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2014年1月29日 (水)

Macintosh Plusを久しぶりに出してみた

iFixitがMac 30周年記念に分解してみたのに刺激されて、うちでもMacintosh Plusを出してみました。

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このMac、今でも充分通用するデザインだと思いますね。

初代Macである128kや512kはメモリ増設が不可能。この3代目MacであるPlusからメモリ増設が可能になりました。

カーソルキーやテンキーもついており、メモリをMAXの4MBまで増設すれば漢字Talk 7までは動作できたため、68kMacとしては製品寿命も長いMacだったようです。iPhoneに例えるなら、iPhone 3GSか4あたりといったところでしょうか。

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まず背面をチェック。今と変わらないAppleマークと共に”Macintoth Plus”という文字が見えます。

なお、”Macintosh”とはりんごの品種の一つだそうです。

実はMacの前に”Lisa”というコンピューターがあったんですが、あまりに高価でほとんど売れなかったというものだったそうで。

どんなコンピューターだったかというのは以下のブログに出ております。

Old Apple World: Lisa

なんとまだ動くLisaがあったとは・・・私は大須のとある店で非売品が展示されてるのを見たことがあるくらいです。

このLisaの失敗を受けてスリムダウンしたのがMac 128k、その後のMacにつながるヒット商品となったわけです。

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ちょっと下に目をやると、各種コネクターが。

左から順に、イヤホンジャック、マウスコネクター、FDDコネクター、SCSIインターフェース、プリンター用とモデム用のシリアルコネクターです。

この時代、まだSCSIは珍しいインターフェースでしたが、その後しばらくPCで使われたSCSIをこのPlusは持っていたため、結構いろいろな周辺機器(HDD、Zipドライブ、CD-ROMドライブなど)をつなぐことが出来ました。

なお、このシリアルコネクターを2台以上のMacとつないでファイルをやり取りすることが可能。

PowerPCになったPowerBook 5300とこのMac Plusをつないで通信したこともあります。

かなり時代の先を行ってたコンピューター、それがMac Plusです。

ただ1986年に発売された当時、日本では80万円近い金額だったそうです。いくら先進的とはいえ、白黒モニターの小型コンピューターに80万円。

その後値下がりして、色もベージュから白になった後期型が登場。ある程度売れたようです。ちなみにうちのPlusは後期型なんですが、経年劣化で色がすっかりベージュになってしまいました。

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ところで、本体後ろに時計などで使うための電池がついてるんですが。

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一見、単3電池に見えますが、ぜんぜん違う電池です。どうやらLi電池で4.5Vのもの。

もうずいぶん昔に死んでしまいましたが、購入するすべがなく今に至ります。

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当時のMacの前面につけられるAppleマークは、こんな感じの7色カラーでした。

ジョブス氏が1998年、Appleに復帰して以降、今の一色マークになりました。

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キーボードです。

Mac 128kではテンキーとカーソルキーがない仕様でしたが、さすがに不便と感じる人が多かったのか、このPlusではついております。

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このキーボードと本体につなぐケーブルはこれ。

まるで電話線の4芯コネクターのようですが、実際モジュラーケーブルで代用できました(ただし2芯ではなく4芯のみ)。

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いまじゃ見かけないマウスコネクターです。まるでシリアルコネクター。

オールドMacファンに人気の角マウスがありますが、こいつが本当に最初のMac用マウスです。

このころからボタンは一つだったんですよね。

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さて全部つないで早速起動してみます。

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ポーンという音と共に、うっすらとブラウン管が点灯します。

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起動してます。

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起動完了。

最低限のシステムのため、ソフトも何も入ってませんが。

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いまどきにしてはずいぶんと重いマウスです。

でもそのおかげか安っぽさは感じませんね。

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フロッピーを開いてみました。

たったこれだけしか入ってません。

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他にはコントロールパネルしか入ってません。

Zipドライブ用のMac Plus用の起動ディスクが見つからないため、あまりいい起動ディスクではありませんね。

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画面の大きさがほぼ同じの初代iPadと比べてみました。

ずいぶん時代が異なる2台ですが、どちらも共通してることはすっきりとした無駄のないデザインということ。

やはりどちらもジョブスの生み出した製品です。

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システムを終了するとこんな画面が。

いまどきのPCのように自分で電源を落としてくれるわけではありません。この状態で後ろの電源スイッチをバシッと切ります。

Macはシャットダウンで電源を落ちるようなる最初のパソコンでしたが、それはこのPlusよりしばらく後のMacからです。

以前撮影したMac Plusの起動・終了の様子のYouTube動画を貼り付けて起きます。

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さて、今度は本体をあけてみます。

Macのネジは”いじりねじ”という特殊なネジのため、普通のドライバーではまわせません。

今のiPhoneも同じ形状で、これを小さくしたネジを使ってますね。

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昔、工具屋さんをめぐってようやく見つけたこのドライバーで開けることが出来ます。

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最も回しづらいのはここにあるネジ。

このドライバーが長いのは、このネジを取るためです。

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こんなところにもネジがあります。電池の蓋をかぶせてると見落としてしまいますね。

コネクター類の上にある2本と合わせ、計5本のネジをはずします。

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本体側面にあるリセットスイッチを取らないと、本体があけられません。これも引っこ抜いておきます。

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さて、いよいよ御開帳。

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古風で小さなブラウン管と基板類が見えてまいりました。

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なお、先ほど取り除いた本体カバーの裏にはよーく見ると何人かのサインが書かれています。

赤丸で囲ったあたりに”Steve Jobs”の名前が彫られてますが・・・見えませんね。

右下の方にウォズニアックのサインもあるそうです。

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側面にある基板の裏側はこの通り厚紙で覆ってあります。

なんだか燃えそうで怖いんですが、大丈夫なようです。

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マザーボードは下面にありますが、この通りそのままではちゃんと見えませんね 。

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というわけで、コネクター類を引っこ抜いてマザーボードを取り出すことに。

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本体を倒して、マザーボードを引っこ抜いてます。

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これがMac Plusのマザーボード部分。

ちょっと前に紹介したX1Fの中身もそうですが、この時代のパソコンはCPUファンというものがありません。

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中央にあるモトローラマークの付いた半導体がこのMac Plusの心臓部である68000です。

セガのアフターバーナー世代の方なら、こいつが当時どれくらいすごい性能だったかをよくご存知なはずです(アフターバーナーには2個の68000を使用してたそうな)。

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そのCPUの上には4枚のメモリが挿さってます。1枚あたり1MB。

標準では1MBなMac Plusですが、この通り最大4MBまで増設可能でした。

ただこのメモリ、現在の自作PCのようにただ挿せば使えたわけではなく、マザボ上のどこかの配線を切るなどの細工をしないといけない仕様らしく、メモリ増設はちょっと一般人にはハードルが高いものだったらしいです。

さすがに高価なMac Plusゆえに、この作業を専門店などでやってもらった人が多かったそうな。

まだまだちゃんと動作します。こちらも可能な限り動態保存しておきたいものです。

ワイヤレス角マウス CU-KAKU1

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コメント

この時代のは電池切れてても起動できたんですね。
私が初めて触れたMacは、当時の勤め先に鎮座していたQuadra700と、同840AVでした。
でもって個人でも使いたくなって購入したのがLC630でして、いずれも内蔵バッテリーが切れると、起動自体出来なかった覚えが有ります。

こんにちは、緋呂々さん。

Powerbook 5300csも持っており、あちらも既に電池が切れてて、1904年1月1日になってしまいますが、起動はしますね。普通電池切れだとBIOSが立ち上がらないので起動しなくなりそうなものですが、いろいろ仕組みが随分違うような気がします。

Quadra 700の中古がすごく欲しかったんですが、とうとう入手することなく今に至ります。あの筐体を使った自作PCが作られたほど、今でも人気のあるデザインですね。

Mac Plus用の電池ならココで扱われてますよ。
Mac Plus PRAM Battery 1800円
http://www.kadenken.com/shopdetail/000000000306/ct49/page1/order/

こんにちは、ライさん。

あの電池、まだ手に入るんですね。ありがとうございます。今度買ってみます。

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