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2011年6月 5日 (日)

電子書籍版「ニュートン」買ってみた

なんとなく「ニュートン」買ってみました

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一応この辺の話は大学で習ったはずなのですが、すっかりデジ・ガジェ三昧で知識がすっかり抜けてしまったため、再勉強でもしようかと。

言葉や数式より図解による説明が何とも分かりやすいニュートン。

この件に関してもわかりやすいですね。

さて、そんなニュートンをぱらぱら見ていたらこんなページを発見。

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ニュートンの電子書籍」だそうです。iOS版

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図解こそ命のニュートンですから、画面のでかいiPadで読むことをお勧めしています。

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ということで、iPadで電子書籍版ニュートンを買ってみました。

こうして並べると、たしかにiPad版を進める理由がわかります。

買ったタイトルは”E=mc^2”。

俗に”悪魔の方程式”といわれる有名な相対性理論の方程式の一つです。

20110604_8_36_31

1905年にアインシュタインは5つの論文を出したそうです。

一番上の3月論文でノーベル賞を取ったのですが、今となってはその下の6月、9月論文もかなりすごい内容です。

核兵器や原子炉が作られる元となった理論が最後の”E=mc^2”なわけですが。

そもそもどうやってこの式を考え付いたのか?

まずはその前の「特殊相対性理論」から。

これは「光速不変の定理」を大前提とした理論。

例えば、右から左に光が飛んでいる場合、それを静止したところから見ているAさんには秒速30万キロという速度で見えます。

それを秒速10万キロというベン・ジョンソンもびっくりな速度で追っかけるBさんがいたとします。

常識的に考えたら、Bさんが見る光の速さは30万-10万=秒速20万キロとなるはず

・・・ですが、そんなBさんが見る光の速度もやはり30万キロ

じゃあ、AさんとBさんの何が違うのか?

それは”秒速”の”秒”の方が変わってるんじゃないかと。

つまりAさんがBさんを見たら、時間の進み方が遅くなってるんじゃないかと。

時間こそが相対的であり、光の速度を絶対ととらえたわけです。

その遅れっぷりを表した数式がこれ。

20110604_8_36_52

図解で、3平方の定理を使って導いてます。

このガンマ(γ)という係数分だけBさんの時間が遅れてるということを示しています。

さて今度はAさんがめちゃくちゃ早い箱に乗って、こんな実験を行ったとします。

20110604_8_42_32

箱の中で光を左右に飛ばします。

光といえどもエネルギーを持っているため、一方だけ飛ばせばめちゃくちゃ小さい力ながら反動を受けますが、このように左右に出せば”発光器”には反動が相殺されるはず。

これは静止するBさんから見ても同じはず・・・

20110604_8_42_39

とはいかず、このように光が斜めに走ってます。

つまり光の反動が後ろに働いていると見えるのがBさんの立場。

すると反動で”発光器”のスピードがAさんよりだんだん遅くなって見えるはず。

でも、それだとAさんから”発光器”が離れていくように見えるはず。

両者の見え方が矛盾するはずなのにそうはならない。

そこでアインシュタイン博士が考えたのは”発光器”の質量が減ってるんじゃないか

Bさんから見て後ろ向きに動かそうとするエネルギー分だけ質量を失ってるんじゃないかと考えたそうで。

言い換えれば、エネルギーと質量は等価だということになります。

わかったような、よくわからない説明です。

詳しくはこのニュートン”E=ms^2”という本をご覧ください。

しかしはっきりしていることは、アインシュタインという人の発想がぶっ飛んでることでしょう。

なにせ頭の中だけでこんな思考実験をやっちゃうんですから。大したものです。

そのうち重力とこの特殊相対性理論の矛盾点が出てきて、これを説明する”一般相対性理論”が生まれて理論が完成するわけです。

この論文を書いた当時のアインシュタインは「特許局の職員」だったそうです。

ある物理学者がこの論文の詳細を聞きにその特許局に訪れたのですが、あまりに普通の青年(当時20代)だったため、気づかなかったという逸話があるそうで。

そりゃ特許局内でラオウみたいにしゅわしゅわと気合を出してればすぐにわかるんでしょうが、現実にそんなやつはいません。

天才は忘れたころにやってくる」といいますが(それは”天災”)、アインシュタインの場合はかなりセンセーショナルなデビューだったようですね。

よく「相対性理論は間違ってる」と書いてあるトンデモ本で、「アインシュタインが天才だから皆無理やり信じてるだけだ」なんて書いてあるのがありますが、それはとんでもない間違い。

東京都特許許可局の局員が突拍子もないことを言ったら無条件に信じるんですか?(私では舌をかみますこの言葉)。

並外れたことを言ってる人には普通あまり近づかないはずです。

さまざまな実験の結果、正しいことが証明されたから「アインシュタインは天才だ」ってことになったわけです。

トンデモさんの唱える原因と結果はですね。

同じく「相対論関連の実験はたった一回しか行っていない」という話がありますが。

現在では”相対性理論の結果”が日常で使われてます。

GPS衛星の時間補正や、今問題となっている原発だってその産物。

意外と身近なところで活躍する相対性理論です。E=mc^2が関わるのは原発くらいでしょうが。

話がかなり脱線しましたが、ニュートンは科学知識の正しい理解を得るにはなかなかいい雑誌です。

これだけの絵が描かれていて一冊1,000円というのはかなり良心的じゃないかと。

電子書籍に至っては一冊230円です。

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こんなにたくさんありますね。

まあ時々文章だらけでなにがなんだかわからないページも出てきますが。

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それにしてもこの雑誌、もう創刊30周年になるんですね。

最近理系離れがすすんでるそうです。

一方で日本は技術立国だったりします。

あまり政治家と経営者がちゃんとしてるとは言えない国ですから、技術くらいはしっかりしておきたいところ。

未来の日本を支えるため、ぜひニュートンには今後も頑張ってもらいたいですね。

Newton (ニュートン) 2011年 07月号 [雑誌]

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コメント

ニュートンは毎月購読していますが(最近は買うばかりであまり読んでいませんが)、電子書籍版は230円なんですね。
5年電子書籍版を購入するとiPadが買えてしまうと考えると……
フルカラーで、広告もほとんど無い雑誌ですし、印刷代だけでも結構負担がかかっているんでしょうね。
電子書籍の本来のあり方を見た気がします。
特にニュートンは手放しがたい雑誌ですから自炊も考えますが、手間と道具が必要で溜まる一方です。

ちなみに、昔の特許職員は非常に忙しくて、やめた後に民間の会社から引く手数多だったらしいと星新一氏のエッセイで読んだ記憶があります。コンピューター化が進んだ今はどうかわかりませんけどね。

こんにちは、haseosanさん。

電子書籍版のニュートンは、いわゆる”増刊号”のみのようですから、毎月は出てないみたいです。

しかも広告がいっさいありません、この電子書籍。35ページ中表紙と最後以外はすべて記事と図解。無駄がないですね。

特許検索システムを社内で利用することがありますが、なかなかすごいですね。特許の文章って漏れなく書くためかなり検索精度が高いです。

この検索システムがある分、昔よりは楽になってるでしょうが、その分出願数も増えてるので、今でも案外いい勝負なのかもしれません。

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