という雑誌の問題を解いていたとき、数列の証明問題(次の数列式は○○の倍数となることを証明せよ、みたいな問題)を確認したくてプログラムを作りましたが、200個くらいの数字を出させるだけで3分くらいかかった記憶があります。アルゴリズムのまずさもありますが、今のPCなら「SUPERπ」の数百万桁の円周率を数分で解いてしまうことを考えると時代の格差を感じます。

当時はPC-8801が全盛時代で、ほかにFM-7/77や同じシャープでもパソコン事業部からでていたMZ-1500/2200/2500があり、PC-9801が高嶺の花という時代です。後にX1の後継としてX68000、26万色表示で騒がれたFM-77AV、98のその後の標準機となったPC-9801VM2など、今では考えられないくらい多種多様な規格がはびこる時代でした。

今の私はコンピュータシミュレーション系の仕事をしています。すべての原点はこのパソコンからはじまりました。たまに動かしては懐かしんでいます。

2008年3月18日 (火)

CLIE

ずっと書籍ばかりの話だったのでハードウェアの話もします。

SONYから以前CLIEというPDAが販売されていました。Palm OS機で、早い話が電子手帳です。私はCLIEを現在3台所有しています。

Dsc00877 もともとこの写真にあるTJ37というCLIEを所有していました。新品で購入し、29800円+税。動画再生機能とカメラ付というのがこの機種の特徴です。

ところが、この「カメラ付」というのが実は私にとって余計な機能で、会社にカメラ機能のついたものの持込が禁止されているため、そのままでは使えません。思い切ってカメラをつぶしました。

Dsc00879 裏側から見た写真です。本来こちらの面にカメラがついていますが、カメラ本体を先のとがったもので抉り取った上、安物の手帳の背表紙を切り取って貼り付けました。ぱっと見た目には普通の手帳です。

Dsc00876 実は同時期に、カメラ機能のない機種も売られていました。この写真のがそれで、TJ25です。ただこちらは動画・音楽再生機能がありません。本当はこの25と37の間の機種が欲しかったのですが、残念ながらSONYは出しませんでした(海外では出していたようです)。

結局、2年ほど使ったところでiPodを買って、動画再生機能がいらなくなりました。電池の寿命もきて(なにせ毎日充電していたので)、バッテリを交換しようかというときに中古のTJ-25を買い(9800円)、現在に至るというところです。

Dsc00878 ちなみに3台目はこの写真のNX70Vです。中古で9800円で買いましたが、ほとんど使っていません。さすがに動画再生、カメラ付(動画も撮影可)、高解像度でキーボード付と盛りだくさんですが、大きすぎて持ち歩く気にはなりません。しかし会社の忘年会などのような場所には持ち歩きやすく、同僚の乱交ぶりを撮影していたりします。またうちの子供が生まれたときにたまたまポケットに入れていたので、誕生直後の子供の写真をこれでとったという思い出もあります。

TJ25、37の時期にTH55という上位機種がありました。たいていの雑誌は25,37よりこのTH55ばかりを紹介していました。確かにいい機種ではあるんですが、私にとって値段も高く、大きすぎて使いにくいだけの機種でした。もっと手軽な25、37のほうを持ち上げておけばもう少しCLIEの寿命は長かったかもしれません。今のPC雑誌を見ていても思うのですが、高性能がすべてではないです。手ごろな値段、ちょうどいいサイズ・性能こそが求められていることをいい加減認識すべきでしょう。

徳川家康の座右の銘として知られている「過ぎたるは及ばざるが如し。及ばざるは過ぎたるに勝れり」という言葉があります。EeePCが売れているのがよい例です。

さて今現在はTJ25のみを使っています。予定表やアドレス帳を使うわけではなく、ただDocument to goというソフトでExcelファイルを開いて、小遣い帳をつけているだけですが、重宝しています。今のところこれの代わりになりそうなものがなく、iPod TouchでExcelの編集ができるようになれば乗り換えかなと思っています。

2008年3月17日 (月)

一年戦争

ガンダムチックなタイトルに変えた記念に、ガンダム関連の書籍の紹介です。

といってもあまり内容はガンダムと関係ないことが多く書かれている本です。

簡単に言ってしまうと、ガンダムのシーンに触れながら、軍隊とはなんぞや、戦争とはどういうものか、というのを解説した本です。

これで知ったのですが、”軍艦”とは”大佐が指揮をとる軍艦旗を掲げた船”だそうです。駆逐艦や潜水艦は厳密には軍艦とは言わないそうです。そういえば潜水艦や駆逐艦は少佐や中佐が艦長だったりします。銀河英雄伝説でもこの原則は守っていましたね。

このほかにも、後方支援(補給)だとか、小火器(銃など)などの説明や歴史的背景にも触れられています。戦車がなぜ”タンク”と呼ばれているかについてもちゃんと理由があるそうです(機密上の理由から、”ウォータタンク”と呼んでいたからだそうで)。

こうした知識の元にガンダムを見ると、なるほど確かに軍隊の原則にのっとって作られているのがよくわかります(モビルスーツは3機で1小隊としているみたいです)。”モビルスーツ”というのも、”タンク”のように、いかにも兵器と悟られないため偽装した名前のようにも見えます。

一方でホワイトベースの艦長が”少尉”だったり、少佐でありながら3隻の艦隊指揮をとったりしていたのは、一年戦争緒戦で多くの人材を失ったためやむをえずとられた措置のように描かれていたりします。

この著者の円道 祥之氏の本は、軍事のみならず、ガンダムなどアニメ系の知識も豊富で、中には「空想科学裁判」といった、法律系の著書もあります(さすがにこの本は弁護士の方を監修につけています)。

この本の続きとして、「兵器モビルスーツ」というのもあります。こちらは「一年戦争」の続編ですが、こちらもお勧めします。

タイトル変更

だんだん安物ではなくて、無駄なもの購入記のようになってきたので、タイトルを変更しました。

大して意味はありません。ただなんとなくです。

2008年3月16日 (日)

「ゼロ戦」でわかる失敗しない学

このブログの設立時の趣旨に反し、だんだん「役に立たないもの」購入記か、「変なもの」購入記になってきたようです。そのうち名前を変えるかもしれません。

さて、私はいわゆる”ゼロ戦”のことを零戦(れいせん)と読むようにしています。ゼロ戦とは戦後つけられた読み名で、少なくとも一級の資料には零戦と書かれているため、ビデオにせよ書籍にせよ”ゼロ戦”とかかれたものは買わないようにしています。

ところが唯一の例外がこの”「ゼロ戦」でわかる失敗しない学”です。出版社はなんと私の勧めているDVDを販売しているワックです。

なんとなく立ち読みして買ってしまったのですが、これが書店の歴史コーナーではなくビジネスコーナーに置かれていたのもそそられたひとつの理由です。

内容は結果論ばかりで、「○○すべきだった」「○○するほうがよかった」の文面ばかりで、それは今だから言えることだろうと突っ込みどころ満載です。しかしこの著者のすごいところは、そんな突っ込みどころ満載なのに引き込まれてしまう文章力です。

「ゼロ戦はもっと大型のエンジンを選択するべきだった」「B-25による東京初空襲はアメリカの事情を知っていれば事前に予測できた」と展開される結果論にも、今に通じる日本人の、日本社会の体質があげられています。縦割り行政、護送船団方式・・・などなど、当時の政治家を笑えない今の日本の実情に対して痛烈な批判を展開しています。

著者は以前長銀に勤めており、もうこの会社の先は長くないと飛び出したそうです。たしかにその後そのとおりになっているので、こうした結果論にも妙に納得してしまいます。

「トンデモ本の世界」を読んだ者として、これは「トンデモ本」の一種ではないかと思うのですが、それでも一読する価値のある本だと思います。

2008年3月15日 (土)

南部記念空軍

アメリカに、第2次世界大戦時の戦闘機などを収集・復元している「南部記念空軍」という団体があります。ここが年に一度行っているエアショーのDVDを紹介します。

http://www.web-wac.co.jp/video/as_19.html

(Amazonからは検索できなかったので、ワックの直リンです)

アメリカの団体だけあって、ほとんどがアメリカ軍機です。日本軍機、ドイツ軍機もわずかですがあります。エアショーの内容は真珠湾攻撃からノルマンディ上陸作戦、原爆投下までの第2次世界大戦の大きな戦いを紹介した内容になっています。ところどころスタントあり、現代機のエアショーありで盛りだくさんです。

真珠湾攻撃では零戦21型が数機登場しますが、よく見るとなんだか寸胴でおかしいと思ったらAT-6という機体を無理やり零戦チックにしたレプリカで、いきなり度肝を抜かれますが、ちゃんと本物も(復元機ですが)登場します。

南部記念空軍で特に珍しい機体はB-29”FiFi”でしょう。これで知ったんですが、飛行可能なB-29はこれ一機しかないそうです。米軍との交渉の末、実現したといってるところを見ると、軍事的な障害がりそうです。

面白かったのが、ジェットエンジンをのせた複葉機で、息子を機体上面にのせて振り回すというスタント飛行です。この機体、このDVDの特典映像にも出演してて、そちらではなんとジェットエンジンをつけたトラックとスピード勝負するという内容でした。

(このジェットトラックはディスカバリーチャンネルでも紹介されていて、名前はショックウェーブ、最高600km/h以上の世界最速トラックだそうです)

登場する機体の紹介では、単に機種名だけでなく、その機体がどのようなめぐりあわせで南部記念空軍に来たかという話もあって、なかなか見所です。

ワックの他のDVD同様お値段は3990円。飛行機にあまり興味のなかったうちの妻が見て「おもしろい」といわせた作品だけに、買って見る価値は高いのではないでしょうか。

月着陸はあったんだ!

私はよく「トンデモ本」シリーズを買って読んでいます。その作者集団である「と学会」の手によって書かれた本で、「人類の月着陸はあったんだ論」を紹介します。

ちょっと前に「アポロの月着陸は捏造だった」というばかげた話が世間を騒がしたことがありました。このときいろんなテレビ局でこの月着陸捏造論がでてきましたが、そこにも出てきた「月面の飛行士たちの映像を倍速すると地球上での動きになる」だの「月面で撮影した写真は影が何本かある(つまり複数の撮影用ライトで照らしていた)」といった捏造説者の根拠を、この本ではひとつひとつ反論しています。

この手の科学的な話を載せた本は読みにくいものが多いですが、この本に限らずと学会の書籍は割合わかりやすく書かれています(ちょっとマニアックな話も多いですが)。

この本の題名は、月面着陸捏造説を唱える「人類の月面着陸はなかったろう論(以下たろ論)」に対抗してつけているそうです。内容も「たろ論」に対する反論が多くを割いています。「たろ論」の中身は、静止衛星を知らなかったり、スペースシャトルの役割を知らなかったり・・・などなど、ずいぶんレベルの低い話まで懇切丁寧に斬っていきます。

この捏造説の歴史も載せられています。アポロ計画当時の1969年~70年代はあまりなく、記憶の薄れ始めた頃からでてきているそうです。本当に捏造なら、むしろ70年代前半にでてきてもよさそうなものですが。

「あんな小さい月着陸船で月面から離陸できるわけがない」という話がありますが、これについても説明がされています。その終わりのほうで「直感を信じてはいけない」と著者はなげかけています。見た目や直感に反するからといって、科学的検証なしにその印象を信じてはいけない、事実は直感に反することは多いものだと結んでいます。まったくそのとおりです。

2足歩行ザク(動画)

@niftyにビデオ投稿するところがあったので、ザクの動画を登録しました。

YouTubeをみてもこのザクの動画が見つけられなかったので、1年位前に撮った動画ですが、自分のを公開します。

ただし、よく見るとわかるのですが、ザクマシンガンが正しくつけられていません。手でささえているだけですので、斜めに持っています。実際には胴体に埋め込まれているのですが、この動画を取ったときはザクの本体とマシンガンをばらして保存していたときなのでこのようになりました。一戸建てを買って引っ越したので、ザクの置き場が広くなり、今はちゃんと胴体付けになっています。

もうひとつ気になるところは、足のすねの辺りの部品の合いが悪いことです。これは当時がんばってあわせようとしましたが、だめでした。

ちなみにザクマシンガンですが、命中精度はぜんぜんありません。CCDカメラの映像中央で狙いを定めてもあさっての方向に飛んでいきます。初速が足りないらしく、射程はせいぜい3メートル、何とか当たるのは1メートル以内です。今考えるとずいぶん危険なアイテムを持つおもちゃですが、当たらなければどうという事はない!です。

2008年3月14日 (金)

現存零戦図鑑

この本は本当に資料価値が高いです。零式艦上戦闘機について知りたければ是非手に入れておきたい一冊です。

通称ゼロ戦、正式には零式艦上戦闘機(零戦)関連の書籍ですが、普通と違うのは、現存し、かつ飛行可能なものを中心に紹介している点です。これまではどちらかというと写真、それも当時の白黒写真の資料が中心の本がほとんどですが、こちらはカラー、しかもDVD付です。DVDでは、現存機のうち、2機が紹介されており、そのうち一機はオリジナルの栄21型エンジンを搭載しています。

これを見るまで知らなかったのですが、飛行可能な零戦で、当時のエンジンをつけているのはたったの1機しかないということです。

DVDの映像ソースはWACという出版関係の会社が製作したDVDで、付属のDVDに作品が紹介されています。

・ワック株式会社

http://www.web-wac.co.jp/index.html

零戦ひとつとっても、この会社のDVDは一貫して「”ゼロ戦”とは戦後つけられた愛称であり、正式には零式艦上戦闘機、零戦」と説明していたりして、細かいところまで正確な情報にこだわっているのがよくわかります。うちの妻もこれを見て「ゼロ戦」とはいわなくなりました。

零戦以外にもたくさんDVDがあります。現存零戦図鑑のDVDで紹介されていた作品をいくつか買いましたので、おいおい紹介していきますが、今日はそのひとつを紹介します。

「零戦52」

プレーンズ オブ フェイムという博物館が所有する、世界で唯一のオリジナルエンジン 栄21型を搭載する現存機の紹介です。星型14気筒エンジンサウンドがなんともよいです。これまでいくつか零戦関連のビデオをいくつか買いましたが、どれもはずれで落胆していましたが、3990円のDVDとは思えないくらいよいできです。資料価値はかなり高いです。ここで紹介される機体は、残念ながらコックピット内はオリジナルではなかったのですが、そこは三菱重工にあるオリジナルのコックピットを紹介して補っていました。

2足歩行ザク

6年前に買ったものです。

Dsc00886 テックロイド、いわゆる2足歩行ザクです。

「ザクとは違うのだよ、ザクとは!!」

とさんざんないわれるザクですが、ガンダム世代にとってははずせない存在です。

テックロイドシリーズはこの後ドムがでて終わってしまいましたが(確か)、いずれにせよ2足歩行はこれだけです。あえてシャア専用でなく、量産型を選択しました。

独身最後になにか役に立たないものを買ってやろうと、火縄銃をヤフオクで買うかこれにするか散々悩んで決めました。選択次第では、近所で行われる桶狭間祭りで鉄砲隊の一員となってたかもしれませんが、 どちらかというとセイラさんに「軟弱者!!」といわれそうな部類の人間になりはてました。

Dsc00888 さてこのザクの大きな特徴は、2足歩行すること以外に、CCDカメラを内蔵していることでしょう。

Dsc00892コントローラ中央にモニターがあります。

Dsc00893 ふたを開けるとこんな感じです。

あまり受信感度はよくないので、モニターを見るより直接見るほうが早いです。

 また、BB弾が打てます。ザクマシンガンに弾を込めて、レバーの先のスイッチを押して発射します。Dsc00894

ボタンにはセフティカバーがあり、本体背中にも安全スイッチがあって、誤射を防ぐしくみになっています。

Dsc00891 実はこのザク、擬似2足歩行で、すり足で歩いているのをローラーで足首を持ち上げて2足歩行に見せかけています。カメラに銃、受信機と上半身に重い装備をつけているのでやむおえないでしょうが。

最後にロボザックとツーショット。

Dsc00895いつかバンダイが本物の2足歩行ザクをつくることを願います。タカ○トミーと共同開発すればいいのに・・・と思わないでもないですが。

(ちなみにロボザックにザクの皮をつけるというのも考えましたが、諸問題により断念)

2008年3月12日 (水)

GM計数管

Dsc00873 さて、いきなりモバイルとは見えないものですが、一応携帯して使うものなので、紹介します。

これはガイガー・ミュラー(GM)カウンターと呼ばれるもので、早い話が放射線測定器です。名古屋 大須の第2アメ横ビルの1階で5000円位で買いました。

非常に見にくいですが、左側に銀色で上下が黒色のものが計数管本体です。これだけで値段の9割くらいのコストがかかっているそうです。

放射線測定といっても何Svとか被曝量がわかるのではなく、単に放射線が通過すると「ぴっ」となるくらいの代物です。普通の場所で使うと、大体1~2回/分程度しかなりません。

一度だけ30~100回/分鳴るところへ足を踏み入れましたが(^^);、たとえ原発のそばに行っても、こんなになるところはありません。

もし何らかの放射線漏れ事故などに遭遇したら、先に登場したロボザックにくくりつけて(カウント数は何らかの形で飛ばすようにして)、危険な箇所を探させるという使い方ができないかと考えたのですが、そもそもそんなやばい状況だと放射線の影響で精密機器は機能しなくなるそうです。(チェルノブイリ事故処理のロボットが何体かやられたそうです。)

役に立たないものですが、役に立たないまま終わってほしい機械です。

ロボザック

週間ロボザックという雑誌がデアゴスティーニから出ています。去年の1月から私も買っていました。年末の49号を持って本体が完成、今はさまざまな拡張をしている時期です。残念ながら、予算の関係で49号を持って定期購読をやめてしまいました。Dsc00874

我が家のロボザックです。

Dsc00875

オリジナルとの違いは、足の裏に百均で買った滑り止めシールがはってあるくらいです。

49号まででも毎週1990円(創刊号790円、途中CPUボードをつける号だけ4990円)で買い続けたので、総額99310円もかけてしまいました。

で、なんで「おもちゃ系」に分類しているかというと、正直子供を喜ばせる、周りの人に珍しがられること以外に役に立たないことです。何かの余興で使うには小さすぎるし、遠隔操作で何かするには今の自由度では足りないし・・・というところです。

2足歩行ロボットを手に入れるという夢をかなえてくれたデアゴスティーニには感謝しています。最近はタカラトミーからisobotという廉価な2足歩行ロボットも出ました。でも「高いだけのおもちゃ」を脱し切れていない気がします。

何か2足歩行ロボットが大きくブレークスルーするきっかけがないかとふと考えてしまいます。

ちなみに2足歩行ロボットに関する書籍はいろいろ出ていますが、

が結構わかりやすくていいです。近藤科学やJR PROPO、そしてロボザックの開発元であるHitec Multiplexも出てきます。参考までに。

トムとジェリー

今子供がトムとジェリーにはまっています。

DVDがよく書店などで売られていますが、一枚525円です。

特にこの3本が馬鹿受けでした。まさに泣く子も黙るトムとジェリーで、子供の機嫌が悪くぐずるときには最高です。何度もこれに助けられました。私以外でも同じ話を聞きます。

とうとうスカパーでカートゥーンネットワークを視聴して、トムとジェリーを撮りだめするまでになりました。

ちなみにトムとジェリーは全部で161話(1940年~1967年分、これ以降のシリーズ[テイルズなど]は除く)あります。このうち日本でTV放映したものは158話(3話未放映)。うちはいまのところ156話集めました。昔平日の夕方に放送していたのを思い出します。

タイトルはこちらのページにて紹介されています。「トムとジェリー」「全話」でググればすぐ見つかります。

http://www.asahi-net.or.jp/~jc7s-kbys/tj_ld.htm

暴力シーンが問題なのか、最近は地上波での放送はなくなり、カートゥーンネットワークでも放送前に「原作のまま放送します」みたいな意味深な注意事項がでてきます。確かにいじめあり、差別的な表現ありのところはありますが、私ら子供時代にこれを見てなにか問題があったかというとそんなことはなく、むしろ臭いものには蓋という今の時代のほうが殺伐としているように思えてなりません。

2008年3月11日 (火)

EeePC関連情報入手先

EeePC関連の情報は、今のところ以下のWebページから仕入れています。

(1) engadget japanese

http://japanese.engadget.com/tag/EeePC/

最新情報からちょっと怪しい?情報までいろいろ載せられています。早速新型(8.9インチ版)の情報が載っています。

(2) EeePC fan @Wiki

http://www13.atwiki.jp/eeepc_fan/pages/1.html

EeePC関連のウィキペディアです。まだそれほど情報量が多いわけではありませんが、それなりに参考になります。

(3) 価格.comのEeePC口コミ情報

http://bbs.kakaku.com/bbs/00200916376/

価格.comのノートパソコン分野では依然1位のEeePCだけに、常に最新情報が入ってきます。特に在庫の情報は参考になります。素人からマニア受けの情報まで満遍なく載せられています。

個人的には(3)をよく見ています。ただ情報の更新が割と早いので、埋もれてしまわない用にこまめに見る必要がありますが。

2008年3月 9日 (日)

そもそもなんでEeePCを買ったか

うちにはデスクトップPC1台と、ノートが1台あります。昔はLibretto L2がありましたが、SONYのクリエ TJ-37を買ったときに売ってしまいました。

ところが子供が生まれて、なかなか昼間にインターネットをしたり、テレビを見たりとは行かなくなりました。寝静まってから枕元でと思い、とりあえず動画をTJ-37で見ていましたが、そのうちiPodでもVideo再生できるようになり、5G iPod 30GBを購入しました。

さてこうなってくるとインターネットもできないかとなり、中古で買ったPSPのブラウザで見るようになりましたが、制約が大きく使い物になりません。

そんなときiPod touchが発売、ネットも動画も見れるとあって、ボーナスで買おうと決めた矢先、EeePCが2月発売のニュースが飛び込んできました。

ふと頭をよぎったのが、昔はまったAge of EmpiresⅡが使えるということです。残念ながらtouchでエイジはできません。

また過去に仕事でPowerPointを使った発表をしたこともあり、公私でよく使うソフトがExcelなことから、これらをすべて使用でき、かつiPod touch並みの値段だったので買うことにしました。

WindowsXPが使えることがこれほど便利なことかと思い知らされました。といいつつもまだVistaには乗り換えようとは思いませんが。

EeePC内臓SSD空き容量増

モバイルPCとして安いことで有名なEee PCです。売れ行きは上々ですが、一般的な評価は「SSD容量が少なく、初心者には使いづらい」「一昔のPCだ」など散々です。そんなEeePCを実際にどこまで使えるのか試してみようと思います。
さてee PCを購入して一ヶ月がたちました。当初、Office2000(Excel、PowerPoint)とウィルス対策ソフト、QuickTime7をインストールしただけでしたが、この時点で残り200MBになりました。内臓SSDにもともと1.4GBしか空きがなかったのが問題で、容量を確保することにしました。以下のサイトを参考にしています。

http://www.4gamer.net/games/046/G004621/20080121031/#007

①「マイ コンピュータ」を右クリックして「プロパティ」を表示,「詳細設定」のタブを出して,「パフォーマンス」の「設定」を押す。「パフォーマンス オプション」の「詳細設定」タブの一番下にある「仮想メモリ」の変更ボタンをクリック
② 続いて「システムの復元」タブをクリック。「ディスク領域の使用」のスライダーを最小(200MB)にする。
③「C:\WINDOWS\SoftwareDistribution\Download」のフォルダを開く。この中身をすべて消す。(Update後はいらないファイルのため)
④ 「コントロールパネル」の「プログラムの追加と削除」で「Adobe Reader 8.1.0」を削除。

④で削除したAcrobat Readerの代わりに、http://www.foxitsoftware.com/pdf/reader_2/down_reader.htm

からFoxit Readerをダウンロードして使っています(http://www.foxitsoftware.com/addon/manual_download/fpdfcjk.zip を使って日本語化も実行)。

今のところこれで読めないPDFファイルはありません。

これでC:ドライブに1GBほど空き容量ができました。もっと空ける方法がありますが、システムが不安定になったりする恐れもあるので、ここらへんでやめておきます。

はじめに

どうも昔から私は安い方ばかり買っています。

iPodならTouchではなくnanoの4GBだったり、モバイルノートPCはEeePCを買ったりと、どちらかというと値段の低いほうを買っています。

でも特に困ることがないんです。工夫次第で1クラス上の商品と同等の使い方ができると思っています。しかしどの雑誌を読んでも、たいていこういう下のクラスの情報を載せてくれません。

安物買いは銭失いか、そうでもないのか。今まで買ってきたもの、これから買うであろうものも含めて載せていこうと思っています。

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