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2015年10月28日 (水)

スーパーコンピューターが一体どういう使われ方をしているのかを垣間見ることが出来る記事

「2位じゃダメなんですか!?」というダメ議員の発言はおいといても、スパコンの使われ方があまり知られていないのは事実です。

そんなスパコンの活用法を垣間見ることが出来る記事が出てました。

スーパーコンピューターはどのようにして7億人分の穀物を荒らす害虫駆除に役立っているのか - GIGAZINE

通常スパコンの活用法というと、流体・構造計算用、分子動力学による化学現象解明、気象現象シミュレーションなどを考えるものですが、こちらはなんと”害虫駆除”です。

キャッサバに寄生し、農薬耐性をもってしまった”コナジラミ”という虫を駆除するため、10の27乗個ものパターン解析を行いどの地域にどんなコナジラミが生息しているのかをマッピングすることが出来たようです。これで地域ごとに存在するコナジラミに対し駆除方法を特定できるため、駆除に対し非常に有効な手段を得られる見込みのようです。

私も計算屋の端くれですが、こんな活用法があるとは知りませんでした。

ただでさえ構造・流体計算などよく使われる計算手法でも計算機不足に陥っているというのに、こんな分野まで計算機を必要とするものが存在するとなると、やっぱり「2位じゃダメ」なんですよね。

このキャッサバの被害を減らすことで7億人分の穀物が救われると試算されてるそうですが、こういう活用法もあるということでよりスパコンへの理解が進むといいですよね。

スパコンを知る: その基礎から最新の動向まで

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数値解析系」カテゴリの記事

コメント

私的にもどっちかというと世界一を目標に
しているのはどうかと思う部分がありました。
レ○ホーさんは直球過ぎですけど(w

例え第二位でも発熱が少ないとかコストパフォーマンスが
良いとか、そういうのが日本人の得意分野だと
思うのです。

こんにちは、mokekyoさん。

京は計算能力の割に省電力です。理論速度に対する実行速度が高く、9割以上と言われてます(通常8割程度、中華スパコンは6割)。

実態を言えば、今でも足りないようですね、京の計算能力。利用には事前予約が入りますが、結構待たされてると聞きます。

実績としては、例えば新薬の開発に必要な解析が半年で行えたり(普通にやると3年以上かかるそうで)、地震発生から津波の予測、浸水状況までを10分で解析できるシステムを構築したり、自転車に乗った人が車にひかれた際の挙動解析から、万一の時に歩行者・自転車に優しい車両開発に活かされたりしております。

ちなみに中華スパコンの実績をほとんど聞きませんが、ハードを作るのに一生懸命過ぎて、肝心なソフトに投資しなかったために、よほどのプログラミング技術のある人以外はうまく使えるシステムではなくなってしまってるようです。らしいといえばらしい結果ですね。

>京のパフォーマンス
既に日本のお家芸を駆使されていたんですね。
ステキですねぇ、そして、運用されてからの評判が
しっかり作られている感じがしてれ○ほーさんも
納得してくれるでしょう。つか、もう言わないか(w

>中華スパコン
まさにソフトが無ければただの箱ですね。

中国国内で運用されているスパコンでもトップクラスのものは、米国企業が製造して直接システム構築したものなので、どちらかというと運用に関する思想が異なる、というべきかもしれません(コンパイラーを含むソフトウエア開発で苦労するのは、この世界共通のお約束ですんで)
軍事用の弾道計算はもともとソ連製のシステムから出発して、現在は一応ロシアの手を借りながらも独自のシステムで運用しているようですが、民生用で米国の輸出規制に抵触しない範囲のコンピューターシステムはアップデートも含め、以前から米国メーカーがセットアップを行っています

地方の自治体(中国だと地方政府)が独自に災害対策のハザードマップを大学と共同で作成したり、民間企業(国営企業)が創薬に利用したり、気象予測シミュレーションのために政府機関(共産党政府)が活用したりという、先進諸国で当たり前のように研究していることを、かの国で行っているかというと疑問(論文の数は多いのですが…)なわけで、国民(人民)生活向上のために使われていない以上、国際的に喧伝できるような実績もないということだと思います
まぁ、だからこそ中国がTPPに入ることなどできないと、専門家が言うわけでしょうね

こんにちは、マジック144点灯さん。

出所がわからなくて申し訳ありませんが、以前天河1号あたりで実際の2割程度しか性能を発揮できていないというニュースがありました。

というのもGPGPUを使って性能を上げたものの、そのGPGPUを活用したアプリがないため本領を発揮できない、という話だったと思います。

この問題、スパコン用に使われている多くのメジャーなソフトウェアでもいえることで、未だにGPGPU、Xeon Phiといったコプロセッサに最適化されたアプリが少なくて、なかなかコプロセッサ搭載マシンが普及していないようです。

私のところでも使っているLS-DYNAもまさにそれですね・・・これを京以外で使おうとすると、本領を発揮できないのが現状です。

ただ東工大のGPGPUスパコン(登場時は世界4位)は使われるソフトを想定して開発したらしいです。学術分野だと既にコプロセッサを使ったアプリは一般的になりつつあるみたいです。あとは商用ソフトがどう対応していくか、ですが。

などと書きましたが、かの国ですから実は尖○諸島奪取作戦の立案に活用している、なんて落ちがあるかもしれません。見えない成果は挙げられているかもしれませんね。

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